長生きするにはボケてはいられない!
人間の限界寿命は脳の発達期間の5倍、125歳までという説があります。
日本の平均寿命は女性86歳、男性80歳(2013年)と年々伸びてきています。
医療の進歩で長生きできる環境が整ってきたのですね。
しかし、その環境が認知症(痴呆症)を増やしているのも事実です。
認知症となってはご家族の看病や見守りが大変となってしまいます。
愛するご家族のことを思うと、ボケてはいられません!
では、元気に長生きするためには、どうすればよいのでしょうか?
認知症は「脳血管型」と「アルツハイマー型」90%!
1)脳血管型
原因
動脈硬化が進行し血行不良が原因で、脳の活動に必要な酸素や栄養素が行き渡らなくなってしまい脳の血管が切れたり、あるいは脳梗塞なので脳細胞の一部が死滅することで引き起こされます。現在、日本では生活習慣の改善により脳血管型は減少傾向にあります。
2)アルツハイマー型
原因
原因は不明です。アルツハイマー病は、脳の細胞がどんどん萎縮してしまう病気です。特に記憶を司る脳の海馬に、集中的に障害が起こります。
欧米に多い認知症だったのですが、日本でも増えてきてるそうです。
★女性はアルツハイマー病にかかりやすい?!
★歯が半分以上抜けてしまった人はかかりやすい。
噛むことによって歯根の神経が刺激され脳を刺激するので歯は大事にしなくてはいけません。
★意識を失うような頭部外傷を負った人はかかりやすい。
3)その他(本態性痴呆)
原因
怪我などで足腰の筋肉を使わないことによって起こる廃用性萎縮のこと。老化現象と脳を使わないために起こる廃用性萎縮が原因であるのなら早期に脳を活性化する訓練を行なえば回復する可能性があるそうです。
ポイントは青魚(DHA)の量だった!!
肉食の欧米人に多いアルツハイマー型認知症ですが、日本人も増え続けていると言われています。
若者と高齢者の脳を比べて明らかに異なるのが、脳のDHA量でした。
ラットを使った実験でDHAを与えていたラットと、与えなかったラットでは、DHAの投与量が多いほど記憶障害が抑制される結果がでたのです。
認知症に共通していえるのは、なる前はもちろんですが、なってしまったとわかった後でも積極的に脳細胞にDHAを送り込み脳細胞を活性化させることが重要になります。
DHAを豊富に含む魚ベスト5
1位 あんこう肝
2位 本まぐろ(トロ)
3位 ブリ
4位 筋子
5位 マイワシ(丸干し)
魚をたくさん食べる高齢者は認知症になる人が少ないという結果に!
適量は一日一切れ。干物でも刺身でも焼き魚でもよしとのこと。
できればこれから毎日食べたいですね!
予防するために心がけること
・光り物の魚に多く含まれるDHA・EPA(オメガ3系の多価不飽和脂肪酸)の摂取
・フルーツジュースや野菜ジュースを飲む(ビタミンや抗酸化物の摂取)
・高コレステロール、高血圧は要注意
・こまめな運動(有酸素運動)
最新 脳に効く食材いろいろ
・エキストラバージンココナッツオイル(ミルク)
脳の神経細胞をケトン体が蘇らせる
・りんご
リンゴポリフェノール・リンゴペクチンに多様な健康効果がある
・地中海料理(魚介類が多い)
魚介類・オリーブオイル・赤ワインがアルツハイマーに有効
・ブロッコリー・キャベツ・トマト・キウィ・アーモンド・うなぎ・煎茶など
ビタミンC・Eで活性酸素を減らす
・パンよりご飯
血糖値を急激に上げないこと
・ねばねば食材(納豆・オクラ・長いもなど)
高血圧や糖尿病を防ぐ
・ヨーグルト
免疫機能強化
・カレー(生姜・とうがらし・ウコンの香辛料)の摂取
インド人のアルツハイマー病発症率はアメリカ人の4分の1
世界三大長寿地域はどこ?
・沖縄
・コーカサス地方
・南イタリア
海が近く魚が豊富で陽気な風土が長寿の秘訣なのですね!
長寿地域に共通する習慣とは?
・高齢者を敬い、お互いを尊重しあう社会
・楽しく、明るく、笑顔
・世代を超えたコミュニケーション
・踊る機会がある
・ポジティブな考え方
・適度な飲酒
・ストレスに強い
・適度は運動
こんな人は気を付けて!
・自己中心的
・頑固
・社交的でない
・短気
・わがまま
・他人を受け入れない
・几帳面
感謝と豊かな時間が大切
頑固でわがままな人はボケやすいとよく言われますね。
ボケないためには、毎日の食事に気を配り、楽しいと思って没頭できる趣味を持ち、人間関係を豊かにして社会に積極的に参加してゆきましょう。
そして何事にも柔軟な心を持ち、新しいことを学ぶことに感謝し、周りの人と豊かな時間を過ごすことが長く幸せな人生を送るために必要なことだと思うのです。
元気に長生きしたいものです。