自己PRは?仕事のスキルや資格など
初めての面接はかなり緊張されることと思います。転職にしたって同様ですよね。特に、初めて行なう職種の場合、不安になることが多くあります。
なので、希望する会社に応募し、面接に行く時はよい準備をしたいものです。面接で何を聞かれるのか?その場合どう答えたら良いのか?を事前に決めておけば、合格へとつながる大きなポイントにできます。
面接に行くときは最初に、好印象を与える服装に気を使いましょう。髪型は清潔感や爽やかさを出すこと。次に、緊張しすぎると表情がこわばってしまいますので、適度に力をぬいてリラックスしましょう。
聞かれるスキルや資格は?
現在、経験者を採用したいという企業が増加しています。新人研修や訓練のための時間や費用を削減し、すぐに即戦力として働いてもらいたい、という希望があるからです。ですから、応募する職種に少しでも関わりのあるスキルや資格を持っているのなら、積極的にアピールしたいものです。
資格がない、経験がない場合でも、趣味やサークルで似たようなことをした経験があるとか、その職種に以前から興味を持って勉強していたという点を話します。さらに今後、このようなスキルを身に着け、資格も取ろうとしている、という将来的な願いも伝えることがベストです。
そうすれば、少しの訓練だけでスキルアップするための努力をしていける人だと判断されます。
体験談
私の場合、ハローワークで求人を知り、雑貨屋と記載されただけのお店に行きました。行ってみるとそこは香水店でした。香水の知識なんてまるでありません。ただ、普通の雑貨店で販売するものだと思っていたのです。
何も知らず面接を受け、正直に間違えたことも告げました。店長の「香水はつけたことがありますか?」という質問に対し、とっさに『つけたことはありませんが、コロンは使用しています、香りは好きです』と答えました。
店長は考えてから、「研修を受ける必要がありそうですが、どうしますか?」と聞いてきました。私は『ぜひ、お願いします。自分でも勉強いたします』と答えました。しかし、他にも応募者が来ていることやまだ応募期間があることを告げられ、『こりゃ、落選確実だわ』と思いながら待ちました。
すると、合格の電話が来てすぐに働けることになりました。
本来なら、私のような間違ったことは言わないほうが良いと思います。私の場合は、その仕事に対して前向きに努力する態度を示したことがポイントとなったのでは、と考えています。
自分の長所を話すとき
一般的には、前向きな性格、努力している点などを話しますが、現在の企業では個性や将来的をどう考えているか、など企業内で今後、どのようなポジションで働いてもらうことが可能か?という長期的な面も重要視しています。
そのため、「頑張ります」とか「貢献します」というアピールは当然のこととして捉らえられるため、それ以上の長期的なビジョンに立った長所を話せなければなりません
例えば、グローバル化は大変重要で、今後、さまざまな企業が海外との提携を考えており、個人的にも海外で起業する方が増えています。ですから、英語をはじめとする言語力があるなら、それはかなりのアピールポイントとなります。海外へ行くかどうかに関わらず、採用率が高くなります。外国の方と日本で接する機会も多いためでもあります。
語学がダメでも、今後の世界情勢をにらんで注目されそうなスキルに着目し、そのスキルを伸ばしていきたいとアピールすれば、ポイントは高くなるはずです。
職場でのコミュニケーション
とはいえ、一番大切なのはコミュニケーションです。
英語などを話せないとしても、世界情勢を睨んだスキルよりも、日本語の正しいコミュニケーションができることの方が望まれるし、採用率がかなりUPします。仕事上の連絡、上司や同僚との接する際、お客様への対応など全ての会話はコミュニケーション力が役立ちます。
面接でも穏やかに、笑顔で、的確に話すことが大切です。
体験談
私は早口で声が小さめでした。面接で緊張するとそうなってしまうのではと心配になりました。
ある保険会社での面接となりました。私はその会社で営業を希望していました。そこで営業で大切なことはなんだろう?と考え、それは笑顔だ、と思いつきました。そのため、事前にその会社での営業で役立つと思ってもらえるよう笑顔を意識して話す練習をしました。
特に長所を話す時には、ゆっくりとはっきり、声を大きめにする練習を繰り返しました。面接では『人と接することが好きで、以前に接客業もしていた経験があります』と練習通りに話すことができました。面接の場では、面接官の表情も和らぎ、場が和んでさまざまな仕事上の話と移ることができました。
練習が功をなし、無事に採用されたのです。入社してからの講習中は怒られることがありましたが、笑顔で丁寧に謝るとすぐに許してくれることがよくありました。
話し方や笑顔、素直に謝ることは、その場の空気を良くすることに気がつきました。
自分の短所を話すとき
自分の短所は企業側に『悪く思われないだろうか?』と不安なので、あまり言いたくないものですよね。ところが、短所も長所としていかされるように判断してもらうポイントがあります。
性格的なことでは、控えめというよりも、熱中しすぎることがある、また好きなことにハマりやすい、などと言うことができます。その際、読書や他の有意義な活動に関して伝えましょう。
他の人からの評価を聞かれる場合には、頼りになる、信頼できるから言うけどと相談される、なども話せます。
体験談
面接で、「ここは厳しい職場だよ」と言われることがあります。それでもやっていけるかどうか、判断される重要な場面です。
私の場合、ある事務での面接で、穏やかに話していた社長が「私も忙しい職場だから、怒るよ?」と言ったので、うつむき加減で『怒られることには慣れております』と小さめの声で答えました。
すると、側にいた面接担当の先輩が笑い出し、空気が和みました。社長も、もう先輩に任せると言ってから、明日からねと言い残し去っていきました。詳しく先輩からの情報や会話をしたのち、即社長からの採用が決定してしまいました。
怒られるのは職場では当然、という意識を持ちたいですね。ミスは必ずありますし、教えてもらって初めてできることが多いので、先輩や上司からは大変お世話になります。面接で短所も印象を良くするようにして、採用率を上げましょう。
面接が決まったら
必ず貴重な時間をとって頂いたことに感謝をしましょう。何かの会話で指摘されたなら、素直に認めていることを示します。そのとおりですね、今後改善したいと思います、などと言えます。