将来の注目食資格「食生活アドバイザー」を取得しよう!
食に対する関心が年々高まる中、注目を集める食系資格が、「食生活アドバイザー」です。こちらでは、食生活アドバイザーとはどのような資格なのか、必要な準備は何か、など紹介します。
試験概要
食生活アドバイザーとは、「一般社団法人 FLAネットワーク協会」が行っている資格で、受験者の大半が女性の方だそうです。
FLAネットワーク協会
資格レベルは「1級」がなく、「2級」「3級」で構成されています。主な試験概要は以下の通りです。
受験資格 | 誰でも受験可能 |
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試験日 | 年2回(7月・11月) |
試験内容 (2級・3級共通) |
栄養と健康 ・・・ 栄養、病気予防、ダイエットなど 食文化と食習慣 ・・・ 行事食、旬、マナーなど 食品学 ・・・ 食材、加工食品、有機食品など 衛生管理 ・・・ 食中毒、衛生管理システム、予防など 食マーケット ・・・ 食品流通、物流、外食など 社会生活 ・・・ 消費経済、生活環境、消費者問題など |
合格率 | 2級 ・・・ 約35~40% 3級 ・・・ 約65~70% |
受験料 | 2級 ・・・ 7,000円 3級 ・・・ 4,500円 併願 ・・・ 11,500円 |
試験の内容は2級・3級共通ですが、3級は一般消費者・主婦層向けの基本的な知識を求めているのに対し、2級は食品製造者向けの内容となっています。
勉強法
参考書を使う
食生活アドバイザーに関する参考書は、意外と多く販売されています。公式テキストも販売されていますので、それらを利用しましょう。食生活アドバイザー合格には必須の勉強法です。
過去問題集を解く
食生活アドバイザーの資格を受験すると、申し込みの際に「過去問題集」の申し込みも一緒に行うことが出来ます。
合格だけなら市販の参考書でも可能でしょうが、最新情報も仕入れたい人は、過去問も購入し、並行して勉強するとよいでしょう。
用語を覚える
食生活アドバイザーを合格するためには、多くの用語を覚えなくてはなりません。また、名前を憶えていても、漢字でしっかり書けないと得点になりません。
参考書を参考に重要な用語を抜出し、とにかく暗記をするようにしましょう。
ニュース情報をチェック
食生活アドバイザーのテキストというのは毎年出るものではないので、情報も古くなってしまいます。食に関する情報が改正されたのに、そのテキストの内容を信じて勉強してしまうと、間違った知識で覚えてしまいます。
そこで、新聞屋インターネットで最新の情報をチェックするようにしましょう。
勉強期間
食生活アドバイザーは知名度の低い試験ですが、意外と難易度の高い試験となっています。
しかし、出来る人は2週間、中には2、3日の勉強で合格した、なんて話も聞きます。
最低でも1ヵ月、コツコツと勉強していくことで、合格できるのではないでしょうか。
食生活アドバイザーのメリットは?
食生活アドバイザーは食生活の総合的な知識を身に付けるための試験です。
特に近年は、食の安全に関する関心も高まっているため、子どもを持つ女性を中心に人気の資格です。
ですので、家庭の食事に関する興味のある方は、ぜひ取得してみたい資格です。
仕事の場では、食品メーカーでの製造現場や、スーパーマーケット・デパートの食品販売などで、企業で活躍する資格です。
もちろん、飲食業や外食業などでも活かせる資格です。ただし、飲食店営業などになると、「栄養士」「管理栄養士」「調理師」と言った、上位の食資格・国家資格がありますので、それらの取得を目指すことになるでしょう。
また、それらの資格を含め、この資格は関連のある資格との同時取得する「ダブルライセンス」が推奨されています。ですので、この資格だけで満足せず、関連のある別の資格の取得も目指してみると良いでしょう。