英語を話す機会が少ない
TOEFLを大学入試に導入する、英語教育の早期化を図るなど、日本ではグローバル化に向け、英語力の向上のためにさまざまな提案が出されています。
それは最近始まったことではありません。しかし日本人の一般の英語能力は、そこまで変化しているとは思えないのが事実。日本人と英語は相性が悪いんじゃないかと思ってしまうほどです。
その証拠に、中学高校の英語教育だけで英語が喋れるなんて人はほとんどいないのではないでしょうか。私自身もあの6年間の英語は何だったのかと思うことがあります。
多くの人が感じているように日本人は英語に向いていないということも各方面でいわれているようです。外国から入ってきたものを、カタカナにしてしまう文化や、日本語と英語の構造上の違いが大きいことなどが正しく発音できない原因と言われています。
そして、何よりも英語に触れる機会が少ない、というのは誰もが思うであろう原因の1つです。英語に触れているとしても机の上のものであったり、対ヒトの英語ではなかったりします。しかし英語を話したいという願望を持っている人はけして少なくはありません。
オンライン英会話ってどうなの
英会話教室なども多くの人が通っていましたが、今ではすでに一般的となっているように、オンラインで英会話が学べる時代になりました。
オンライン英会話スクールとは、スカイプなどを使い自宅にいながら手軽に英語が学べるレッスンが受けれるというもの。通学する英会話スクールと比較しても料金が格段に安く、そこも魅力となっているのでしょう。
講師陣も公用語が英語のフィリピン人を中心にアメリカ、イギリスなどのネイティブスピーカーも揃っているようです。中には採用の基準を厳しく設定し、合格率5パーセントという世界各国の優れた講師を集めているスクールもあります。
何よりもメリットと思えるのが自分の好きな時間を選べ毎日でも受講できるという点でしょう。英語を学ぶ上で今まで何が壁になってきたかというと、個人レッスンや英会話スクールにしても「この時間は英語」という無駄な気構えだったのかもしれません。
何かを学ぶ際にオンオフの切り替えというのは重要なものかと思いますが、語学に関してはこのオンオフの切り替えが邪魔になるという考え方もできます。オンラインのスクールだと自宅で気楽に、好きな時間に、毎日、英語が話せるという環境を作れます。
そのために自分の生活に英語が自然と馴染むことが可能なのではないかと思います。
実際に海外に行かなくてもそれなりの英語は身についたという声も多いようです。
さらに自分の英語力やペースに合わせて、レッスンを行えるというのもオンラインのスクールの特色です。
レッスンで何をするかは多くのスクールで決められていないので、自分が英語のどの部分を伸ばしたいか細かく講師と相談して進められるのです。無駄なことを学ばずに必要なことだけをレッスンできるためとても効率的といえるのではないでしょうか。
オンライン英会話スクールのデメリット
今、オンラインの英会話スクールはブームを迎えています。流行っているせいもあり多くのスクールが乱立している状況でもあります。なんとその数は100校以上あるとのこと。
各スクールでサービスも異なり、講師の人数や質もバラつきがあるようです。中にはレッスンに集中しない講師も少なくないという指摘もあります。
オンライン英会話スクールの比較サイトもありますのでそちらを見て自分に合うスクールを選ぶことが重要になります。またオンラインのスクールは、持っている英語力をアウトプットするのがメインです。そのためにレッスンの時間以外で自分の英語の語彙力や表現力を蓄える必要があると思います。
それを明日講師との会話で実際に使ってみる、といった並行した学習によりどんどんと英語力が伸びていくのではないでしょうか。気軽にレッスンできるのがメリットだと上では挙げましたが、持っている英語力でただダラダラと会話するだけでは身につくものも少なく上達のスピードも停滞してしまいます。
多くのオンライン英会話スクールでは無料体験ができるようになっています。今回興味持たれた方はぜひ試してみてください。通学する英会話スクールが続かずに英語を話すのは諦めた方、学校の英語教育で苦手意識を持ってしまっている方なども一度チャレンジしてみてはいかがでしょう。
外国人の友達と毎日スカイプでしゃべるみたいな気楽な気分で始めるだけでも、少しは違った世界が広がるものと思います。