細菌が大発生!CMで話題のプラークコントロールの「プラーク」とは|トピックスファロー

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2014年3月5日
細菌が大発生!CMで話題のプラークコントロールの「プラーク」とは

プラークとは、歯に付着した歯垢の事を指しています。 歯の白い部分に付着している黄色の粘着性のある物であり、食べ物の残りカスではなく細菌の塊となっていて、そのプラークの中の細菌が虫歯や歯周病の原因となっています。

兼業ライター。専門ではないけれど、ライター歴は長いです。
  

プラークの虫歯や歯周病のメカニズム

歯に付着した黄白色の粘着性の物質が、プラークといいます。プラークは別名ではバイオフィルムもしくはデンタルプラーク、歯垢とも呼ばれており、歯科クリニックによって様々な呼称で使われています。

プラークの成分は8割は水分、残りの2割が食べ物や口腔常在菌という細菌と代謝物になっています。プラークの細菌については、色々な種類の物が存在しており、口腔内の清掃状態により細菌の内容も変わっていきます。

プラークが出来たばかりの頃には酸素で発育するタイプの通性嫌気性の細菌が増加する傾向にあり、更に酸素が無くても発酵する事でエネルギーを得て活動出来るといった特性を持ったタイプの細菌となる為、口臭等の要因となっていきます。

プラークが熟成してきた頃には、酸素無しの環境で活動をするタイプの編性嫌気性の細菌が多くなってくる特徴があり、歯石が出来る環境となっていきます。

プラークが熟成した後に石灰化し、歯の表面に付着した物を歯石と呼ばれるようになり、この歯石を放置する事で虫歯へと変化して行くようになります。

プラークのメカニズムとしては、プラークに含まれる口腔常在菌などの細菌が、酸や毒素を生成し、それが虫歯や歯周病もしくは口臭の原因となっています。


プラークコントロールの方法について

歯のプラークをそのままにしていると、虫歯や歯周病の原因になってしまうので、プラークの量を減らす事が必要となります。

プラークの量を減らす事をプラークコントロールと呼ばれており、一般的にはプラークコントロールは歯を磨く事だと認識されているのが現状となります。

プラークコントロールとはプラークの量を減らす事となっているので、歯ブラシでの歯磨きもプラークコントロールに含まれているのですが、他にも効果的なプラークコントロールがあります。

その方法としては、フロッシングと呼ばれる行為であり、デンタルフロスや歯間ブラシを利用して歯と歯の隙間を掃除する事です。歯ブラシの歯磨きでは半分しかプラークを落とす事が出来ないので、デンタルフロスや歯間ブラシを利用したフロッシングを行う事で、虫歯や歯周病をしっかりと予防する事が出来るようになります。

ちなみにデンタルフロスよりも歯間ブラシの方がより多くプラークを落とす事が出来ます。

また虫歯や歯周病の発生原因は歯の隙間からというのが一番多くなっているので、フロッシングはかなり重要なプラークコントロールとなります。
その他のプラークコントロールと言えば、歯科クリニックで行っている歯のクリーニングになります。こちらは数か月に一度の目安で行う事が効果的となります。

プラークコントロールの商品の選び方

プラークコントロールには、色々な市販されているコントロール用の商品を利用する事で、プラークの量を減らす事が可能となっています。
プラークコントロール用の歯ブラシに関しては、奥歯を磨きやすい形の物として頭の小さな歯ブラシを利用するとプラークを落としやすくなるので、効果があります。

また歯磨き粉に関しては、虫歯予防の効果が期待出来るフッ素の成分が多めに入っている物がプラークコントロールには有効となります。
また歯と歯を磨く為の、デンタルフロスもしくは歯間ブラシはプラークコントロールを行う上では欠かせないです。物理的にプラークを除去する事は虫歯や歯周病を予防するのには一番効果的ですので、こういった除去用の道具は必須となります。

デンタルフロスや歯間ブラシにも色々な種類として、デンタルフロスならばワックスが付いているタイプかついていないタイプかという違いもあるので好みで選ぶ必要がありますし、歯間ブラシならば歯の隙間の大きさに合わせたサイズの確認が必要となります。

他にも、口腔洗浄剤を利用してプラークを落とす事が出来るようになっているので、歯磨き前に利用すると効果的にプラークの除去を行う事が出来るようになっています。

著者:佐藤和子

兼業ライター。専門ではないけれど、ライター歴は長いです。
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学生時代から文章を書くのが好きだった影響で、社会人になってからも、こっそりと週末ライターを続ける。新しいもの好きで、常にアンテナ張っています。