一杯のお茶が人生を変える?日本茶インストラクター|トピックスファロー

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2014年12月12日
一杯のお茶が人生を変える?日本茶インストラクター

最近ではカフェもコーヒー主体の店ばかりではなく、和のテイストをふんだんに取り入れた「和カフェ」も街のあちらこちらで見かけます。お茶はドリンクに、スイーツにと大活躍です。

日本語教師兼ライター
  

ちょっと一息つきたいとき。

皆さんは、仕事の合間などに、ちょっと一息入れるとき、または、ちょっとリラックスして気分を変えたいとき、どんなものを飲みますか?
コーヒー、紅茶、炭酸飲料・・・いろいろあると思いますが、「お茶」で気分転換という人も多いのではないでしょうか。

「お茶」と一口に言っても、ささくれだった気分をほっこりさせてくれるものから、集中力が切れたときに気分をシャキッとさせてくれるものまで様々です。
もしかすると日本人にとって最もなじみの深い飲み物かもしれませんね。

現に、コンビニの飲み物の棚もお茶類がかなりの割合を占めていますし、最近ではカフェもコーヒー主体の店ばかりではなく、和のテイストをふんだんに取り入れた「和カフェ」も街のあちらこちらで見かけます。

お茶はドリンクに、スイーツにと大活躍です。
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お茶の効用

健康や美容の面からもお茶は大人気です。
免疫力アップ、脂肪燃焼効果を高め、様々な生活習慣病を防いでくれると言われています。
最近人気のマイボトルにお気に入りのお茶をつめて持ち歩いている人や、トクホの緑茶を1日1本飲んでいる・・・なんていう人も多いのではないでしょうか。

日本語の中のお茶

よく考えてみると、日本語には「お茶」を使った言葉や表現がたくさんあります。
お茶目、無茶、茶番、茶化す、茶々を入れる、日常茶飯事・・・つまり、お茶はそれくらい日本人の生活に深く根付いているということですね。

せっかく毎日飲むなら、おいしいお茶を飲みたいと思いませんか。

そこで、ご紹介する資格は「日本茶インストラクター」です。
「お茶なんて、ペットボトルで飲めるし。淹れるって言ったって、急須にお茶っ葉とお湯入れて、湯のみに注ぐだけでしょ」なんて言ってるあなた。日本茶の世界は奥が深いのです。とても身近にあるけれど、実は今まで知らなかった日本茶の世界に足を踏み入れてみませんか。

日本茶インストラクターとは

日本茶全般にわたる知識と技術が、消費者や日本茶アドバイザーと呼ばれる初級指導者を指導できると認められてた人が手にすることができる中級指導者のことです。

資格取得のためには?

資格を取得するには、日本茶インストラクター認定協会という団体が主催する「日本茶インストラクター認定試験」を受験し、合格する必要があります。


合格率は毎年30パーセント程度。受験料は21,000円です。

毎年受験の受付は9月から10月初めにかけて。11月ごろに筆記試験、2月ごろに実技試験という流れです。
毎年若干時期の前後はありますが、毎年6月頃に受験要項が発表されるようです。


どんな試験なの?対策は?

1次試験と2次試験があり、1次試験である筆記試験(マークシート)に合格した受験者だけが、2次の実技試験(お茶の鑑定とインストラクション実技)に進むことができます。
筆記試験の出題範囲は
・茶の歴史
・茶業概要
・茶の栽培
・茶の製造
・茶の利用
・茶の化学
・茶の品質審査と鑑定
・茶の健康科学
・茶の淹れ方
・インストラクション技術
・・・と多岐にわたります。

もちろん独学で勉強して、受験することもできますが、試験対策として同協会が実施している「日本茶インストラクター通信講座」の受講が推奨されています。
教材はテキストやDVD、茶碗やスプーンなどお茶の鑑定に必要な道具もセットになっており、受講料は71,280円です。
自分でテキスト1〜3を使って学習し、レポート1〜3を提出。最後のレポート3を提出し、課題茶の鑑定を行います。 在籍期間の半年の間に提出したレポートの平均が60点を超えていれば、修了証が発行され、さらに申請すれば「日本茶アドバイザー(初級指導者)」の資格が授与されます。

これを受講してから日本茶インストラクター(中級指導者)にチャレンジすれば、しっかりとした土台を作った上で試験に臨めそうですね。

資格を取るとできること

和カフェ

日本茶インストラクターの資格を取ると、日本茶教室を開催したり、学校やカルチャースクール、講習会などで講師を務めることができます。

また、最近は日本茶カフェが増えていますから、そういったお店のプロデュースの道も努力と人脈次第で開けてくるかもしれませんね。

いかがでしたか。簡単に取れる資格・・・というわけではありませんが、今既に日本茶関係のお仕事をされている方はもちろん、これからお茶に関わる仕事をしたい!なんて思っている方は、温かい日本茶を片手に勉強を始めてみるのもいいかもしれません。


著者:今 真

日本語教師兼ライター
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タイ・バンコクで6年間一人暮らし→帰国。すきあらば日本脱出しようと機会をうかがっている。
東南アジア、特にタイについては常にローカル目線。旅に出ると、観光地よりも地元の人が行くようなところによく出没します。人より頑丈な足と胃袋でレアな情報収集・発信します。