自転車は軽車両!被害者・加害者にならないための交通ルールとマナー|トピックスファロー

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2015年5月22日
自転車は軽車両!被害者・加害者にならないための交通ルールとマナー

子供でも気軽に乗りこなす、便利な自転車。でも、自転車は「車」の一部であることを、意識していますか?暴走運転のせいで事故に発展し、賠償金請求を受けるケースも増えています。自転車を「運転」する際に気をつけるべきポイントを、まとめました。

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自転車は免許がなくても乗れる「車」なのです

多くの方が子供の頃、一生懸命に自転車に乗るための練習をした経験があると思います。何度も転んで、やっと自由自在に乗りこなせるようになった時の嬉しさは、格別でしたよね。

自転車

ちょっと大人になったような気分で、得意げに乗り回したりしたものです。『そんなこともあったっけ。もう、ずいぶん遠い記憶になってしまったなあ』なんていう方も、いらっしゃるでしょうね。

どちらにせよ、ほとんどの方は自転車に「乗る」という感覚で、気楽に、買い物や塾や習い事や、お友達と遊びに行く時などに、自転車を使いこなしてきたと思います。
でも自転車とは本来、道路交通法に従って「運転」しなければならない、れっきとした「車」なのです。

もっと正確に言えば、「軽車両」に分類される車なんです。しかし、そのことを大人になるまで知らなかった、という方は多いようです。少なくとも筆者の周囲では、子供の頃からそのことを知っていたという人は、ほとんどいませんでした。

筆者も、運転免許を取得するために自動車学校に通っている時に教習で教わって、初めて知りました。そしてひとたび知ったとしても、免許がなくても運転できるという気安さからか、交通ルールを守って安全運転をするという意識が抜けたままに、自転車を運転している人も少なくありません。

自転車が「車」だったら何だっていうの?

『自転車が車であることはわかった。でも、だったら何だっていうの?』そんな方に、知っていただきたい事実があります。特に自転車を運転する機会が多い方には、ぜひ知っていただきたいこと。

さらに、そろそろお子様に自転車の乗り方を教えようとしているお父さんにも、ぜひ知っていただきたいことです。
それは、自転車を運転中に事故の当事者となった場合、過失割合に乗じた責任を取ることになるということです。

責任を取るというのはつまり、賠償金を支払う事態も起こりうるということです。天気が良い日などは、つい、ちょっとスピードを出し過ぎて、風をきって颯爽とサイクリングを楽しむ方もいらっしゃるでしょう。

自転車(子供)

車と違って、狭いところでも難なく運転ことができるので、自分が行きたいように、自由自在に走っていることもあるでしょう。しかし、ほんの一瞬の油断や見落としによって事故の加害者となったら・・・。

ご自身でなくても、ご家族、特に大切なお子様がそのような立場に置かれて、多額の賠償請求を受けることになったら・・・。考えるだけでもゾクッとしますよね。お金の問題もさることながら、心にも大きなダメージを負うことになります。

最近は、ヘルメットを着用して自転車に乗っている子供を見かけるようになりましたが、もっともっと、自転車の運転とそのリスクについて、大人子供を問わず、高い意識を持つ人が増えても良いのではないでしょうか。

自転車をかっこよく乗りこなすって、こういうことじゃない?

近年、特に注目されているのが、自転車と歩行者の事故の増加です。小学生の子供が自転車を運転していて加害者となり、裁判で、9,500万円もの賠償命令が出た事例もあります。過去10年間の判決例を調べてみると、5,000万円以上の賠償命令が出ている例が、先ほどの事例を含めて5件は見つかります。

それほど高額な賠償責任にならず、ニュースにもなっていない事例を数えたら、あなたがお住いの地域でもきっと、自転車側が原因で起きた事故があるはずです。

自転車をかっこよく乗りこなすとは、決して、スピードを出してビュンビュン走ったり、歩道と車道を自由自在に我が物顔で行き来するように走ることではありません。できる男は自転車に乗る時も、交通ルールを守り、マナーを守って、周囲に危険を感じさせない運転をするものです。そしてお子様に自転車の乗り方を教える際にも、自らお手本となって、そのことを教えてあげることが必要ではないでしょうか。

自転車(親子)

危ない!突然歩道に入ってくるな!

自転車は車だから、本来は車道を走るもの。
ただし、自転車通行可の標識がある歩道では、歩行者と一緒に走っても良い。さらに、13歳未満の子どもや70歳以上の高齢者が自転車を運転する場合は、歩道を走っても良い、というルールになっています。

最近では、このような基本的ルールを認識している人が増えたのか、歩道に自転車通行可の標識がある場合でも、車道を走行する自転車が多く見られます。しかし、歩行者はそれで安心していたら大変!

車道側の信号が黄色や赤になると、突然、自転車が歩道に入ってくることがあるのです!筆者も何度か、そのような自転車と遭遇したことがあります。もし歩行者がそのような暴走自転車に気づくのが遅れたら、大変な事故になりかねません。

歩行者も急に進路を変えることがあるから気をつけよう!

自転車は車道を走るのが原則とは言うものの、道路の状況から安全を考えて、やむを得ず歩道を走ることもあるでしょう。もちろん、自転車の通行が認められている歩道がある場合の話ですが、その場合でも細心の注意を払い、歩行者に配慮した走行を心掛けたいものです。

歩行者をこれ見よがしに追い抜くような走り方は、マナー違反ですね。『チャリン、チャリン、チャリン、チャリン、チャリン!』『どけどけどけーい!自転車さまのお通りだーい!』このような走り方をしたら、歩行者だってカチンときて、事故になる前にトラブルにもなりかねません。

また、歩行者も常に模範的な歩き方をしているわけではありません。
何か落ちている物を避けようとしたり、車道を走るタクシーを止めようとして、急に進路を変え、あなたが運転する自転車の前に飛び出してくることもあります。そんな時でも対応できるようなスピードで走っていれば、事故にならずに済みます。

自転車および歩行者専用

突然現れたらお互いにビックリ!

先ほど、自転車のベルをうるさいほど鳴らして歩行者を追い抜くのは、マナー違反だと申しました。ところが自転車を運転する人のなかには、歩行者に遠慮してのことなのか、鳴らすべき時にもベルを鳴らさない人が、時々いるようです。これもまた、歩行者を驚かせてしまう原因です。

自転車の存在に気づいていない歩行者の脇を、ゆっくり通り過ぎようとして、ヌモ~っと近づいたら、歩行者はビックリしてよろけてしまうこともあります。また、歩行者がたくさんいて混雑しているところでは、自転車を降りて、押しながら歩くという判断も必要です。

小さい子供が歩いているのに気付かないまま、無理やり人ごみの中を走っていたら、突然、子供の頭が自転車のハンドル近くに接近!なんていうこともあります。自転車はビックリして急ブレーキ。子供のほうもビックリして、突然立ち止まったり転んだりすれば、周囲にも危険が及びます。

どれだけ注意しても100%ではないから保険をかけましょう

子供も大人も気軽に乗ることができる自転車。しかし、その運転を甘くみてはいけないことを、改めて認識されたことと思います。ただ、どれだけ慎重に注意深く運転しているつもりでも、100%ということはありません。

万一の時に備えて、自転車を運転する人は必ず、保険に加入しておきましょう。保険に加入しないで運転するなんて、危険すぎます。だって自転車は「車」なのですから。

著者:桜川えり子

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