鉄ちゃん流伝授!何倍もおもしろくなる大宮鉄道博物館の回り方|トピックスファロー

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2012年8月7日
鉄ちゃん流伝授!何倍もおもしろくなる大宮鉄道博物館の回り方

子供達にも人気がある鉄道。鉄道博物館はそんな子供達の夢を叶える場所。子供達にさらに楽しんでもらうにはある方法が…。『鉄ちゃん』と呼ばれる鉄道マニアがおススメする鉄道博物館の楽しみ方とは一体どんなもの!?

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『鉄ちゃん流』を知るなら楽しみが倍増する

鉄道博物館 大宮

photo by uka0310 on flickr

今では見なくなりましたが、ロープをお腹くらいの所にもって『ガタンゴト~ン~ガタンゴト~ン』とやる電車ゴッコ。電車ゴッコをやる子達は電車の運転手を夢見て『次は~○○~○○~ドアが閉まりま~す。ご乗車ご注意くださ~い。出発進行―っ!!』と鼻にかかったような声で叫んで走り回っていました。実に健気な姿に微笑ましく思えます。
最近では、TVゲームで簡単に運転手を疑似体験できるソフトもあり、『電車ファンの子供達』にはたまらないのではないでしょうか。
将来の夢は鉄道員(ぽっぽや)というタイプや、純粋に鉄道のフォルムに愛着を感じるタイプ等様々な『鉄道ファンの子供達』がいます。
そんな無邪気な『鉄道ファンの子供達』の夢を満たすのが“鉄道博物館”です。
今回は、数ある鉄道博物館の中でも、大宮鉄道博物館を心の底から堪能する『鉄ちゃん流鉄道博物館の楽しみ方』を紹介します。
これを知るなら、何倍も楽しく大宮鉄道博物館を回ることができます。

楽しむ前には必ず下準備と確認を

鉄道博物館は急に行っても十分楽しめます。しかし、より楽しむには出かける前に確認が必要です。
『開館時間』『休館日』『利用料金』『アクセス方法』『カメラの準備』を出発前に忘れずに確認しておくと良いでしよう。
最低限必要な準備をしていないと、出発後すぐに急ブレーキをかけることになってしまいます。
それによって子供達の楽しみも半減してしまうかもしれません。

大宮鉄道博物館

住所:
埼玉県さいたま市大宮区大成町3-47
休館日:
毎週火曜日・年末年始
料金:
一般1000円(団体880円)税込み
小・中・高校生500円(団体400円)税込み
幼児※200円(団体100円)税込み ※3歳~就学前
駐車料:
一般1日あたり500円

また、あらかじめ子供達の趣味を理解しておくと良いでしょう。やみくもに館内を見学すると時間が浪費します。『鉄道を運転したいのか。』『部品に興味があるのか。』を知っておくなら楽しさも倍増します。

鉄道博物館を何倍も楽しむ“鉄ちゃんの極意”

自分の好きなものに何時間も費やすのは全く苦ではありません。鉄道博物館を楽しむにおいてもそう言えます。全部を一通り見て回る事も素晴らしい楽しみ方です。どこも悪い回り方ではありません。

しかし、何倍も楽しみ、心から満たされたいのであれば、
好きなものだけを気が済むまで堪能する事。これが『鉄ちゃん流』です。

『鉄道のフォルムが好きで好きでたまらない』人は

 鉄道のフォルムが好きで、撮影をたくさんしたいのなら『1F ヒストリーゾーン』『3F ビューデッキ』がおススメです。
日本の初期に走っていた『150形式蒸気機関車』から『新幹線』に至るまで数多くの鉄道があなたを待っています。ヒストリーゾーンの中央には『C57形式蒸気機関車』が君臨し、汽笛が鳴ると回転します。
解説員による話を聞きながら、好きな電車をあらゆる方向から撮影をしたり、いつまでも眺めているのは至福の時です。3Fのビューデッキに移動すると本物の電車を同じ目線で見る事ができます。
また、隣接する『てっぱくひろば』には『ランチトレイン』があり、中でお弁当を食べることができます。
大好きな鉄道を、外からも中からも攻めて隅々まで堪能できます。

