気になる新生活のお金をチェック!
結婚にかかるお金というと、結婚式以外に気になるのが、新婚生活にかかる費用です。
新生活にはどのくらいのお金がかかるのか、今の貯金でたりるのか、家具や家電はお金をかけても大丈夫なのか…気になる事はいくらでもあるはずです。
どのくらいのお金がかかるのか、調べてみましょう。
家具家電の買い替えは100万程度かかる
結婚情報雑誌のゼクシィの調査では、結婚する際、家具・インテリアを新しく購入する方は95%、家電製品を新しく購入する方は93%としています。
購入に掛かった費用(単位:万円) | |||||
---|---|---|---|---|---|
調査対象地域 | 全国平均 | 首都圏 | 東海 | 関西 | |
費用総額 | 97.0 | 81.8 | 105.6 | 124.3 | |
項目別平均額 | 家具・インテリア | 44.0 | 38.1 | 44.7 | 56.0 |
家電 | 39.6 | 32.8 | 43.7 | 49.9 | |
賃貸費用(敷金・礼金) | 24.4 | 23.7 | 20.2 | 28.5 | |
引越し費用 | 6.1 | 6.0 | 5.0 | 6.8 |
この数値から、新婚生活を考える場合は最低でも100万円以上、これに嫁入り道具(着物・パール)などを用意する場合は、さらに100万円は用意しないといけないかもしれません。
さらにこれらにプラスして、新婚生活開始後に新たに足りないものを「買い足し」する方達が、40%近くいます。
それに関する費用も考えておく必要があります。
また、関西は多めの費用が掛かる傾向にあるようですので、関西にお住いの方は頭に入れておいた方がよいかもしれません。
予算を決めないほうが安く収まる?
家具、インテリア、家電購入者には、「事前に予算を決めるタイプ」と「特に予算を決めないタイプ」の2種類の方が存在しました。
このうち、「家具・インテリア」については、予算を決めるタイプとそうでないタイプの費用比較がされており、予算を決めていないタイプの方が、決めるタイプよりも20万近く費用を抑えていました。また、費用を事前に決めた場合を見ると、決めた費用の中に納まっている事が多いようです。
一概には言えませんが、これらを見ると、あらかじめ予算を決めなくても安く抑えることは可能でしょうが、家具・インテリア・家電はある程度良いものを揃えたい人や、節約が苦手な人、無駄遣いが気になる人は予算を決めておいたほうがよいかと思われます。
まずは100万、出来るなら200万を目標に貯金を
結婚生活をするためにはいくら必要か、調査の結果では、50万円未満や、100~200万円未満を貯金する人が多いようです。
すでに結婚式や結婚指輪など、多額な費用の掛かるものに対して支払いを済ませていれば、50万円程度でも生活は可能ですが、それでは心許ない金額です。
最低でもスタート時に100万円あればゆとりのある生活ができるでしょうが、いざという時の急な出費に対応できるようにするなら、200万円あると安心です。
なので、まずは100万円の貯金を目標にし、ある程度メドがたったら、200万円の貯金を目指すとよいでしょう。
結婚資金貯金額(単位:万円) | |||||
---|---|---|---|---|---|
調査対象地域 | 全国平均 | 首都圏 | 東海 | 関西 | |
貯金額 | 全体 | 550.7 | 541.7 | 522.8 | 583.4 |
夫 | 272.3 | 266.7 | 273.3 | 282.2 | |
妻 | 252.1 | 259.0 | 234.9 | 249.4 | |
夫婦合同 | 399.6 | 286.2 | 294.7 | 326.3 |
親からの援助はあてにならない?
新生活の準備をする方の中には、親からの援助を期待している人もいるかもしれません。
確かに、ゼクシィの調査では、「親から援助をあった人」が全体で56%存在しています。
しかし、親と別居している人になると別で、82%近くの人が「援助がなかった」と答えています。
結婚する人の中には、一人暮らしなど親と別居している状態で結婚する人も少なくないはずです。
また、結婚するという事は親から自立していくという事、出来る限り親に頼らず、自分の力で行っていく方が、人生において良い事なのかもしれませんね。
上手に貯金するためには
親の援助やご祝儀などもありますが、結婚にかかる費用は出来るだけ自分たちで賄えるようにしておきたいですね。
貯金というのは一人でもできますが、結婚費用の様な多額のお金を貯めていくためには、パートナー同士の協力が不可欠です。
貯金額の目標を決める
具体的にいくら貯金すればいいのか、具体的なイメージをつかめていれば貯金・貯蓄計画も立てやすくなりますし、貯金に対するモチベーションにもなりますよ。
1か月に貯金するor使える金額を先に決める
1か月にいくら貯金するか、今月はいくらまで使えるようにするか、貯金計画を元に考え、先に決めておくとわかりやすくて便利です。
貯金用の口座を作る
貯金用に新しい口座を作るのも便利です。そうすることでいくら溜まったか確認しやすくなりますし、パートナーがこっそりお金を使っていないか、確認・管理することも容易になります。