就職・転職・ノマドも狙えるIT業界が注目するAndroid技術者認定試験とは|トピックスファロー

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2013年11月12日
就職・転職・ノマドも狙えるIT業界が注目するAndroid技術者認定試験とは

スマートフォンにも使われているAndroidが、いろいろな場所で使われるようになり、Androidの開発ができるSEが不足しています。そんな中、2010年にSE不足解消の1つとして作られたのが『Android技術者認定試験』。そこでこの資格とSEの仕事をまとめました。

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Android技術者認定試験とは

Authorized Certification Engineer for Android(通称ACE:エース)。
アンドロイドOSを使用したアプリケーションソフトの開発ができる事を、客観的な視点から証明するための認定試験。

試験は2010年より、『一般社団法人Open Embedded Software Foundation(OESF)』が実施。
この組織は、Androidをスマートフォン以外の分野にも広く普及させることを目的とした団体。

Android技術者認定試験も、判断が難しい開発技術のレベルを公平に審査する基準であり、これからシステム開発に携わる人の目標とする為に作られました。

今までも、SEの試験としては『ITパスポート』や『情報技術者試験』があります。
しかし、これらの資格は技術的な事の他にも経営の事など、アプリケーション開発より広い『情報技術』についての資格と言えます。

そもそも『Android』のアプリって何?

Androidとは、ソニーのXperiaやサムスンのGalaxyなどのスマートフォンに広く使用されている基本のOS。
ちなみに、アップルのiPhoneに使用されているのは『iOS』という別なOSです。

そしてアプリとは、AndroidやiOSを使って動くソフトであり、OSが『基本ソフト』と呼ばれるのに対して、アプリは『応用ソフト』という呼ばれ方をする事もあります。

アプリがあるからスマホが動く

簡単に説明をすると、アプリの開発ができるという事は、パズドラの様なゲームを作る事もできるし、計算ソフトを作る事も可能という事。
そもそも電源を入れたら起動して、ホーム画面に移るのもアプリのおかげです。

このような様々な機能を使うために必要なプログラムがアプリケーションです。

Androidのアプリを作れるSEが足りない

Androidの特徴として、『誰でも自由に使う事ができる』というのがあります。
その為、利用範囲はスマートフォンに留まらず、エアコンや冷蔵庫、スマートハウスの制御にまで使用される事もあります。

これまでは携帯会社か、携帯で使うアプリ開発でしか必要なかったSEですが、家電業界や不動産など、今では全くかかわりのない分野にまでSEが必要とされています。
つまりAndroidの開発ができるシステムエンジニアの数が、全く足りていないという事です。

しかもこの流れは、今後もしばらくは続いていくと考えられています。

Android技術者認定試験は世界でも通用する登竜門の資格

Androidは世界共通のOSです。
つまりAndroid技術者認定試験で得た知識と技術は、海外でも問題なく使えるスキルという事になります。

ノマドやSOHOとして独立も可能

またプロジェクトが立ち上がった時に多くのSEが集められたり、企業が望む動作を行うアプリを個人で作り納品する等、1つの会社にこだわらず、技術しだいではフリーで仕事をする事も不可能ではありません。

その時、これまでは今まで開発したアプリや請け負ったプロジェクトが名刺代わりでしたが、これからはAndroid技術者認定試験の合格者であるという事も武器となっていく事でしょう。

個人で開発したアプリで荒稼ぎ

また個人で作成したアプリをGoogle Playへ簡単に登録する事も出来てしまいます。
有料アプリで直接収入を得る事もできますし、アフェリエイトの様に広告収入を見込むこともできます。

有名なアプリの中には、無料アプリなのにもかかわらず広告収入だけで月に100万円以上も稼ぐアプリも珍しくありません。

Android技術者認定試験は未経験の人にこそ有効な資格

Android技術者認定試験は、2010年よりはじまったばかりの新しい資格。
その試験内容は、実際に開発を行える中級者レベルに向けて作られており、それでも試験対策をしなければ合格は難しいと言われています。

その為、一般的な認知度は低いと言えるでしょうが、アプリ開発を行っている人たちの評価は決して低くありません。

これからシステムエンジニアへの就職を希望している。あるいは別な業種から転職を希望しているのなら、Android技術者認定試験の資格取得をおすすめします。
これは無名の自作アプリを用意するよりも、よっぽど効果的にアピールできる資格となる事でしょう。

著者:塩屋 謙

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職業は編集・校正、そしてWEBライターでもあります。興味の範囲を広げつつ、様々な記事を書いています。