これはもしかして…うつ?
たまにふと悲しい気分になったり、何かするのが少し億劫になったりしますよね。すぐに忘れてしまうようであればいいのですがこの状態から抜け出せないとなると問題です。
もしかするとうつ病の傾向があるのかもしれません。
うつ病というと今ではだいぶ市民権を得たかのように感じますが、いざ精神科へ行くとなると少し抵抗を感じる人も多いのではないでしょうか?
うつ度チェックとは
うつ病も他の病気と一緒で症状の軽いうちに発見し、医師と相談して治療を進めていくのが最善策です。
いきなり精神科にいく勇気はないという人のために、ネット上でうつ度をチェックできるものがあります。
これにより簡易的に自分がどんな状態なのかがわかる仕組みになっています。健康診断に似た問いに、今の気持ちが当てはまる、より近いと思うものを選ぶ形式が多いです。
最近少しうつっぽいかもという方も、全くそういう疑いはないと思う方も一度試してみてはいかがでしょうか。
ネットで見つけたうつ度チェック、いくつか試してみた
1つ目はここ2、3日の自分の気分に当てはまるものを、21項目に答える形。
診断結果は、この程度は正常範囲でただの憂うつだとのこと。気分転換をするよう助言がありました。
2つ目は30個の質問に答える形。
診断結果は中等症。うつ病ではないがかなりうつ的な状態が強い、うつ病予備軍とありました。けっこうビックリ!そしてショック!
神経性抑うつ症の可能性もあるとのこと。自分の弱さをさらけ出すのは勇気が要るが信頼のおける近くの人に相談してみては、と助言がありました。なんだ、私はそんな状態だったのかと戸惑ってしまいました。
3つ目は18個の問いに4択で答えるタイプ。
診断結果は、あなたはほとんど問題ありません、とだけ。「ほとんど」が気になりますけど。
4つ目は21個の質問に当てはまる答えを選んでいく形。
診断結果は10段階中の2。少し憂うつな状態になっている、定期的にチェックを、と書かれていました。
5つ目は15問の問いに当てはまるものを選ぶ形。今までのサイトの問いは健康診断みたいだったがこのサイトの問いは少し異なり心理テストっぽい感じ。このチェックには年齢も入れて診断。
診断結果は、おそらくうつ病にはならないでしょう、とのこと。
6つ目は10個の問いに2択で答えるタイプのテスト。
診断結果は、うつ病危険度5%で、心配はなさそうです、とのこと。
7つ目は22個くらいの質問に答えを選択。これも年齢を入れて診断。
診断結果はうつ傾向度4(10段階中)で中程度のうつ状態。治療が必要になるかどうかの境目だとか。急にきたのでびっくりしました。
8つ目は16個の設問に当てはまるものを選ぶ。
診断結果は正常。しかし1ポイント違えばうつ病の可能性がある領域に入っていました。
どこまで正確に診断できているのか
複数のサイトでうつ度チェックを試してみましたが、やはりそこまで正確ではないようです。心配なしというサイトもあればうつ病予備軍といわれたり、と結果にかなりバラつきがありました。
精神科医が監修しているサイトやアメリカ精神医学会の診断基準を使用したうつ度チェックを載せたサイトもあれば、情報の出所が全く不明なサイトもありサイト自体の信用度も大きく違うと思います。
でもやっぱりうつ状態を指摘されると若干へこんでしまいますね。セルフチェックは簡易的ですし、あくまで目安となるものだと思います。あとこういうチェックをする時はどうしてもネガティブな思考になっている時だと思います。そのためあまりよくない結果が出るのも不思議ではないのかもしれません。
しかしやっぱり気になるという方は一度診察を受けてみるべきだと思います。それで異常がなければいいことですし、たとえうつ病と診断されたとしても診察に行かずに悪化させることを考えればよかったと思えるでしょう。
うつ病改善は何より早期発見早期治療が大切です。
うつというのは不安や気力、思考力の低下など精神的な影響だけではなく、息苦しさ、めまい、耳鳴りなど身体へも症状が出るものです。また体調変化により睡眠障害、食欲不振を引き起こします。最悪のケースは自殺ですが、自殺もうつ病の症状のひとつだといわれてるくらいです。
けして悪化させないためにも自分の中の少しの変化でも見逃さないようにし、それが気になれば早めに医師に相談することが重要です。そのきっかけとして、こういったネットのうつ度チェックなどもうまく活用してみてはいかがでしょうか。