
お金に旅行してもらい世界で働いてもらう
地球の歩き方からコラボ企画として誕生したのが、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の歩き方」です。
地球の歩き方は、「語学が得意でない人も、この一冊を持っていれば、旅行を楽しみ、帰国できる」をコンセプトに誕生しました。

そんな長年、旅行者に愛されてきた、地球の歩き方編集部に、投資ファンド会社から「地球の歩き方とオルカンの親和性が高いのではないか?」とコンタクトがあったことがきっかけとなり、「地球の歩き方 オルカン編」の構想が始まったようです。
筆者も「NO.6:世界中のみんなが幸せになる社会を作る、積立投資」の記事で紹介したように、アメリカに集中投資のS&P500ではなく、NISAの枠上限まで使って、全世界47ヵ国に分散投資されたオルカンに投資しているのは、バックパッカーで世界中を周った筆者と相性が良いからです。
旅では筆者自身が世界中を周っていましたが、投資ではお金に世界中を周ってもらい、利益を稼いできてもらいます。
おそらく、地球の歩き方を提案した投資ファンド会社の社員の中には、学生時代に地球の歩き方を使って、世界を旅していた社員がたくさんいたのでしょう。投資会社の社員という前に旅人としての観点がないとこの発想は生まれないと思います。
参考記事
「地球の歩き方 オルカン」きっかけは編集室に届いた一通のメール

地球の歩き方、オルカンの魅力
それでは、出版社「Gakken」から誕生した「地球の歩き方 オルカン編」の概要を紹介したいと思います。興味を持ったらぜひ手に取ってみてください。
まず、筆者がオルカン編を手にして感じたのは、カラーで写真や図解を使い、インデックス投資、オルカンの概要についてわかりやすく、説明されていることです。
旅行ガイドブックとしての地球の歩き方は、パスポートの取り方、成田空港、関西空港までのアクセスを載せているように、投資をするための証券口座の開設方法から懇切丁寧に説明されています。まさに0からわかるインデックス投資の指南書となっています。
旅に興味がなくても、投資初心者の方、オルカンメインに投資をしている方は、手元に置いておいて損はないと思います。
旅行ガイドブック、地球の歩き方のメインは各国、都市の観光地、ホテル、レストランの詳細な紹介がメインですが、「地球の歩き方 オルカン」は、オルカンに組み込まれている47ヵ国全てを見開き2ページで紹介しています。
主なトピックスは3つ
- オルカンに組み込まれているTOP銘柄
- 主な産業の概要
- 世界が注目する都市
国によっては、オルカンゆかりの地を訪ねるページを設けて少し詳しく紹介しています。
オルカンに組み込まれているTOP銘柄は、各国のオルカンに組み込まれている5つの企業を軽く紹介しています。
世界が注目する都市では、観光地より産業都市を中心に紹介しています。
筆者は会社員として、国際物流の仕事をしていますが、オルカン編で紹介されている都市は物流、貿易の拠点となる港湾都市がたくさん紹介されていると感じました。
ヒト、モノ、カネの流れである、貿易は太古の昔からの世界史でも、地球上の経済活動の基幹的な部分になります。それは現代社会でも変わりません。

投資をすることで得られるメリットは、金銭的な利益のみならず、世界経済を意識することによって、普段私たちが働いている業界も更に興味を持って見ることができるということです。
IT企業に勤めているなら、オルカンに組み込まれている業種は、情報技術がたくさんあることに気がつくと思います。また、たとえ自分が働いている企業がオルカンに組み込まれてなくても、自分の日々の仕事が株価に少なからず影響しているのがわかることでしょう。
それを実感して、働いて得た給与をどんどん世界中の株に投資していけるようになれば、貴方も労働者でありながら、もう立派な投資家です。
その投資のガイドブックとして最適なのが、「地球の歩き方 オルカン編」なのです。

