日本茶インストラクター|心落ち着く和の茶の魅力を世界へアピール|トピックスファロー

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2015年1月28日
日本茶インストラクター|心落ち着く和の茶の魅力を世界へアピール

日本茶インストラクターはお茶の専門的知識や技術の普及活動を行っています。ではどうすれば認定されるのでしょうか。世界中で和食が注目される中、日本茶も世界に届けるために日本茶インストラクターの役割は重要になっています。

構成作家・ライター
  

世界での日本文化

日本茶インストラクチャー

日本が世界に誇れるものといえばまず何を連想するでしょうか。近年では日本のアニメや漫画などが世界的にも人気ですが、今は特に日本の食文化が流行っているのだといいます。日本と同じように今、海外でも健康について見直されています。そういう影響もあって和食はとても健康的な食べ物として高く評価されています。

昔からのものなので、私たちからすると何で今さらという感じもしますが、あの一汁三菜という献立を海外の人は「ゴールデンバランス」と呼んでいるようです。なんか大袈裟すぎて笑っちゃいますけど、日本人として嬉しいことだし誇らしいことでもありますよね。

そして日本の食文化で今、海外で人気なものというとグリーンティー。これも体に良いお茶というイメージから多くの人に広まったそうですが、海外の人からすると渋みや苦みが気になる人も多いのだとか。その証拠にスーパーなどにもグリーンティーは置いているのですが、砂糖が入ってピーチやミントの風味がついたグリーンティーが売れているそうです。

日本人からすると少し違和感のある海外の緑茶ブームですが、最近ではぽつぽつと本格的な緑茶を出すお店が増えているのだといいます。また最近では外国人観光客向けに日本の茶畑を案内するツアーなどもあるのだとか。茶畑の見学をして、茶摘みの仕方を学び、実際にお茶を飲むというツアーだといいますが、これが成り立つほどにお茶は外国人を魅了してしまっているようです。

日本茶インストラクターとは

それでは本場の日本ではお茶ってどうなんでしょう?「そんなずっと飲んでるものに流行りも何もないでしょ」という人も少なくないかと思いますが、なんと今や日本も空前のお茶ブームといわれています。日本茶がメディアに取り上げられることも多く、また日本茶カフェというものが各地に続々とオープンしています。

日本茶の持っている美容や健康の効果、疲労回復やリラックスできることなどたくさんの魅力が見直されているのでしょう。カテキンによりガンや食中毒予防にも効き目があり、ビタミンも豊富なため老化を防ぎお肌にもいいのです。しかしそんなお茶ブーム時代なのですが、日本茶に関する専門的な知識や技術を持っている人は少ないといわれています。

そこで日本茶の知識普及や文化の継承を目的とし発足されたのが、日本茶インストラクター認定制度ですあまり聞き覚えのない名前かもしれませんが、ではいったい日本茶インストラクターとはどんなものなんでしょう。日本茶インストラクターとは、国内外で人気の日本茶に関する専門知識、専門技術を持ったスペシャリスト

年々ニーズも高まり、カルチャーセンター、教育現場での講師、日本茶教室の開催、日本茶カフェのプロデュースなど幅広く活動しているようです。以前は茶業者の人ばかりだったというが、それ以外の分野の人も増えてきたのだといいます。お茶に関する仕事ができるというのは考えてみれば、とても日本人らしくて素敵だと思いませんか。

最近ではペットボトルのお茶が主流になっていたため、実際に淹れたお茶をあまり飲んだ経験がないという子供たちも実は少なくない気がします。学校での講習なども行われているそうで、本当のお茶のおいしさをはじめて味わうという子供もいるのかもしれません。 そういう機会を作ることで文化は継がれていくものなのですね。

どうすれば認定されるの?

日本茶インストラクターの認定を取得するためには認定試験を受ける必要があります。通信講座で日本茶に関する専門的な知識や技術を学び、筆記試験、実技試験に合格することで認定されます講座ではお茶の歴史や製造法、おいしく淹れるポイント、健康作用、生産流通に関する茶業などお茶について幅広い知識を得ることができます。

生まれた時から当たり前のように身近にあった日本茶。改めて考えてみると日本茶のことってほとんど知らないというのが本音だと思います。おいしいお茶の淹れ方を知り、日本茶の文化に触れることで、普段の生活にあったお茶というものがさらに奥深く味わえるものになるのではないでしょうか。

世界的にも人気のある日本のお茶。もっともっと広く深く、そしておいしく世界に届けるためにも、日本人がお茶に対して知識を高めることが必要なのだと思います。日本茶インストラクター認定取得者の中には、海外での日本茶セミナーを開催している方もいるようです。今、世界中で日本茶文化が継承されている真っ最中ということです。

著者:ねじ山ねじ

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兼業ライターとして活動しています。何かの合間にさくっと読めるものを書いてますので気楽に読み流してください。