解約は待って!まずは見直し!
結婚を機に、独身時代に入っていた保険を見直して心機一転新しい保険に加入する人も少なくありませんが、必ずしもそれが良いとは言えません。
健康状態によっては、今まで加入していた保険と同じ条件で新たに保険に加入するのが困難なことも…。
今の保険を解約する前に、きちんと必要な保障や支払える保険料を明確にしたうえで、現在の保険と検討中の保険を比較する必要があるでしょう。
結婚後も保険に入らないのはヤバイ??
保険の見直しどころか、独身時代は保険に入っていなかったという人も少なくないでしょう。特に、20代前半の人では加入している人も少ないかもしれません。
「病気にならないから大丈夫」「もしもの時は貯金で何とかする」と考えていた人も多いと思います。
しかし、結婚してからは、そうも言っていられなくなる可能性があります。
特に、子供が生まれてから、奥さんが仕事を辞めて共働きでなくなってから、「もしも」の時の備えが必要になってきます。
「保険料を支払う余裕がない」という人もいるかもしれませんが、月2000円台でも掛け捨ての医療保険などもあります。夫婦で相談して決める必要があるでしょう。
また、保険に加入しない場合には、「もしも」の時にどう乗り越えるのかということも、しっかり相談する必要があるでしょう。
結婚したら必ず必要になる保険の手続き
保険の内容とは関係ありませんが、結婚して苗字が変わる場合は保険の名義変更が必要になります。また、印鑑も変更になるでしょうし、住所や銀行口座の変更が必要になる場合もあります。
「結婚後も子供が生まれるまでは保険内容を変更しない」という人も、名義や住所などの変更がある場合は、早めに手続きを行いましょう。
また、保険金の受取人が自分の親になっている人も少なくないと思います。受取人を結婚相手にする場合には、受取人の変更も必要でしょう。
結婚したら見直すべき保険のポイント
独身時代は、「家族に勧められて」とか「自分の葬儀代くらいは出せるように」など、何となく保険に加入したという人も少なくないでしょう。
必要以上に保障が手厚くなっていても、独身時代は保険料をそれほど気にしなかったかもしれません。
必要な保障がついていなかったり、必要以上の保障がついていたり…ということが多いですから、結婚後に必要な保障内容に見直すことが大切でしょう。
1.死亡保障
まず死亡保障を見直す必要があるでしょう。結婚したばかりで、相手が死んだ時のことを相談するのはイヤかもしれませんが、大切なことです。
死亡保障は一般的に300~500万円あれば十分と言われています。もちろん、子供が生まれたら増額する必要がありますが、一般的な葬儀費用がこのくらいの金額とされています。
この金額は、葬式代程度の死亡保障であり、結婚相手の生活費なども必要だという場合には、さらに増額する必要があるでしょう。
2.医療保障
医療保障は、入院日額5,000円は必要でしょう。特に、自営業の場合は、入院によるリスクが大きいですから、5000円では足りません。10,000~15,000円くらいはつけておきたいところです。
また、入院限度日数を見直すことも大切。「入院何日目から保障が受けられる」と保障が始まる日を重要視する人も多いですが、何日間保障してくれるのかということも必要です。
1回の入院で保障される日数は、30日程度のものもあれば1000日を超えるものもあります。入院限度日数が長ければ安心ではありますが、保険料との兼ね合いもあります。十分に二人で話合って決める必要があるでしょう。
ちなみに、一般的な病気による入院日数は、50日程度である場合が多いとも言われています。
これから妊娠・出産を考えている女性は、妊娠によるトラブルでの入院も起こり得ることなので、妊娠前に医療保険に加入しておく人が多いです。