ゆったりと過ごしたい武雄温泉
佐賀県を代表する温泉地として嬉野市の「嬉野温泉」と武雄市の「武雄温泉」があります。
実は嬉野市と武雄市は隣同士の街です。
嬉野温泉は旅館が約50軒もある九州でも有数の大温泉街として知られているので、温泉旅行では嬉野温泉が注目されてしまいがちです。
しかし、武雄温泉にも旅館は約17軒あり、温泉街入り口にはシンボルの「武雄温泉楼門」があります。
小さな温泉街ですが、嬉野温泉ついでに来て温泉を楽しむ人や現地の人で賑わっています。
武雄温泉の1200年の歴史
武雄温泉の開湯は約1200年前と言われており、奈良時代に作られた「肥前国風土記」にも登場しています。
江戸時代には宿場町として栄えた温泉街で、伊達政宗や宮本武蔵や吉田松陰などが訪れたといわれています。
大正時代に入ると、武雄温泉のシンボル「武雄温泉楼門」が作られます。
武雄温泉楼門は文化的な価値が認められているので、現在では国の重要文化財として認められています。
武雄のパワースポット「武雄神社」
武雄市図書館の近くにパワースポットとして有名な「武雄神社」があります。
神秘的な「武雄の大楠」
武雄の大楠は森の中にあり、森のぽっかりと開いた空間で強い存在感があります。
それもそのはず。
樹高30メートル、幹回り20メートル、枝張り33メートル。樹根部分には12畳ほどの空間があり、天神様が祀られています。
ただし、大楠の保護目的から、この空間には入れません。
ご利益は延命長寿、開運招福、厄除・商売繁盛・武運長久で、神秘的な大楠を見に行くだけでも幸せな気分にしてくれるはずです。
日本の美が堪能できる「御船山楽園」
春夏秋冬の見どころ
御船山楽園は四季折々の姿で見るものを楽しませてくれます。
春には2000本の桜が御船山を飾り、夏には新緑あふれる木、秋には紅葉や樹齢170年の大モミジ、冬は雪化粧で日本の美が堪能できます。
庭園内には江戸時代に作られた「萩野尾 御茶屋」があり、春と秋のシーズンでは一般公開され、「お団子と粉茶セット」「ぜんざいと粉茶セット」などを食べることができます。美しい光景を見ながら食べる醍醐味が楽しめますよ。
武雄市行政改革のシンボル「武雄市図書館」
武雄市観光で忘れてはいけない存在として「武雄市図書館」があります。
武雄市図書館はTUTAYAでお馴染みのカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社に運営を委託した図書館で、全国ネットのニュースなどでも取り上げられたので有名です。
公立の図書館と違って民間企業が運営をしているので、館内には図書館と同じ空間にスターバックス、蔦屋書店があります。
スターバックスで購入した飲み物は館内全てのスペースに持っていけるので、コーヒーを飲みながら図書館の本を読めます。
ゆったりできる空間
武雄市図書館の魅力はゆったりとできる空間です。
図書館内の内装は東京都にある「代官山 蔦屋書店」同様におしゃれな雰囲気を醸し出しており、本棚の間に配置された閲覧スペースでゆったりと過ごせます。
また、公立図書館と違ってスターバックスと同じ空間なので、話し声が聞こえてくる空間であり、公立図書館のような物静けさがありません。
蔦屋書店側にはレンタルDVD、レンタルCDコーナーがあり、図書館ではポータブルDVDプレイヤーの貸出があります。その場でレンタルをして、その場で視聴できます。
レンタルDVD、レンタルCD、図書館内の貸出本はTUTAYAで利用しているTカードで借りられるので、佐賀県外からの人でも気軽に借りることができます。
返却は郵送にも対応しているので、旅先で本やDVD、CDを借りても大丈夫です。
いで湯と陶芸のふるさと
武雄市の名物として陶芸があります。
市内には陶芸工房や窯元、ギャラリーがあります。
武雄温泉に行くために使うJR武雄温泉駅や武雄温泉街などで売られているので、お土産として購入する方が多いです。
武雄市にはこれ以外にも見どころはあり、ドラマ「佐賀のがばいばあちゃん」の舞台やテーマパーク「武雄・嬉野メルヘン村」などがあるので、興味がある方は行ってみてはいかがでしょうか。