筆者の今後の海外旅行や投資へのスタイル
筆者は、「ヨーロッパで訪れたい世界大戦の戦争遺跡シリーズ」、「節約、貯金、投資で資産を増やしていく方法シリーズ」の2つを主に執筆しています。
本記事を執筆している、2025年9月現在、海外取材のための渡航予定はありません。
コロナ禍後も年に2回ペースで渡欧していましたが、2026年の前半くらいまでは取材、執筆のための海外渡航を休止する予定でいます。
その理由は、完全な筆者の気分転換です。
今まで通り第二次世界大戦、ヒトラー、ナチスをベースとした現地取材は継続しつつ、投資、筆者が会社員として勤めている物流、貿易業界の観点からも記事を書きたいと考えており、今はそのためのネタ集め、構想を練る期間だと考えています。
投資はNISA枠上限でオルカンを基本に、課税口座である特定口座でも、S&P500にも少し投資しています。オルカンとS&P500はいつも比べられる商品ですが、連動指数の違いを測るためにトライアルで特定口座にて投資しています。
しばらくは、海外に行く費用は抑えて、その分を投資にまわしたいと考えています。時々、本記事でも投資の記事を発信していく予定です。
本シリーズで紹介した場所を巡るヨーロッパ、ツアーも企画中
また、旅行会社のユーラスツアーズ様から、「ヨーロッパで訪れたい世界大戦の戦争遺跡シリーズ」を巡るツアーを打診されています。
株式会社ユーラスツアーズ
https://www.euras.co.jp/company.shtml
本記事を執筆している、2025年9月現在、2026年5月8日~5月15日の予定で、「「ヒトラー 野望の地図帳」シリーズ 第二次世界大戦は始まったポーランドから」(仮ツアータイトル)を企画しています。
詳細はこれから話を詰めていくところなので、もしもこのツアーに参加したい、記事を読んで行きたい場所があるという読者の方々は、ぜひ筆者までご一報いただければ幸いです。メール(hiromaru_sakai@yahoo.co.jp)でもX(https://x.com/hiro_warruins)のDMでも、ご連絡お待ちしております。
そのほか、ツアー募集に向けて、筆者の事前セミナー開催も企画しています。
ツアー自体は2026年以降も毎年ツアーが開催できればと考えていて、ユーラスツアーズ代表取締役と共に心待ちにしています。
過去のツアー募集記事
【番外編】4回に渡る戦争と歴史を考えるヨーロッパのツアー開催決定
ぜひ本シリーズも地球の歩き方の参考に
地球の歩き方は、歴史散策シリーズなども販売しております。もし今後の企画などで、ヨーロッパの戦争遺跡関係の企画などもありましたから、情報提供、協力をしたいと思いますので、ツアー旅行共々、ご連絡をお待ちしております。
筆者の連絡先
メール:hiromaru_sakai@yahoo.co.jp
X:https://x.com/hiro_warruins
< NO.13:海外旅行気分で学べる、オルカンの入門書-その1
NO.13:海外旅行気分で学べる、オルカンの入門書-その2
著書「ヒトラー 野望の地図帳」のご紹介
現在「ヨーロッパで訪れたい世界大戦の戦争遺跡シリーズ」も連載しています。
ヨーロッパを中心とした戦跡を巡る旅行記で、実際にその場に行ったからこそ感じる当時の名残と現在の日常風景を、独自の視点で描いています。本シリーズは、おかげさまで書籍化され、各書店の歴史の棚の世界史やドイツ史のコーナーに置かれています。
読者の方々からは、時代背景が簡潔でわかりやすい、学者とは違うテイストが新鮮、という感想をいただいております。歴史好きはもちろん、ちょっとマニアックなヨーロッパ旅行をしたい方々の旅のお供になる本なので、web連載とあわせて、ご興味をもっていただけたら嬉しく思います。

著者名:サカイ ヒロマル
出版社:電波社
価格 :1,400円(税抜)
