景気に左右されない業界で働くには?
以前に比べ多少状況が改善してきたとはいえ、まだ景気の影響を受けて経営難に陥っている企業がある中、転職を検討している人もいるはず。就職浪人する学生も少なくない状況で、すでに何年か働いた後に異業種への転職を考えているような場合は、特に厳しいものがあるかもしれません。
ですが、ちょっとしたコツを知ったうえで転職活動に励めば、内定をもらえる確率もぐんとアップするはずです!そのコツというのは、『狙い目業界』の求人をチェックすること。景気の影響をもろに受ける業界もあれば、反対に景気にはあまり左右されない業界もあります。
そこで、採用傾向が高い求人豊富な業界を見てみましょう。『狙い目業界』は頻繁に求人が入れ替わりますし、応募が殺到しやすいため、比較的早く締め切られてしまうことも…。なので、求人はこまめにチェックすることをオススメします。
医療・福祉業界
国民の4人に1人が65歳以上の高齢者という超高齢社会に突入している今、求人が豊富に出ているのが医療・福祉業界です。この業界は”専門職”というイメージが強いですが、実は人材が不足しているという理由から、未経験者でも積極的に採用しているところが多数あります。
中でも、介護業界では人手不足が続いています。求人はたくさんあるのに、希望する条件が合わずに就職や転職に結びつかない…という、企業と休職者側のマッチングがうまくいかないケースが多いことが一因。けれど、逆に言えば内定をゲットしやすいということにもなりますね!
ホームヘルパー2級(現:介護職員初任者研修)などの資格を持っていれば、実務経験がなくても転職することが可能です。転職してから実務経験を積んでいき、生活相談員やケアマネジャーになるなどキャリアアップの道も様々。そのため、医療・福祉業界での仕事を一生続けようと考える人も多いといいます。
アパレル・化粧品業界
多くの女性の人気を集めているアパレル・化粧品業界は、いつの時代も需要が多く、景気に左右されにくいという特徴があります。常に”新しい風”を取り入れるため、採用についても積極的に行っています。この業界では接客・販売から本社部門に至るまで、本当にたくさんの女性たちが活躍しています。
美に関心を持つ女性なら、誰もが一度は憧れるであろうアパレル・化粧品業界は、転職しやすい業界と言えます。消耗品を扱う化粧品業界はほとんど不況の影響を受ける心配はないでしょう。また、アパレル業界でも大手企業を中心にして、わりと頻繁に複数名募集の求人を出しています。販売士やファッションアドバイザー、エステティシャンなどの資格を取得しておくと、転職にも有利!
ブライダル業界
世の中の景気には関係なく、一生に一度の大きなイベントである結婚式は満足いくものにしたい!そう思っているカップルは多いもの。
不況だからといって人気が落ち込まないブライダル業界は、求人も豊富にあり、まさに”転職しやすい業界”と言えるでしょう。国内や海外でのリゾート婚、レストラン・ウェディングなど結婚式のスタイルが多様化してきたので、働く場も増えています。
女性ならではのセンスや感性を生かせるブライダル業界での仕事。挙式・披露宴を企画するウェディングプランナーやブライダルコーディネーター、ドレスや小物を扱うドレスコーディネーターなど、職種の選択肢も多いです。柔軟な発想や人柄の良さが重視されますから、サービス業や営業職で培った経験をアピールすれば、業界未経験でも十分にいけるはず!