温めるポイントを知れば厚着はいらない
寒いからといって、身動きがとれないほどの厚着をしている人を見かけますが、それは、実は逆効果。動きにくさや締め付けにつながり、血行が悪くなることで、かえって体温は上がらないのです。
そこで重要なのが、温めるべき体のポイントを知ること。
腹・首・手首・足首・腰の5つの部分を温めるだけで、血行が促され、体温が上昇します。そのため、厚着の必要がなくなり、暖房の設定温度が低くても済むことにもつながるのです。
お腹を温める効果とは
脳は寒さを感じると、内臓に多くの血液を循環させて体を温めようとするため、末端の血流が悪くなり、手足が冷えてしまいます。その冷えを防ぐには、お腹を温めて内臓を冷やさないことが重要なのです。
また、お腹を温めることは、体の冷えを防ぐほかにも、腸の血行が良くなることのよる下痢・便秘の予防や、女性の生理痛の緩和にもつながります。
お腹あったかアイテム
福助 HARAMAKI ¥1,890~
お腹の冷えを防ぐアイテムとして、注目されているのが腹巻です。
最近では、チョイ見せしても恰好いい男性用や、かわいい柄やデザインの女性用などの、さまざまな腹巻が発売されています。
手首・足首を温める効果とは
寒さにより血液が、内臓に集中することでおこる末端の冷えには、手首・足首を温めることが効果的。
心臓から送られてきた血液を温めたり、指先で冷えた血液の温度を上げて心臓に戻すのです。
手首あったかアイテム
ニトリ 保温リストバンド 電気をつかわず温まる「オルガヘキサ」 ¥299
手首を温めるリストウォーマーは、手の甲をすっぽり覆うタイプのものから、ひじまでの長めのタイプなど、さまざさま。 その中でもおすすめなのが、手首を集中的にあたためるもの。家事などの邪魔にならないだけではなく、洋服の袖の上から隠すことができるため、外出にも使えます。
足首あったかアイテム
靴下専門店Tabio(タビオ) レッグウォーマー ¥1,680
足首を温めるアイテムは、ソックスやブーツなど生活のシーンごとに選ぶことができますが、最近、ファッションアイテムとして人気が高まっているのが、レッグウォーマーです。
クシャクシャと縮めたり、伸ばして履いたり、洋服に合わせて履き方が楽しめます。
首を温める効果とは
私たちの脳は寒いと感じると、熱を逃さないように末梢の血管を収縮します。そのため、全身の血行が悪化してしまいます。
逆に、首を温めて、暖かい血液が脳に流れるようにすると、脳が暖かいと判断し、血管を拡張して体温を下げようとするのです。血管が拡張して血流が良くなると、体全体が温かくなります。
首あったかアイテム
セシール ホットアルファ発熱もこもこネックウォーマー ¥980
首を温めるには、着脱しやすいネックウォーマーが便利。肩に負担の少ない、軽めのものがおすすめです。
腰を温める効果とは
下半身には全身の70%の血液が集まっているため、下半身を温めることで、温められた血液が全身を循環して、体温の上昇につながります。
特に腰を温めると、太ももやつま先に温かい血液が送られるため、末端の冷えを防ぎます。また、腎臓の働きが良くなるため、利尿効果がアップし、むくみ解消につながります。
腰あったかアイテム
立石春陽堂 マジックテープ付きカイロベルト ¥980
腰をあたためるには、数百円とお手頃な値段で手に入るカイロベルトがおすすめです。
付け外しが簡単な伸縮自在のベルトによって、衣類の上からでも、好きな位置にカイロを固定することができます。