自分には関係ないと思ってる?白内障予防にサングラスを活用しよう!|トピックスファロー

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2015年5月22日
自分には関係ないと思ってる?白内障予防にサングラスを活用しよう!

早ければ40代から始まると言われる白内障。しかしその原因を知れば、おのずと、予防法も見えてきます。命に関わる病気ではないけれど、大切な目のことです。できることなら予防したいですよね。自分には関係ないと思っていたら、大間違いですよ。

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白内障は年齢を重ねれば誰でもなりうる病気なのです!

白内障という言葉を聞いて、『自分にはあんまり関係ない話だなあ~』とのんびり思っているあなた。それは大間違いですよ!白内障は加齢現象のひとつ。決して特別なものではなく、あなただって将来、かかる可能性があるのです。

目の疲れ

『でも、老後の話でしょう?それなら、まだまだ先の話よ』、と現実を見ないあなた!白内障は、早ければ40代で発症する人もいるのです。また、まれに10代でも発症するケースもあります。若年性白内障と呼ばれるものです。

年齢が高い人ほど発症する確率が高くなることは間違いないものの、白内障は決して特別な人がかかる病気ではなく、あなたも、あなたの身近な人でも、発症リスクは持っている、と言える病気なのです。

みんな、白内障についてどれくらい知ってる?

万人に発症リスクがある病気である割には、白内障の症状をよく知らない人が意外と多いようです。筆者が試しに20代から40代の友人や知人10人ほどに聞いてみたところ、

『白内障?うーん、物が見えにくくなるということしかわからない。』

というようなレベルの回答がほとんどでした。この答えでは、近視も老眼も白内障も緑内障も、すべてに当てはまりますよね。また、視界が白っぽくなると思っていたり、犬がかかりやすい病気だと思っていたり、病名が似ている緑内障と混同していたりして、結局きちんと白内障のことをわかっていた人は、一人もいませんでした。

筆者がたまたま、白内障についての知識がほとんどない人たちを取材したのだと考えることもできますが、筆者の感触では、おそらく彼・彼女たちのように、白内障について正しい知識を持っていない人は珍しくないのだと思います。

老眼

こんな症状が現れたら白内障かも?!

では、白内障の自覚症状にはどのようなものがあるのか、整理してみましょう。
・物がぼんやりして見える
・物がかすんで見える・視力が落ちる
・明るさによって見え方に違いがある

このような症状が、白内障の代表的なものです。また、テレビ番組などで白内障について説明している時に聞かれるのが、常に黄色がかったフィルターを通して物を見ているようなもの、という表現です。

フランスの著名な画家であるクロード・モネ(1840-1926)は、晩年、白内障を患いました。植物の睡蓮を好んで描いたモネですが、同じ場所で同じように睡蓮を描いた絵でも、白内障を発症する前と後では明らかに、色調も、花や葉の輪郭も違いが見えます。

症状が進んだ頃に描いた絵は、輪郭がぼんやりとしていますし、色調も黄色みを帯びたものになっています。これはまさに、黄色がかったフィルターを通して描画対象を見ていたために起きたことの表れなのです。

白内障を発症したら目にはどんな現象が起きているのか?

白内障を発症した目には、どのような現象が起きているのかを整理してみます。
・進行するにつれて、目の水晶体部分が白く濁ってくるため、視力が低下する。
・水晶体が濁るため、目に入った光が網膜まで届かなくなり、視界がぼやける。
・水晶体の濁りのせいで目に入った光が散乱し、まぶしさを感じる原因となる。
見えづらい

白内障はどうして起こるの?

白内障にもいくつかの種類がありますが、最も多いのが老人性白内障。その原因は、加齢です。他には、怪我によるもの、糖尿病などの病気によるもの、あるいは遺伝も原因として考えられます。

でも、見え方が変わるだけなら問題なんじゃないの?

『歳を重ねれば、身体のあちこちにガタがくるのは当然のこと。別に白内障になったとしても、見え方が変わるだけなら特に問題はないんじゃないの?』こんな考え方もあると思います。しかし、白内障を侮ってはいけません。世界の失明原因で最も多いのは、白内障なのだそうです。

『でも、進行した白内障でも、手術をすれば治るでしょ?』

はい、その通りです。医療レベルの高い日本では、白内障の手術を安心して受けることができる医療機関は、たくさんあります。

しかし、失敗もゼロではありません。また、手術が成功して元のようにはっきりと見えるようになっても、長い期間に渡って目薬によるケアが必要になったり、違和感が取れなかったりと、軽度とはいえ、不自由を伴うことも珍しくはないのです。

白内障にかからずに、あるいはあまり進行させずに生涯を終えることができるのなら、それに越したことはないでしょう。

始めるかどうかはあなた次第?!白内障予防にはサングラスを活用しよう

白内障が意外と身近で怖い病気だとわかっていただけたでしょうか。最後に誰でも簡単に始められる予防法を紹介します。キーアイテムは、サングラスです。

サングラスというと日本ではまだ、おしゃれアイテムと捉える傾向が強いかもしれません。真夏のビーチやプールサイドでしか使わないという方も、多いのではないでしょうか。

しかし、白内障を引き起こす水晶体の濁りを防ぐためには、紫外線をできるだけ目に入れないことが大切です。

サングラス

紫外線はお肌にも良くありませんよね。日焼け止めローションを塗ったり、帽子や日傘を用いた紫外線対策をしている方はたくさんいらっしゃると思います。それと同じように、目も、紫外線から守るように対策をしましょう。

紫外線は一年中降り注いでいます。白内障予防のためのサングラス着用も、もちろん年間を通して必要になります。真冬でも、朝の通勤時などはかなり日差しが強いのです。サングラスを積極的に活用して目を労わりたいものです。

サングラスを選ぶ際は、色の濃淡よりも、しっかりとUVカット加工が施されているかどうかに着目してください。またしっかりと目を覆うことができるような形や大きさも、大切なポイントです。

【参考】
東京逓信病院HP 眼科 白内障について
http://www.hospital.japanpost.jp/tokyo/shinryo/ganka/hakunaisyo02.html

参天製薬HP 目の情報ポータル 目の病気百科:白内障
http://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/library/cataract/

メルクマニュアル医学百科 家庭版 白内障
http://merckmanuals.jp/home/眼の病気/白内障/白内障.html

著者:桜川えり子

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