新生活を始めるあなたに…一人暮らし生活のための節約術!
大学入学や就職で、住み慣れた土地を離れて新天地で新しい生活のスタートを切った人は多くの悩みを抱えるものです。
家族や友達がいない寂しさ、周囲となじめないもどかしさ、家族の庇護がない自己責任の重さなど悩みはさまざまにありますが、一番大きな悩みは「嵩む出費」につきます。
特に一人暮らしの人は大変です。
寮や下宿のように門限がないから、夜更かし・夜遊びし放題。
食事も自分で用意しなければならないから外食で済ませ、エアコン・テレビ・照明をつけっぱなしにしたまま寝入ってしまう…というように、一度無駄遣いをしてしまうとずるずると坂を転げ落ちるように出費が膨れ上がってしまうのです。
一人暮らし生活における節約の基本とはどのようなものでしょうか?
家計簿をつけて出費をコントロールする
一人暮らしでの節約において重要なことは、「適正な金銭感覚を身に付ける」ことであるといえます。
一人だから無駄遣いを注意してくれる家族はいないし、自分だけの部屋は衝動買いしたものを収納できるスペースがまだまだあるように錯覚してしまうものです。
一人暮らしを始める際は、必ず家計簿に毎日の出費を記録して支出を把握する癖をつけましょう。
何が必要な買い物で、何が無駄な買い物なのかを見極められるようになれば、お金の無駄遣いはグンと減ります。
自宅周辺にあるお店を把握する
一人暮らしをするということは、食材からティッシュ・トイレットペーパーなどの消耗品も自分で買わなければならないということです。
今はネットでなんでも買える時代ではありますが、近場で買えるものならば近場で買ってしまうのが一番いいのです。
自宅の周辺にあるスーパー・コンビニ・小売店は、なるべく早いうちに把握しておくことが大事です。
できれば新居探しと並行して探しておくべきです。
安売りしているお店探しも重要ですが、気軽に行き来できる距離にあるお店を抑えておくことは時間の節約にも繋がります。
自炊生活には大型冷蔵庫が必須
「一人暮らしの節約=自炊」というイメージがあるくらいに、食事を自炊することは一人暮らし生活での節約には欠かせないものです。
自炊は外食したりコンビニ・スーパーで弁当を買ったりするよりは安く上げられるように思えますが、「節約につながる自炊」をするならば、冷凍室が大きめの冷蔵庫が必要不可欠になります。
なぜかというと、「一度にご飯を炊いて冷凍保存」のような節約法と「安く買った食材を長持ちさせるための冷凍保存」を両立するには単身者向けサイズの冷蔵庫では無理だからです。
大きめの冷蔵庫は電気を多く食うイメージがありますが、実際には小さいサイズの冷蔵庫だとすぐに満杯になってしまうので思った以上に電気を食ってしまうのです。
水を使うときは洗面器・桶に汲む
水道の無駄遣いは気づかないうちにやってしまっているものです。
食器洗いや洗顔中に栓もせず水を出しっぱなしにしたり、お風呂の水を溢れさせてしまったりというように、ちょっとした不注意で水を無駄遣いしてしまうことは良くある話です。
水を使うときは、必要以上に水を出さないように心がけなければなりません。
洗い物をするときは洗面器や桶などに汲んでから、必要な分だけ使うようにしましょう。
お風呂に水を張る際には蛇口を全開にせず、半分程度の勢いで水を出すようにします。
洗濯は2~3日置きくらいがちょうどいい
正直な話、一人暮らしで一番面倒なのは洗濯です。
ため込んだ洗濯物を洗濯機に放り込んで、洗い終わって水を吸って重くなった洗濯槽から衣類を引っ張り出し、物干し竿や部屋に並べていくだけでも結構な重労働です。
ましてや1週間ほどため込んだ洗濯物を休みの日に纏めて洗濯した時は、終わった後何もしたくなくなるほどくたくたに疲れてしまうものです。
一人暮らしの洗濯は、節約効果と効率を考えれば2~3日分洗濯物をため込んで行うのが良いでしょう。
新聞を買わずに安売りのチラシを入手するには
「新聞の折り込みチラシで安売りを調べる」のは、節約術の王道といえます。
しかし、いつ入ってくるかわからないチラシのために新聞を取るのは面倒だという人も多いものです。
新聞を取らないで折り込みチラシを手に入れたいのであれば「新聞販売所に聞く」「ネットチラシを探す」「店舗に置いてあるチラシをもらう」の三つの方法があります。
新聞の折り込みチラシは各家庭に配達している新聞配達所で新聞に折り込まれています。
つまり、新聞配達所に行けば折り込みチラシが残っている可能性があります。
しかし、折り込みチラシが余っていない場合もあれば有料で分けてもらえる場合もあるので注意しましょう。
また、最近はスーパーの公式サイトなどでチラシを表示していることがあります。
ただし、サイトがないお店やチラシが表示されてないお店もあります。
自炊料理はできる範囲から
世の中には一人暮らしを始めるまで料理を作ったことのない人もいれば、実家で暮らしている時からお母さんの手伝いで料理をしていた人もいるものです。
要するに料理の腕前は人それぞれに違うのですが、「自炊で節約」となると「材料費100円以内で高級レストラン並みに手の込んだ料理を作らなければならない」という空気が形成されてしまうものです。
一人暮らしの自炊は、「ご飯を自分で炊く」「パスタを茹でる」程度の難しくない範囲から始めていきましょう。
一人暮らしの食事は、有り合わせのお惣菜が中心でも炊きたてのごはんがあるだけでもだいぶ違うものですよ。