『鉄道の歩みが知りたい』人は

 鉄道の歴史に興味がある方は『1Fおよび2Fヒストリーゾーン』『ライブラリー』『コレクションギャラリー』『てっぱく図書室』がおススメです。
上記でもふれましたが、ヒストリーゾーンは、日本の初期の鉄道をはじめ数多くの鉄道が展示しています。
時代を追うことに変わる鉄道や解説員による説明が聞けるでしょう。さらに古い鉄道写真に自分を合成できるコーナーや2Fには鉄道に関わる歴史がわかるコーナーもあります。『見る』+『学ぶ』を求めるのにうってつけの場所です。好きな事を学ぶ時間は以外にも短く感じます。また集中していますのでより多くの鉄道知識が蓄えられていくでしょう。ただ、若干場所が多いため、1回ですべてをまわるよりも2回3回と楽しみをわける事で、さらなる鉄道への期待を高める事ができます。

『鉄道の細部が気になってしょうがない』人は

 おススメは1F『プロムナード』および2Fと3Fにある『原理・仕組み展示』です。『鉄道が円滑に作動する理由』や『動力の仕組み』『鉄道のパーツ』など、実物を用いて展示しています。あまり知られていない部分への疑問を一発で解決できるかも知れません。デジタルカメラで撮影し記録をすると帰宅後に整理する事で、また楽しむ事ができます。鉄道博士になれます。
1F、2F、3Fとわかれていますので、3Fから見て回る事をおススメします。遠くから攻めてきて、楽しみを持ったまま出口に向かうなら時間を無駄にすることなく余韻に浸れます

『一日も早く鉄道員(ぽっぽや)になりたい』人は

 鉄道の醍醐味“運転手”になりたい人は1Fにある『シミュレータホール』『ミニ運転列車』や2Fにある『運転士体験教室』が夢を叶えます。一部料金や受付が必要なものもありますが、すぐに鉄道員(ぽっぽや)になれます。画面を見てのシミュレートするものや実際に敷地内を運行するものもあります。自分の好きな電車に乗り込み、運転席に乗って心行くまで『出発進行』をしてください。ただし、大声をあげると迷惑になり、楽しみも半減します。あくまでも『出発進行』は心の中で。楽しみを噛みしめるのも『鉄ちゃん流』です。

『鉄道模型が好きなんです』という人は

 本物の鉄道も好きだけど、やっぱり鉄道模型に心が惹かれるなら2Fエントランスゾーンにある『模型鉄道ジオラマ』でしょう。国内最大級の広さ(横25m奥行8m)の中を縦横無尽に走る鉄道模型はまさに圧巻。今では珍しくなったスイッチバックや解説を交えながら運転されるショーもあり、見る者を魅了するでしょう。

『何回も行きたい』という人へ

 何回も行きたいと思っているなら『Teppa倶楽部(てっぱクラブ)』に入られるといいかもしれません。1年間入場料が無料という特典や割り引き、会員様限定イベントなど数多くの特典があります。
年会費は『一般3000円 小・中・高校生1500円 幼児600円』ですが、年間利用を考えている人や、リピーターになってしまい、鉄道をいつまでも見ていたい人は利用されると良いかも知れません。

『鉄ちゃん流』は帰宅後も楽しみを続かせる見事な方法

鉄道好きな大人や子供も楽しむ事ができる『鉄道博物館』。そこはまさに『鉄ちゃん』たちにとって楽園のような場所です。
余韻に浸りながら帰宅後し、お土産を部屋に飾ったり、説明を整理したり、写真をプリントアウトする事でもう一つの楽しみができます。帰宅しても鉄道博物館の楽しみは続いているのです。
『鉄ちゃん流』を知ってでかけるなら、さらに鉄道博物館を堪能できます。
鉄道博物館は普通に行っても十分楽しめる場所です。しかし、自分の好きなことにより多くの時間を費やして堪能する事でさらに楽しさも倍増します。これが『鉄ちゃん流』です。

著者:渡辺芳樹

企画やWEBサイト製作までも手掛ける、ライターもどき
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学生時代からライターとして活動。小さな会社に就職したおかげで、ライター以外に、編集からWEBサイト製作など、幅広く経験。現在はフリーランスとなり、いくつかの会社と契約を結んで執筆活動してます。