歯石や歯石除去に関する、よくある疑問集
歯石だらけの黄色歯って、お世辞にも美しいとは言えませんよね。
いくら歯並びがよくても、メイクが完璧でも、誰もが振り向く美人でも、歯が汚かったらすべて台無しです。
歯石がついていたら見た目が悪いだけでなく、歯や周囲の組織の健康を損ねる原因にもなりますので、面倒臭がらずにきちんと除去しましょう。
歯石や歯石除去に関するよくある疑問をまとめましたので、歯石除去の大切さを知ってくださいね。
歯石って何?あるとどうなる?
答え
歯に付着した歯垢(プラーク)が唾液により石灰化した状態が歯石であり、主に歯と歯の間に発生します。
歯石は黄色く、そのままにしておくと歯の審美性を損なうだけでなく、口臭の原因になったり、歯周病を悪化させたりしますので、早めの除去や定期的な除去が必要です。
自分で除去できる?
答え
薬局や通販などで歯石取り用の器具を買うことができます。
ただし目に見えない部分の歯石を取るのは、自分の力では難しいでしょう。無理矢理取ろうとすると歯茎を傷つけるといった事故を起こしかねないので、やはり歯医者で除去してもらうのがベストです。
歯石除去にかかる費用は?
答え
初診料や検査代を含めて、2,000~3,000円くらいが相場です。(含まない場合は500~600円)
ただしこれは健康保険が適用された場合です。「歯周病などの治療の一環として歯石を除去する」という名目であれば適用されますが、あくまでも歯石除去が目的、というのであれば自己負担になる場合がありますので、歯医者さんによく確認しましょう。
除去するとき痛いの?
答え
歯が健康な状態であれば、若干の衝撃を感じる程度で痛みはありません。
しかし虫歯や歯槽膿漏といったトラブルを抱えていた場合は、痛みを感じることが多いです。
除去を行う歯科衛生士さんの腕にもよりますので、できるだけ上手な人にお願いしたいところです。
歯石除去に麻酔は必要?
答え
健康な歯なら、麻酔をしなくても除去できます。
ただし歯周ポケットが深くそのなかの歯石除去を行う場合や、重度の歯槽膿漏を患っており除去時に激しい痛みを伴うといった場合は、用いることがあります。麻酔の針の痛さが気になる…という方は、表面麻酔をしてもらうという方法がありますので歯医者さんに相談してみましょう。
どんな器具を使って取るの?
答え
歯医者さんでは、スケーラーという器具を用いて歯石を除去します。
手用スケーラー・エアスケーラー・超音波スケーラーなどの種類があり、どれを使用するかは、歯石が付着している状態や場所などによります。
歯も一緒に削れない?
答え
歯石と一緒に歯が削れてしまうようなことはありません。
歯石が無くなると歯と歯の間に隙間ができたり、歯が本来の大きさに戻るため、「歯が削れてしまった」「歯が小さくなった」などと感じてしまうのです。
猫や犬にも歯石ができるって本当?
答え
犬や猫などの動物も人間と同じように、歯をきちんと磨かなければ歯石ができてしまいます。
最近ペットの口臭がひどいな…と感じたら歯石が付着している可能性大ですので、病院に連れて行ってあげましょう。普段からケアをしっかりしてあげて、予防に努めることも大切です。