自分に合った仕事を探してくれる派遣会社に登録を!|トピックスファロー

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2014年10月3日
自分に合った仕事を探してくれる派遣会社に登録を!

最近では共働き世帯が一般化してきた、といっても女性は結婚や出産を機に会社を辞めてしまうケースが多いのが実情です。 しかし、一旦家庭に入ってしまって社会とのブランクができてしまうと、いざ子どもの手が離れて再就職しようとしてみても、なかなか仕事が決まらない人が多いようです。 そんな方は、派遣会社に登録してみるのもお勧めです。但し、派遣会社は一般企業の直接採用とは仕組みが違いますので、その仕組みをしっかり理解してから登録しましょう。

ライター
  

派遣会社とハローワークは違います!派遣会社の中での派遣登録社員の立場

人材派遣とは、人材派遣会社(以下「派遣元企業」という)、派遣元企業に登録している派遣社員(以下「登録派遣社員」という)、派遣先企業の3者の関係から成り立っています。

つまり派遣元企業が、労動力の依頼のあった派遣先企業に、派遣先企業の求めるスキルのある登録派遣社員を送り込み、派遣先企業の指揮命令者の許で働いてもらう仕組みをいいます。
派遣元企業と派遣先企業との間には契約関係、派遣元社員と登録派遣社員との間には雇用関係、派遣先企業と登録派遣社員との間には制限付きの指揮命令と労働力提供の関係があります。

登録派遣社員は、派遣元企業の登録社員です。
普通の雇用契約と異色なのは、派遣先企業で働く期間だけ雇用関係が生じ、就業場所が派遣先企業であるということです。
また、就業先の業務を円滑に進めるために、派遣元企業と結んだ労働契約の範疇で、派遣先担当者の指揮命令の許、業務をこなすことになります。

登録派遣社員を挟んで派遣先企業は派遣元企業のクライアントになります。
つまり、派遣元企業は、派遣先企業に「派遣先企業が求める労働力を提供する」というサービスで利益を得るのです。
そのため、派遣先企業からは登録派遣社員の賃金と労動力手数料を請求しますが、登録派遣社員には、登録にも派遣先紹介にも手数料を請求することはありません。

派遣会社にとって「登録社員の労働力」がクライアントへのサービス

派遣会社の登録派遣会社への義務

しかし、このサービスは人間の労動力を利益とし、その上目の届かない派遣先企業の指揮命令下で、登録派遣社員にサービスを提供してもらっているのですから、派遣元企業は登録派遣社員のあらゆる人権を守る義務があります。
そのためにも労動契約に関する「登録派遣社員」側の諸事情を把握する権利もあります。

同時に、雇用主として登録派遣社員の快適な職場環境を提供する義務もあります。
そのため、派遣先企業の就業場所において、派遣元企業が登録派遣社員と交わした労働契約の範疇で指揮命令が行われているか、適切に労働基準法が守られ、快適な環境で働けているか等々の監視義務もあります。

派遣会社への登録派遣社員への義務

登録派遣社員は、更新期間満了前の辞職の意思や更新継続の意思の有無についてだけでなく、派遣先企業で業務を遂行する上でのさまざまな不安や精神的悩み等を、派遣先企業の担当者に直接交渉するのではなく、「派遣元企業」の担当者にまずは相談しなければなりません。

また、登録派遣社員は、欠勤や遅刻・早退の連絡は、雇用主である派遣元企業に報告義務があるのはもちろんですが、実際に働いているのは派遣先企業なので、業務を円滑に進め、派遣先企業に迷惑をかけないためにも、派遣先企業の担当者にも報告しましょう。

派遣会社は登録社員に有利な条件で派遣契約をしてくれる

先述したように、派遣会社にとって登録派遣社員の労動力は派遣先企業へのサービスです。
ですから、派遣会社の登録派遣社員は、派遣元企業の担当者に自分の希望や人間関係や家庭の事情等全てを話して、その条件に合った派遣先企業を探してもらいましょう。

派遣先企業の採用担当者は、忙しく採用に時間をとっていられなかったり、人事担当者が採用経験が浅く、即戦力の社員を面接で的確に判断する自信が無く、専門家にお任せするケース、または、以前雇った社員・パートさんが良かったので、またお願いしたいといった長いお付き合いの会社だったりします。

実際、面接の場で、自分の条件を全て主張することは難しいものです。
それに、面接で良い会社だと思っても、いざ就職してみたら自分に合わなかったり、人間関係で苦労したり、さまざまな理由で傷ついて辞める事態に陥ってしまう女性も多く、それが原因で引きこもりや心の病になってしまったりする場合もあります。
それに短期の辞職は次の就職で不利になってしまいますので、就職したら長くお付き合いしたいとどの女性も願っています。

その点、派遣元企業の担当者は、しっかりとスキルチェックと面接をして、派遣登録社員の希望や家の事情を全て呑み込んだ上で、派遣登録社員に合った派遣先企業を見つけて来てくれます。
派遣先企業の担当者も派遣登録社員の事情を呑み込んだ上で受け入れてくれるのですから、安心して働くことができます。

また、派遣先企業で困ったことが起こっても派遣元担当者がマンツーマンで相談に乗ってくれて上手く対処してくれますので安心です。
それに、履歴書だけでは、人格やスキルも詳しくわかりませんが、派遣登録社員の場合、派遣元企業の担当者が誤解無く人柄やスキルを派遣先企業の担当者に推してくれるので、派遣先企業が当初希望していた年齢よりも上の年齢であっても採用してくれる場合も多いのです。

派遣会社には条件の良い非公開求人が多い

ハローワークに掲載されていない非公開求人というものが派遣会社にはあるのです。
条件の良い会社ほどその採用担当者の信用する派遣会社に求人を依頼することがあります。
ブランクが長い主婦の方ほど派遣会社の登録社員になることをお勧めします。
それも初めての人は、友人・知人に紹介してもらう派遣会社を含め、複数の登録をお勧めします。

複数の登録をお勧めする理由は、人によって担当者との人間関係や相性が異なります。そのため、友人が良い職に巡り合えた派遣会社で、担当者も親切な良い人だったという友人の感想も、あなたにとってそうだとは限らないからです。

就職はご縁です!動いていたらいつか素敵な仕事と巡り会えます

ハローワークと並行して動いてみることもお勧めします。
就職もご縁です。家から出て、動いてみなければ何も始まりません。
派遣会社よりもハローワークで良い就職を見つけた人もいます。何事も本当にご縁なのです。

大切なことは、不採用であってもガッカリして傷ついたりしないで、その会社は「あなたに合わなかった」と諦め、次へ行くことです。
きっともっと素敵なお仕事があなたを待っています。
前向きに明るくいきましょう。幸運の女神は笑顔の人の前に現れるんですよ。

著者:宝生桐子

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法律関係・心理学・メンタル関係の多数の資格を利用して、今までさまざまなコラムを連載して参りました。
わかりやすい文章で、さまざまな生活お役立ち情報をご紹介させて頂きます。どうぞよろしくお願い申し上げます。