マナーを学んで資格も取れる!
欧米での握手は、日本のお辞儀と同じ意味の役割をする、と言うのを皆さんご存知ですか。実は、男性と女性が握手をする場合、男性ではなく、先に女性が手を差し出すのがマナーだそうです。
初めて聞いた、という人もいたかもしれません。そもそもそいうマナーはどこで習うものでしょう?会社?それとも学校?教えてくれなきゃわからないよ、なんて思うかもしれませんが、実はマナーを教えてもらい、さらに資格の取得までできるものがあります。
今日は王道ビジネス系から、仕事や生活シーン、変り種の専門的なものなど、実は色々あるマナーの資格を紹介していきたいと思います。
秘書技能検定試験
公益財団法人実務技能検定協会が運営・実施する検定で、一般的には秘書検定といわれるビジネスマナーの定番の資格。1級・準1級を持っていれば就職に関してはかなり有望といわれています。職務知識や一般知識にあわせて、ファイリングや書類作成などの事務技能、細かな心遣いと冷静な判断力を併せ持った秘書としてのマナー技能が身につく資格です。
・合格率 :1級40%、準1級28%、2級50%、3級80%・試験日程:6月、11月 ※2級、3級は2月にも実施
・試験内容:1次試験 筆記、2次試験 面接試験
ビジネス実務マナー検定
財団法人実務技能検定協会が主催する検定試験。来客や電話応対、文書の作成などのあらゆるビジネスシーンで活用できるマナーの基礎が学べる資格。ビジネス実務の遂行力を上げるための技能検定になるため、一般的なビジネス技術が身に付きます。民間企業への就職を目指す学生の方、公務員への就職を考えている方など、すべてのビジネスマンに向けた資格になります。
・合格率 :1級 24%、2級 65%、3級 60%・試験内容:1級 筆記試験と面接試験、2級・3級 筆記試験
・試験日程:6月、11月
社会常識能力検定試験
ビジネスマンとして現代社会・組織を生きるための、一人の大人としてのビジネスマナーや常識、必要な心構えなど、人間関係を築くためのコミュニケーションスキルを認定するための資格。試験内容は社会常識、コミュニケーション、ビジネスマナーの3つからなり、基礎的な部分の底上げやスキルアップ等が学べます。就職活動中の学生、ビジネスマンの方の常識確認にはオススメの資格になります。
・合格率 :1級 40%、2級 55%、3級 60%・試験内容:筆記試験
・試験日程:1月、9月
レストランサービス技能士
レストランなどのウェイター、ウェイトレスやホテル経営者など、食事や飲料に関するサービスのスペシャリストとしてのマナー、技能を認定する資格になります。取得するには実務経験が必要になります。国家資格のためホテルのほか、レストランなどの飲食業界では高く評価されます。飲食業界で上のレベルを目指して行きたい人にはよい資格になります。
・合格率 :1級、2級、3級 ※未公開・試験内容:1級 筆記試験と実技試験、2級・3級 筆記試験
・試験日程:8月(学科試験)、10月~11月(実技試験)
接客サービスマナー検定
ビジネスマナーの知識や技能を判定する検定資格。エアライン・ホテル・ブライダル・医療・介護など、様々なビジネスシーンで一つ上のサービスを行うためのビジネスマナーや立ち振る舞いなど、高度な接客業務を行えるのを目的としています。民間試験ではありますが知名度がとても高く、エアライン業界だけでなく、サービス業をはじめとする業界への転職や就職の際に有利といわれています。
・合格率 :1級 15%、準1級 43%、2級 52%、3級 60%・試験内容:1級・準1級 筆記試験と面接試験、2級・3級 筆記試験
・試験日程:2、5、8、11月(筆記試験)、3、6、9、12月(面接試験)
ユニバーサルマナー検定
高齢者や障害者に対して、適切な知識の下、適切なサポートができるかを測定するマナー検定。高齢者化社会と言われている日本で、そのような思いやりは特別なものではなくひとつの「マナー」とも言われています。ユニバーサルマナーを身につけることで、多様な人々への応対スキルや知識の習得に繋げることができます。
・合格率 :2級、3級、準3級 ※未公開・試験内容:3級・準3級は講座受講により取得、2級 筆記試験と実技研修
・試験日程:月1回
インターネットにおけるルール&マナー検定
一般財団法人インターネット協会が実施している検定試験。安全・安心にインターネットを利用するためのルールとマナーの知識を身につけているか評価測定できるマナー検定。試験は自宅のWebブラウザ上で受験することができ、ネット等で調べながら解答することもできます。また履歴書等でも書く事もできます。ネットでの情報漏えいやSNS等のネットでのマナー違反などが騒がれる社会で、正しくインターネットができるという一つの目安な資格と言えます。
・試験日程:いつでも(インターネット上)・試験内容:筆記試験(インターネット上)
ドッグマナー検定
NPO法人日本ドッグマナー協会が実施しているマナー検定。愛犬家はもちろん犬を飼っていない方も共に、犬と暮らす上で意識すべきマナー、意識の向上と行動力を身に付けていただくことを目的としたドッグマナーの検定です。カフェやレストランなどお店でも迷うことなく、自信を持って利用する事ができますし、ペットを通して周りの人への気配りができる素敵な人になれること間違いなしです。
・合格率 :シルバーレベル、ゴールドレベル ※公表なし・試験日程:シルバーレベル(毎月1~11日)、ゴールドレベル(年2回)※開催日時はサイトなどにより案内
・試験内容:筆記試験
ビール検定
ビールの魅力を理解し、ビールの歴史、雑学、作り方など知ってもらう事を目的とした日本ビール文化研究会が実施している検定試験。ビアアドバイザーのような、ビールを提供する資格はとは異なるものの、ビールのマナーや楽しみ方などを理解することができます。
・合格率 :1級・2級・3級 ※公表なし・試験日程:9月
・試験内容:筆記試験
いかがでした、うーん。とにもかくにも、いろいろな資格があるのですね。ビジネスでも生活でも、ひとつ差をつけるという意味で一からマナーをマナんで(学んで)みるのはいかがでしょうか?