【迷惑千万】絶対に守りたい電車に乗っている時のマナー|トピックスファロー

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2012年9月20日
【迷惑千万】絶対に守りたい電車に乗っている時のマナー

多くの人が乗り合わせる電車は乗客の一人一人がマナーを守っていなければ途端に息苦しい物になってしまいます。「自分が快適ならそれでいい」とういう考え方は公共のマナーに反するもので、社会を住みにくくする心の持ち方そのものなのです。

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電車に乗るときこそマナーは守ろう

「マナーを守る」ということは、「自分以外の人を不快にさせない振る舞いをしよう」ということであり、その場にいる人全員がマナーを守れば「マナーを守ることで自分も周りも不快な思いをしない」ことに繋がっていきます。

しかし、一人でもマナーを守らない人がいるということは周囲の人が不快感を覚えるだけでなく、回れ右で周囲に追従するタイプの人が「マナーを守らなくてもいいんだ」と感じて次々とマナーを守らなくなり、マナーを守らない方が当たり前になってしまうのです。

特に、顔も名前も知らない他人同士が大勢乗り合わせる電車内では、マナーを守らない人が多いと一日中不快な思いをして過ごすことになってしまうのです。

電車内でのマナー:座席の取り方、座り方

電車で吊革につかまって立ち乗りしている時に気になるのは、座席に座っている人のマナーです。
例えば、足を組んで座っている人が目の前にいた場合、組んだ足がぶつかって嫌な思いをしたことがある人も少なくないでしょう。
また、座席に荷物を置いている人がいた場合、「その荷物をどけてくれれば自分が座れるのに」と思うでしょう。

電車の座席に座るときは足を組まない、荷物で座席を塞がないのが基本的なマナーです。

荷物は網棚の上がベストですが、盗難される可能性があるので、身体から離したくない時は膝の上に載せておきましょう。
空いている座席を見つけた場合は、周囲の迷惑にならないよう、急がず確実に空き座席に向かうようにしましょう。鞄を投げたりして座席取りをするのは危険ですので、絶対にしないのがマナーです。 また、高校生くらいの若者が床に座り込んでいることがありますが、座り込んだ分だけ搭乗スペースを食うことになる上、服が汚れてみっともないという重大なマナー違反につながります。

電車内でのマナー:過ごし方

目的地に到着するまでは、電車内で時間の過ごし方をあれこれ考えなければなりませんが、マナー違反になる時間の過ごし方は意外と多くあるものです。
例えば、

咀嚼音や匂いが出る食べ物を食べる、
化粧をする、
携帯電話をかけて会話する、
音漏れするくらいの音量で音楽を聴く、
ゲームをするなど、

どれも周囲に迷惑をかけてしまうマナー違反です。

駅弁のような電車内での食事は、新幹線や旅客用の電車ならば許容されますが、山手線のように混雑する通勤列車では周囲の迷惑になってしまいます。
まして、電車内で食事した後のゴミを車内に放置するなどもってのほかです。

電車内に限らず人前での化粧は、「本来出かける前にやるべきことを人前でやっている」ため大変失礼かつ恥ずかしい行為であるとされています。

電車内での音楽視聴は、密閉式のイヤフォンを使っていても音量次第では外に漏れてしまうので、適切な音量調節を行うか、全く聞かないかのどちらかでなければなりません。

ゲームは時間つぶしにもってこいでしょうが、熱中しすぎると体が動いてしまう、カチャカチャとボタンを操作する音がうるさいなど、自分では気付かない内にマナー違反を重ねてしまうことさえあるのです。

電車内でのマナー:乗り降り

電車への乗り降りは、混雑していてもいなくてもマナーが求められるものです。
車内の搭乗スペースを確保するという意味では降車客を優先するべきなのですが、乗り込もうとする人が遅れまいと無理に車内になだれ込んでくるため、降りようと思っていた駅で降りられなくなったり、乗り遅れてしまったりすることがあります。
通勤通学ラッシュでは良くある風景ですが、これもまたマナー違反の見本といえます。

ラッシュ時の乗降問題は、駅員が入口ごとについて誘導するようにしていても、一向に解消されない困った問題です。
誰もが「我先に」の精神で進もうとするから乗車客と降車客が衝突して流れが滞ってしまうのです。通勤ラッシュ時の乗降問題解決には、乗客一人一人がマナー遵守の意識を持つことが大事なのです。

電車内に展開したベビーカーを持ち込むのはマナー違反か?

近年、電車内でのマナー問題として議論の対象になっているのが、電車内へのベビーカー持ち込みです。従来、電車内のベビーカーを持ち込む際は、子供を抱っこして、ベビーカーを畳むのがマナーとされてきましたが、鉄道会社が規制緩和してベビーカーを展開したままでの持ち込みをOKにしたことと、ベビーカー持込みに対する理解と協力を乗客に求める啓蒙ポスターを張り出したことをきっかけにして議論が持ち上がったのです。

母親側にすれば、

「せっかく寝付いた子供を抱っこすれば起きてしまうかもしれない」
「幾ら母親でも10㎏近くある子供をずっと抱っこし続けられるわけではない」
「ベビーカーを展開させておいた方が子供にも母親にも良い」

という言い分があるようです。
しかし、母子以外の乗客にとっては、

「展開したベビーカーは通行の邪魔になるし場所を取る」
「ドアのそばにベビーカーが陣取って出入りの邪魔になる」

といった周囲への迷惑や、

「子供が乗ったベビーカーで突進してくる母親がいる」
「ベビーカーで足踏んでいても謝らない」

というように、子供がいることを免罪符にした母親の非常識な行動に不満を抱いている人も少なくないのです。
ベビーカー問題の議論がここまで紛糾しているのは、 「社会が母親を支援する」と「母子のマナー違反行動を他の乗客に許容させる」がすり替わっていること、「マナー違反する母子が電車を利用するすべての母子に拡大されている」ということです。
鉄道会社の言う「ベビーカー持ち込みへの理解」は、取りも直さず「ベビーカーが迷惑をかけても我慢しろ」と言っているのと同じになっているのです。
要するに中立の立場を取れない人間・組織が、平等な社会的通念であるマナーに口出しすること自体が間違っているのであり、これでは議論が紛糾してしまうのも仕方のないことといえます。

この問題の解決には、乗客も母子もお互いに迷惑にならないように譲り合うことが大事です。
ベビーカーの母子は周囲に迷惑を掛けないように、他の乗客は母子をいたわるように行動を律することが何よりのマナーなのです。

著者:渡辺芳樹

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学生時代からライターとして活動。小さな会社に就職したおかげで、ライター以外に、編集からWEBサイト製作など、幅広く経験。現在はフリーランスとなり、いくつかの会社と契約を結んで執筆活動してます。