掘り出し物に出会えるかも?!東京の専門店街を楽しもう|トピックスファロー

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2012年10月19日
掘り出し物に出会えるかも?!東京の専門店街を楽しもう

東京は首都だけあって、物流の中心となる専門店街がいくつもあり、観光がてら気ままに歩くのも結構面白いものです。古書とカレー専門店が共存する神保町、調理用具や食品サンプルがそろう合羽橋、生地や衣類が安い日暮里を紹介していきます。

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神田神保町・浅草合羽橋・日暮里…専門店街でショッピングを楽しもう

旅行中は目に留まるもの全てが魅力的に映るもので、地元でも買えるような商品でも買うだけでうれしくなってしまうものです。
もしも、そこでしか買えない商品や、その店でしか実現できない値段に出会ったら買い物の楽しさはどこまでも広がっていくことでしょう。

ここではそんな買い物の楽しさが味わえる、ぜひ立ち寄ってみたい専門店街を紹介していきます。

古書とカレーの街・神田神保町

JR中央線御茶ノ水駅から徒歩10分、または都営地下鉄三田線・新宿線神保町駅で接続する千代田区神田神保町。講談社や小学館・集英社などの大手出版社や出版問屋、そして古本屋が軒を連ねる日本一の古書店街として知られています。
神保町の古書店は本が日焼けしないように北向きになっているのが特徴で、古書好きならば一度は訪れなければならない、まさに本の聖地です。

神保町の古書店街で扱われている本はすべての分野にわたり、店ごとに得意分野を持っています。例えば歴史書に強い店があれば、料理書に強い店、数学書を揃えた店があれば、雑誌類を揃えた店という具合です。

そして神保町のもう一つの特徴が、「カレー専門店が多い」ということです。なぜカレーなのか、というと片手で本のページをめくりながら食べられて、かつ腹に溜まる食べ物だからということで、古書好きのニーズに合わせてカレーの街としての神保町が形成されていったのです。
そして、神保町のカレー専門店はかなり本格的な店が多く、欧風カレー・インド風カレー・和風カレーなどほぼすべての種類のカレーを網羅できます。
中には古書店の中に入口があるカレー店もあるので、一度話の種に行ってみてはいかがでしょうか?

調理器具、食材、なんでもそろう合羽橋道具街

JR上野駅から歩いて15分ほどの所にある台東区西浅草の合羽橋道具街。
ここは日本でも右に出るものがない程の料理関連の道具の専門店街で、鍋や包丁、コンロなどの調理器具、食材、食器、プラスチックパック、コックコート、果ては食品サンプルとおよそ料理に関係のあるものは全てここだけで揃えられます。

食器や鍋、包丁などはホームセンターなどでも買えるものと思われがちですが、合羽橋ではマグロ包丁やそば切り庖丁のようなニッチな商品も簡単に手に入ります。その為贔屓にしている料理人も少なくありません。
また、日本独特の文化である食品サンプルを製造販売している店も集中しているため、外国人観光客からの人気も集めています。店頭に展示するサイズの食品サンプルだけでなく、携帯用ストラップサイズのサンプルも販売されていますし、製作体験を行っている店もあるのでお土産の購入先にも最適です。

衣類・生地が豊富で安い日暮里繊維街

JR日暮里駅南口から歩いて3分の所にある日暮里繊維街。
日暮里は昔から問屋街として知られており、十数年前までは駄菓子・玩具関連の問屋がひしめき合っていたのですが、舎人ライナー竣工による再開発の影響で駄菓子問屋はほとんど姿を消してしまいました。

再開発の影響を受けずに残った日暮里繊維街は、衣料品・生地などの問屋街でとにかく服や服飾生地が安く手に入るため、着道楽の人や都内のアパレル系専門学校の生徒が足しげく通う町となっています。
1,000円もあれば上から下まで揃えられるし、お努め品として安く放出されている生地もあれば、他の店では倍近い値段がする掘り出し物もあるし、ボタン・ファスナーのような素材も豊富すぎるほどにそろっているという、まさにファッション・アパレルの聖地です。
さすがに衣類はかさばるのでお土産として買って帰るのは難しいでしょうが、ウィンドーショッピングするだけでも楽しいので一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

著者:塩屋 謙

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職業は編集・校正、そしてWEBライターでもあります。興味の範囲を広げつつ、様々な記事を書いています。