鬱病ってどうしてなるの?どうすれば治るの?鬱病の人の接し方|トピックスファロー

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2015年5月29日
鬱病ってどうしてなるの?どうすれば治るの?鬱病の人の接し方

家族、大切な方が鬱病になったら?鬱病という病気を、筆記者の経験から原因、治療、接し方を述べたいと思います。参考にしてみてください。

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鬱病とは

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鬱病って何?という疑問ですが、

鬱病とは心と身体、両方の病です。
症状が出るのは心の方です。憂鬱な気分だったり、不安が強くなったり。また食欲等がなくなったりします。

今まで出来ていた、好きだった事が出来なくなってしまう事もあります。とにかく何もしたくなくて、ぐったりしてしまう事もあります。

他にも症状はありますが、このような症状が複数出てきて、その症状が2か月くらい続くと鬱病の可能性が高くなります。そして身体にも症状が出てくる事があります。

心の症状がある状態で、身体の症状が出てきたら、ほぼ鬱病と思って間違いないと思います。

筆者が経験したのは、身体全体がだるいのから始まって、頭痛、吐き気(ムカムカ)、肩こりがとても酷い、等の症状が出ました。

鬱病の原因って?

鬱病の原因は様々です。例えば仕事。仕事の内容から、会社の人間関係等、仕事といってもいろいろな原因が当てはまります。

また仕事以外にも、家族や周りの人間関係も鬱病の原因になる事があります。人間関係以外にも、

例えば、大切な人を亡くしたりすると、心のバランスを崩してしまい、鬱病になってしまう事もあります。患者さんによって原因は千差万別なのです。

鬱病って治るの?どうやって治療するの?

鬱病の治療は、主に投薬治療です。その鬱病の症状に合わせて、いくつかの薬を服用することになります。

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軽い鬱病だと一種類の場合もありますが、重症だと数種類の薬を同時に用いる事もあります。

筆者の場合は二種類の薬を渡されました。その薬は、毎食後に飲むものと、どうしても辛い時に飲むようないわゆる頓服的な薬でした。実際に薬を服用するとどうなるかというと、抗鬱剤なので、気分は多少スッキリしたような気がします。

ただ、人によっては眠気や吐き気、酷くなると湿疹などの副作用が出る場合があるようです。しばらくはその薬で様子を見て、精神科医の主治医とカウンセリングをしつつ、薬の量を調整していきます。ただし、完治、といえるまでにはかなりの時間を要します。さらに、再発する可能性が高いのです。

鬱病の人にはどうやって接したらいいの?

鬱病の人との接し方。これが本当に悩むところです。
よく、頑張れは禁句とかいろいろ聞くけど、どうなんだろう?と思う人もいるでしょう。

以前、鬱病を経験した筆者が思う鬱病の人との接し方を伝えたいと思います。まず、

先程書いたように『頑張れ!』という言葉は鬱病の人には言わないほうがいい言葉です。理由はいくつかあります。

これは鬱病になった理由が関係しているのですが、例えばたくさん頑張って、頑張りすぎて鬱病になる人もいます。そんな人にさらに頑張れ!と声を掛けると(これ以上どう頑張ればいいの)と思ってしまって、どんどん落ち込んでいく、という結果になってしまいます。

逆に、頑張っても失敗ばかりで、出来ない自分が嫌でどんどん落ち込み、最後には鬱病になってしまう、つまり先程の理由と逆のパターンの人もいます。そんな人に『頑張れ!』と声を掛けるとどうなるでしょう。(どう頑張ればいいの。頑張ってるのにうまくいかない)と落ち込んでしまったり、そこからさらに、(みんな頑張っているのにどうじて自分は頑張れないの)とさらに落ち込んでしまう事があるのです。

鬱病の人はとにかく不安が強いです。
不安障害を併発している人もいます。ほんの些細な事でも、物凄く不安で、眠れなくなる程です。その為、『大丈夫だよ』。この一言がとても大事なのです。

鬱病の人の接し方

筆者は、鬱病の時、全てがプレッシャーになりました。もう母親になっていたので、家事が上手く出来ない事、育児が上手くいかない事、そして鬱病の治療の為の病院のお金等もかかりすぎて不安になりました。

また、周りの理解が乏しく、『鬱病は気の持ちよう』と思う人ばかりで、「なんでそんなに病院に通うの」と言われた事もありました。一度薬をもらって飲めば治るものと思っていたのだと思います。

さらに、『今回はどのくらいの金額かかったの?』と毎回言われるようになりました。当時私は働いておらず、自分のお金で病院に行っているわけではなかったので、その言葉がかなりのプレッシャーになってしまい、まだ治っていなかったのに病院に行くのをやめてしまいました。

そういう方も少なからずいるように思います。この時にもしも、大丈夫だよ、って言われていたら変わっていたのかな、と思う事もあるのです。

鬱病は脳の病気

鬱病はとても難しい病気です。また、誰でもかかる可能性があります。鬱病は気の持ちよう、ではありません。れっきとした脳の病気なのです。

鬱病の人の接し方

その為に、正しい知識を得て、さらに鬱病の人とも、怖がらずに接してほしいと思います。その時はプレッシャーになるようなことは言わず、だからといって腫れ物に触るような扱いはせず、ただ普通に、安心させてあげてほしいと思っています。

著者:板垣マリ子

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駆け出しのフリーのママライターです。得意分野は映画、音楽、芸能等のエンターテイメント、妊娠、出産、育児、結婚、離婚、恋愛等のカルチャー、健康関係、ファッション、美容関係、乗り物系、コンビニ系、飲食店等の店舗紹介です。よろしくお願いします。