【ガスの違いでこんなに節約】光熱費節約は物件探しが分かれ道?!|トピックスファロー

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2012年5月21日
【ガスの違いでこんなに節約】光熱費節約は物件探しが分かれ道?!

ガスは電気や水道と違い、どこかわかりづらい…。
ガスの種類とメリットデメリットを知り、ガスの違いも含めてあなたのライフスタイルに合わせた物件を選び、後悔のない物件探しをしましょう!

WEBライター
  

ちょっとしたコツでガス代を節約する方法

電気代は電力会社、上下水道代は水道局、ガスはガス会社に支払いますよね。

私達消費者は、食材や日用品を買うスーパーを選びますが、光熱費は違います。電力会社も水道局もその地域単位で皆同じところに料金を支払います。
しかし、この中でガスだけは少し勝手が違う場合もあるようです。

電気代の節約に関しては電気を使う時間帯を工夫したり、あまり長時間電気を使わないようにしたりといった節約術は数々ありますが、慣れてしまうとそんなに面倒でもないことが多く心配はいりません。

水道代の節約で代表的な物といえば浴槽の残り湯を洗濯に使用するというのがあげられると思います。
洗濯の回数が多めの人は効果がわかりやすい節約の1つなのではないでしょうか。

しかし、ガス代の節約っていったいどうすればいいのでしょうか?
調理の時、なべ底から火がはみ出ないようにするなどが挙げられるのではないかと思いますが、それでどれだけ節約ができているのかわかりづらくはありませんか?

そもそも、電気には電気の使用料があり、kWという電気の単位を使います。
電気の単位はまだいいのですが、水道とガスの使用料の単位が同じ立方メートルって・・・。

ガスは気体ですからその単位をつかうことはわかるのですが、いまいちピンと来なくて『1立法メートルのガスがコンロをどれくらい使えばなくなるのか、水をどの程度温めることができるのか、ガスの節約ってよくわからない』なんて人も少なくないのではないでしょうか?

水なら誰でも割と簡単にイメージがうかびますよね。しかし、ガスの使用がコンロだけならまだいいのですが、給湯器なども一緒に使っている場合はなおさらわかりづらくなってしまいます

ガスの種類:LP(プロパン)ガス vs 都市ガス

ガスには2種類あるのをご存知だと思います。
1つはプロパン(LP)ガス、もう1つは都市ガスです。

キッチンの必需品のガステーブル(コンロ)は、オール電化やビルトインコンロ(調理台と一体化させるように組み込むタイプ))以外の多くの賃貸物件で自分で用意・設置するものです。
コンロはその物件に供給されているガスにあわせた物を選ばなくてはなりませんよね。

しかし、LPガスと都市ガスの違いはそれだけではモチロンありません
実は二つのガスは全然違うもので両方にそれぞれメリットとデメリットの両面を持っています

LPガス・都市ガスとは一体どういう物でどういう仕組みになっているのか比較してみましょう。

LPガス

LPG(液化石油ガス)主成分はプロパンで、一酸化炭素を含まないクリーンなエネルギーと言われています(※ただし条件によって一酸化炭素を発生させてしまうことがあります)

供給形態は災害に強く復旧も早いといわれるボンベに詰める形が一般的ですが、小規模~中規模で導管供給も可能です。供給エリアが限られないのでボンベがあると、どこでも使えます(※ただし、災害によって供給基地やその流通経路画寸断されたりでその機能を停止しない場合に限ります)

料金は、一般的に都市ガスより月々の料金が高く、アパートやマンションでは都市ガスとの料金の差がより顕著に出てくる場合が多いでしょう
節約には、ガス給湯器の場合、温度設定や浴槽の湯の追い焚きに注意するとよいでしょう。

都市ガスと違い自由料金で、販売店によって料金が違う場合もあります。販売店より料金の説明をきちんと聞きましょう。また、消費者が販売店を選ぶことも可能ですが、料金だけでなく安定供給や安全性を視野にいれましょう。手続きには注意を要するので、自由だからと気軽に替えるわけにはいかないでしょう。

都市ガスよりも火力が強いことは、料理が好きな人にとって嬉しいメリットになるでしょう。

都市ガス

LNG(液化天然ガス)主成分はメタンが主流です。一酸化炭素による、ガスの中毒症状に特に注意が必要です。

供給形態は地下を通るガス配管を通し各家庭へ供給されます。プロパンのように外にボンベを取り替えたりの手間がないのもあり、料金もプロパンより低く、また建物の外観にも影響しません

しかし、都市ガスの供給エリア内でないと、地下の配管を使えない、災害時はガスの供給が止まってしまうと復旧に時間がかかるなどのデメリットもあります。

プロパンに比べ火力が弱く、ガス会社により原料に違いがあるためか熱量にも差がある場合があるそうです。

いかがですか?
同じ『ガス』でも結構な違いを持っているので、それぞれの生活スタイルに合う・合わないもあると思います。
まだ物件が決まっていない人は『ガスくらい・・・』と軽視しないで両方のメリットデメリットを踏まえてお部屋探しをしていくのがベストでしょう。
お部屋が決まってしまっている人も今後のためにも知っておくと決して損はありません。

著者:伊藤義雄

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書きたいものがありすぎて書かせてもらっているライターです。趣味は鉄道旅行、写真を撮ることもあるが実際に乗車して車両の個性を体験したいタイプ。尊敬する人は宮脇俊三さん。目標は全国鉄道制覇