これだけは外せない!事前に調べておきたい土地探しのポイント|トピックスファロー

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2013年2月4日
これだけは外せない!事前に調べておきたい土地探しのポイント

住宅や建物を建てるためには、何よりも土地が必要になります。それも建築後に建物に悪影響を及ぼさない性質を持った、住みよい環境の土地です。値段の安さなどに目がくらんで、住みよくない土地を買ってしまっては大変です。土地探しにはどのようなことに気をつけるべきでしょうか?

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住みよいマイホームを作るために…土地探しのコツ

家の住みやすさは建てる土地に左右されるものです。例えばジメジメと湿っていて日当たりが悪い場所に家を建てると湿気で黴やすくなり、病気がちになってしまいます。川のそばに家を建てれば、大雨が降った時に水害を受ける恐れがあります。
このような家を住みづらくする土地固有の事情は、建築前の段階である土地探しの時に気が付いていなければなりません。まして建売住宅ではなく、上物の無い土地を買うのであればなおさらです。
住みよい家づくりを進めるための土地探しは何を意識することが重要なのでしょうか?

図書館で古地図を調べよう

まず土地探しで大事なのは広さや価格ではなく、その土地の素性です。良さそうに見える出物の土地があっても、さかのぼって素性を調べて行けば良い土地ではなかったということは珍しくないものです。
例えば、山を切り開いた土地で地盤が緩いとか、古戦場で住んだ人に祟りがあるといったように何らかの瑕疵を供えている場合もあるのです。

このような土地の瑕疵を調べるには、狙っている土地のある地域の図書館に行き古地図を閲覧するようにしましょう。現在の地図と照合すれば土地が昔はどのような場所だったかが分かります。

地名にさんずいが付いている所は要注意

土地の素性を調べる上で念頭に置いておかなければならないのが、「埋立地や干拓地かどうか」ということです。なぜ埋め立て地や干拓地が良くないかというと、水が流れていた場所は水はけが悪く湿気が溜まりやすいからです。水はけの悪い土地は床下・床上浸水や液状化現象を起こしやすいのです。

また、湿気が溜まりやすい土地は、カビが発生しやすいものです。カビの怖さは食べ物をダメにすることではなく、病気の原因になる胞子や発がん性のある毒物を発生させる種類のものがあるということです。特に、日本に多く生息するコウジカビの一種には発がん性物質であるアフラトキシンを生成する力があり、肝臓がんの原因にもなっているのです。

このような埋め立て地・干拓地を調べるためには古地図の閲覧と地名に注目することが大事です。地名に滝・沢などの、さんずいのある漢字が付けられている場合、昔は水辺だった可能性が高いのです。

土地の高低も重要な要素

たとえ埋立地・干拓地を避けたとしても水害とは無縁でいられるというわけにはいかないものです。周りよりも低い場所にある土地は、高低差によって水が流れ込むので水害に遭いやすいものです。
その為、高台は水害に遭いにくい分だけ土地価格が高めに設定されていることが多いのです。
このように、土地価格の安さには何らかの理由があるものと考えることは大事です。土地購入前に下見する際は土地の広さや周辺のアクセスだけでなく、土地の高低も確認することが大事です。

周辺住民の動向も調べよう

全てにおいて非の打ちどころがない、パーフェクトな土地があったとしてもそこが必ずしも住みよい土地というわけではないのが世の中の難しい所です。「住みなすものは心なりけり」と詠われたように、周りに住んでいる人の考え方がせっかくの新居の住みやすさを台無しにしてしまうことがあるのです。

平成も二十余年を過ぎた現代においても、閉鎖的で新規住人を迫害したがる既存住民はあちこちに居るものです。そういった住民がいる地域は、どんなに土地価格が安くても正直に言えば移り住みたくないのが自然でしょう。
下見の際に、こっちを見てひそひそ話をする人、いやな目つきでジロジロ見る人がいるような土地は避けた方が無難です。

著者:塩屋 謙

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職業は編集・校正、そしてWEBライターでもあります。興味の範囲を広げつつ、様々な記事を書いています。