葬儀のプロ!「葬祭ディレクター1・2級資格取得」その試験内容とは|トピックスファロー

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2013年6月25日
葬儀のプロ!「葬祭ディレクター1・2級資格取得」その試験内容とは

責任をもって葬儀のサポートする葬祭ディレクター1級、2級の試験内容を紹介します。デリケートな仕事のため経験が重視される葬儀ディレクターは、葬儀社での実務経験が受験条件です。独立開業を目指すのであれば、信頼の証となる1級の資格取得を目指しましょう。

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人の役に立つ葬儀のスペシャリスト

棺

photo by Stephan Ridgway on flickr

欧米では葬儀を請け負う場合、ライセンスの取得を義務化している国もありますが、現在の日本では厚生労働省認定の民間資格、「葬儀ディレクター(フューネラル・ディレクター)」が存在しているものの、開業や葬儀に携わるにあたり、資格の取得は義務付けられていません。

しかし、葬儀業での実務経験が受験条件である「葬祭ディレクター」の資格を取得しているのとそうでない場合とでは、「あらゆる葬儀の知識を備え、滞りなく葬儀を進行させられる証」となる資格を取得している者のほうが、顧客等に与える安心・信頼感は大きく違うことでしょう。

人生の最期の舞台となる家族葬や密葬などの個人葬、社葬など、さまざまなパターンの葬儀をプランナーとして取り仕切り、人の役に立つ職業の「葬祭ディレクター」には、相応な知識と技術が求められます。

『冠婚葬祭業で働いているが、キャリアアップをしてもっと多くの場面で役に立ちたい』『独立開業したい』という目標があるならば、信頼の証となる1級資格の取得を目指しましょう。

1級と2級資格では仕事にどんな差があるの?

2級資格取得者は『2級葬祭ディレクター』と称され、個人葬しか請け負うスキルしか認定されませんが、1級資格取得者は『1級葬祭ディレクター』と称され、個人葬~社葬まですべての葬儀をプランニングする能力が認められます。

1級・2級資格とも、合格すると「葬祭ディレクター技能審査協会」から与えられる「葬祭ディレクター」のIDカードをつけて業務にあたることが可能なため、顧客に対しても技量を伝えることができます。

資格レベル

認められるスキル

1級

全ての葬儀における相談、会場設営、式典運営等の葬祭サービスの詳細な知識と技能

2級

個人葬における相談、会場設営、式典運営等の葬祭サービスの一般的な知識と技能

受験条件

1級

受験年9月30日現在、葬祭実務経験を5年以上有する者、 または2年以上前に2級合格後、2年以上実務経験を有する者。

2級

受験年9月30日現在、葬祭実務経験を2年以上有する者。

受験手数料(税込)

1級

53000円

2級

38000円

高額な受験手数料が必要になるため、ぜひとも一発合格を目指したいところですが、実務経験者であることが受験条件である割には近年の合格率が、1級で約60%、2級で約70%と合格に至らない人も多く、資格取得にあたっては深い知識と高い技術力が求められていることが分かります。

試験は年1回、毎年9月中旬に実施。

筆記試験

筆記試験は1級、2級によって難易度が違い、学科・実技筆記試験はマークシート方式で実施されます。

学科試験/制限時間50分100問(1級)、30分50問(2級)

さまざまな環境にある人の葬儀を請け負うため、宗教、法律、社会的環境、行政手続き、公衆衛生、遺族心理など、葬儀に関連する知識の有無が試されます。また、葬儀の仕事に携わるうえで、仕事の内容を正しく理解できているかも判定されます。

実技筆記試験/5問30分

アドバイス能力を評価するために行います。質問に対して要点を正確に理解し答えらえるか、正確な情報を適切に伝えられるか、サービス提供に必要な一般常識、マナーの基本の理解レベルを判定します。

実技試験

実技試験は1級、2級によって難易度が違い、採点は減点方式で服装やヘアスタイルなどの身だしなみ、立ち居振る舞いなども合否の判定に影響します。

幕張り装飾/制限時間7分間

自宅や寺院など、葬儀を執り行う会場にあわせた設営技術が試されます。
「幕張装飾技法」は伝統の式場装飾法であるため、葬儀ディレクターは十分な技量を必要とし、設営する段階でトラブルが生じたときでも速やかに対応できる処理能力も判定。

接遇/制限時間2分間

葬儀の打ち合わせのロールプレーイングを審査員の前で実施し、デリケートな心理状態の遺族に対するお悔みの気持ち、適切な言葉遣いや表現、態度、マナーを心がけながら必要な打ち合わせが出来ているか否かの判定をされます。

司会/制限時間6分間(1級)4分間(2級)

「自由課題」では、与えられた指定条件を式次第に取り入れて、まとまりのある文章を自分で考え適切に伝えられるか、「指定課題」では弔電等を一語たりとも間違うことなく正確に読みあげられるか、等が判定されます。

言葉の表現や葬儀進行の流れは宗教や宗派によって違いがあるため、適切なアナウンス対応や知識が求められます。

参考URL
葬祭ディレクター技能審査協会
http://www.sousai-director.jp/

勉強方法

学科対策は参考書や問題集を徹底的に解くことを繰り返して、知識をインプットすることです。

実技対策は職場の先輩方にも協力してもらい、幕張装飾や司会の練習などを実践して体で覚えることが、なによりも合格への近道につながります。

活用されている問題集

  • 「増補三訂 葬儀概論」(著:碑文谷 創 表現文化社発行、2011年6月刊行)10,000円
  • 「2013年度版葬祭ディレクター技能審査 模擬問題集」(表現文化社刊)2,000円 (接遇、司会、実技筆記試験の例題・解説、模擬問題も収録)

著者:加賀原まこ

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