東京で自然と調和したライフスタイルを実践してみよう|トピックスファロー

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2015年5月21日
東京で自然と調和したライフスタイルを実践してみよう

太陽や緑は私たちに自然のエネルギーを送ってくれます。そのエネルギーを積極的に受け取ることで、私たちはより健康的な生活を送ることができます。今回は自然が与える私たちの心と体への効果をご紹介します。

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エネルギーをくれる自然の風景

ある日の仕事帰りの電車の中でふと窓の外を見ると、そこには美しい夕焼けが広がっていました。力強くあたたかいオレンジ色の光を浴びていると、疲れがとれて、心にエネルギーに溢れてくるのを感じました。

緑の河川敷

また別の日、緑が溢れる東京の多摩にある祖母の家周辺を散歩したときのこと。小川の横の砂利道を歩きながら、緑の香り、川のせせらぎ、鳥の鳴き声、木の葉が風にそよぐ音といった自然を身体いっぱいに感じているうちに、心が癒されていくのを感じました。

みなさんも自然と接することで気分がよくなった経験をお持ちではないでしょうか。
「ネイチャーヒーリング」という言葉があるように、自然が癒しの効果を持っていることは広く知られていますが、この記事を通して、改めて私たちの健康と自然に支えられていることを再認識していただけたら幸いです。

太陽光には体のリズムを整える効果がある

ビタミンDをつくる

私たちが毎日必ず浴びている太陽の光。太陽の光に含まれる紫外線は、ビタミンDを成生します。このビタミンDが欠乏すると、骨粗鬆症や糖尿病、高血圧などのリスクが上昇すると言われています。
ちなみに、日照時間の短いアイスランドやノルウエイなどの北欧の人々の中には、紫外線不足のために日常的に身体のダルさに悩まされている方もいるそう。そういう方々は、サプリメントでビタミンDを補っているそうです。太陽の光に不自由しない私たちは、実は恵まれているのかもしれませんね。

紫外線というと、日焼けの原因でお肌の敵!と悪者扱いされがちですが、実は私たちの健康づくりに大変役立っています。もちろん、紫外線の浴び過ぎはお肌にダメージを与えるので、日光浴はほどほどにしましょう。

体内のリズムを整える

太陽の光はメラトニンの分泌を抑える効果があります。メラトニンとは誘眠作用のある脳内の物質です。太陽の光を浴びることで眠気を引き起こすメラトニンの分泌が止まり、その15~16時間後に再びメロトニンの分泌が始まります。

つまり、朝7時に起床して朝日を浴びると、夜の10時から11時頃には眠気を感じることになるのです。よく朝一番で太陽の光を浴びると良いと言いますが、これは私たちの生活のリズムを整える効果のある理にかなった健康法なんですね。

夜眠れなくて困っているという方は、朝起きたらカーテンを開けて思いっきり太陽の光を浴びてみましょう。きっと夜にはぐっすり眠れるはずです。

木漏れ日

心を安定させる

太陽の光は、セロトニンという脳内の分泌を促進させる効果もあります。セロトニンは精神を安定させる作用のある物質で、セロトニンが不足するとうつ病や不眠症などの精神疾患になりやすいと言われています。

セロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれることもあるほど、私たちが毎日笑顔で暮らすために必要不可欠な物質。このとても大切な物質も、太陽の光を浴びることで増やすことができるのです。
最近落ち込み気味だなと感じている方は、部屋の外に出て、太陽の下を歩くと気分が良くなるかもしれませんね。

自然の中で過ごすと得られる効果

身体を丈夫にする

森林を歩くと独特の爽やかな香りがしますよね。この香りは樹木が発散する「フィトンチッド」という成分のものです。フィトンチッドは殺菌作用とリラックス効果があるとされています。

ヒノキのお風呂に入ると、普通のお風呂に入るよりもリラックスできますよね。それはまさにフィトンチットの力。また、アロマテラピーにユーカリやティーツリー、スギなどの樹木の精油が使われることがありますが、それもフィトンチットのリラックス効果を活用した例です。

さらに、がん細胞やウィルスなどを退治する「ナチュラルキラー細胞」もフィトンチッドによって活性化に役立つといわれています。自然の中で過ごすことは、リラックスしながら身体を丈夫にしてくれる、まさに一石二鳥の健康法です。

せせらぎ

癒し効果のある自然の音

自然の中にいると、風の音や鳥の鳴き声などの音が聞こえてきますよね。こういった自然音は「1/fのゆらぎ」と呼ばれる、規則正しい音と規則性のない音の中間の音をもっています。
この音は、私たちの脳波をアルファ波に導く効果があるとされています。アルファ波とは私たちが集中している時やリラックスしている時にでる脳波。自然の音を聞いていると、リラックスすることができるのです。

自然を感じるライフスタイル実践編

・朝起きたら朝日を浴びる

生活のリズムを整えるのは、健康な生活を送るための基本です。生活リズムを整えるために朝、目が覚めたらまずカーテンを開けて朝日を浴びましょう。

・意識的に外に出る

オフィスワークが中心の方は、意識して外に出る時間を確保しないと、一日中パソコンのモニターとにらめっこという状態になりがちです。そういう方には「席を立ったら、窓から外の景色を眺める」「三時間に一度、オフィスの外に出て太陽の光を浴びる」など自分でルールを決めてしまうのがオススメです。

外の風景を見て気分転換をすることで、仕事もはかどるはず。仕事中に外に出る時間をつくれなくても、通勤の電車の中で窓の外を見るだけでも気分転換になります。

青空

・週末は緑の中でリラックスする

代々木公園や井の頭公園など整備された公園がある東京。週末はお弁当を持って、公園でピクニックするのはいかがでしょうか。井の頭公園や上野公園には園内にカフェがあります。公園の中のカフェでお茶をしながら、森林浴するのも贅沢でいいですね。

家の外にでるのは面倒という方は、カメラやスケートボードといった家の外で楽しむ趣味を持つと、外に出るきっかけになりますね。
本格的に森林浴したい!という方には、新宿から電車で二時間弱の奥多摩がおすすめです。豊かな自然な風景と温泉を楽しみながら、たっぷりフィトンチッドを浴びることができますよ。

普段意識することはありませんが、私たちの健康は自然に支えられています。特に、森林浴の効果は素晴らしいものがあります。積極的にその力を活用しないのはもったいないですよね。ぜひ、意識して自然と触れあう時間をつくってみてください。

著者:kodama nao

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アート専攻。アートとその周辺への愛を文章に込めます。イラスト&デザイン&写真などなど視覚芸術の制作も大好き。好きな言葉は「柔軟な対応」です。