
仕事のあとや就寝前は効率悪い
資格取得に向けて勉強をしている方は、何かと両立をして勉強しなければいけないという状況に、困惑してしまう事はありませんか?
日頃生活のために行っていることの中で、勉強する時間をやりくりするのはとても大変です。
「仕事が終わったらお酒が飲みたい!」「今日は疲れたから早く寝たい!」などの
リフレッシュタイムを削ってまで勉強をするのでは、とても効率が良いとは言えません。
しかし、大抵の方がそうした時間帯を削って一生懸命勉強をしています。
そこで、資格取得に向けて頑張っている方のために、効率よく勉強をするための、時間の見つけ方を紹介します。
「早起きは三文の徳」は本当だった

仕事や家事が終わった後の、リフレッシュタイムを削ってはいけません。その時間はストレスの発散や休息ができる大切な時間です。
そして勉強をするという視点から見ても、効率が良いとは言えないのです。
一日、脳を使った後は集中力が散漫し、記憶力は低減します。それは体だけでなく脳自体が休息を求めているからです。
勉強をするために効率の良い時間帯は朝です。
「早起きは三文の徳」といいますが、時間を買うことができなくても、それだけの価値はあります。
この事は心理学者ヘルマン・エンビングハウスが時間と忘却の関係性を曲線で表した「エンビングハウスの忘却曲線」によって証明できます。
エンビングハウスによると20分で42%、1時間では56%と時間が経てば、どんどん忘却していってしまう、とのことなのです。
この事から、勉強は夜やるよりも朝1時間でも早く起きて、その内容を一日の生活の中で忘れないように繰り返す、という方法が、もっとも効率よく勉強をする事に繋がるといえます。
記憶が定着するのは睡眠時です。
だから、暗記物は寝る直前に1回整理してから睡眠をとると、より効果的です。
そして、朝起きた直後は頭が整理整頓された状態になっているので、勉強したことも頭に入りやすいというサイクルができます。

早起き勉強法
平日は仕事や家事をしなければいけないので、復習をしながら一日を過ごすのはとても大変ですよね。それに朝は時間が限られています。朝勉強する方法としては、一定の形式を作っておけば、短い時間でも効率よく勉強ができ、復習も簡単にできちゃいます。
1.参考書から重要な部分をノートに書き写します。勉強する時間が1時間なら45分位をこの作業に使います。
2.残り15分はノートに写した内容を、ボイスレコーダーに吹き込みます。
3.出勤時や休み時間などに、録音した内容を聞くようにします。
どうですか?
この方法なら限られた時間でも、決まった作業をすればいいだけなので無理なくできます。
さらに見て、書いて、声を出して、耳にするので記憶しやすい方法でもあります。
明日から実践できる早起きのコツ
早起きはちょっとした事で簡単にできます。低血圧の人にも実用的です。早起きが苦手な方は参考にして下さい。睡眠時間は90分の倍数に
これは有名ですね。レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルです。スヌーズ機能は使わない
スヌーズ機能は二度寝の癖になってしまいます。ちなみに成功者は早起きするとき、スヌーズ機能を使わない人が多いそうです。「三文の徳」がチリも積もった結果でしょうか?目を覚ましたら「勉強するぞ!」と声に出す
これは簡単で効果があります。私の場合は「おりゃ~!」と叫んでいます。とにかく気合で立ち上がる
体を無理やり強制的に起こす方法です。低血圧の人はゆっくり立ち上がってください。低血圧と目覚めは、直接関係しているわけではなく、貧血が問題のようです。歯磨きの用意をしておく
枕元に歯磨き粉を付けた歯ブラシを用意して、目が覚めたらまず歯磨きをして下さい。うがいをしなくてはいけなくなるので、必ず体を起こすことができます。資格取得のためのスケジュール
まずは参考書のページ数や項目などから、勉強のペース配分をしっかり決めてください。そうすることで一日どれくらいを勉強の時間に当てればいいのか、用事がある時はどこでカバーするかを把握することできるので、焦りなどの精神的な心配はなくなります。
そしてスケジュールを決めたら、きちんと守ることが大切です。
三日坊主になるのは習慣化する前に辞めてしまうことが原因です。最初のうちは無理してでもスケジュールをこなして下さい。
最初は勉強することに拒否感があっても、習慣化するとサボることに拒否感が生まれるようになります。

休日のスケジュールの立て方
平日は時間が限られていますが、休日は時間があります。
だからといってスケジュールの詰め込みすぎは禁物です。
集中力の持続力は50分と言われているので、50分を1回としてそれを何回できるか、という考え方でスケジュールを立ててください。
休日の勉強方法も「エンビングハウスの忘却曲線」を意識してください。
例えば、休日は50分を4回というスケジュールを立てたとします。
そしたら最初の2回分は決めた範囲まで勉強して、あと2回は復習に使うようにすると、効率よく記憶することができます。
スキルアップするという目標を忘れずに
何かと両立しながらの勉強は大変だと思いますが、スキルアップに繋がるという大きな目標を忘れずに頑張ってください。
目標を強く持つことが、持続力を引き出す源になります。
また、なかなか勉強をする気になれない時はとりあえず、勉強机に向かって、嫌でもノートを開いて書き出してみてください。
早起きの時、とりあえず起き上がれば目が覚めるように、勉強もとりあえず手につけてみれば、始めることができます。
なんでも立ち上がりが大切です。できない人はその最初の行動ができないからだそうです。
それでは資格取得に向けて、まずは明日の早起きから頑張ってください。