節電に不向き?オール電化住宅をもっと便利にするには|トピックスファロー

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2012年10月4日
節電に不向き?オール電化住宅をもっと便利にするには

水道以外の生活インフラを全て電気で補うオール電化住宅。光熱費を一元化出来て節約に強い反面、電気の供給が無くなれば手も足も出なくなるというデメリットを抱えています。この大きなデメリットを克服したオール電化住宅を作るには何が必要なのでしょうか?

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震災でわかったオール電化住宅の弱さ。これを補うには?

ガスや灯油など資源が限られた化石燃料に対して、発電出来ればいくらでも供給することが出来る電気はリーズナブルで安定したエネルギー源であるといえます。
しかし最近では、オール電化住宅は「電気を無駄遣いしている」とやり玉にあげられることが多く、オール電化導入に前向きだった家庭が一転してオール電化導入を取りやめてしまうケースも増えてきているのです。

オール電化住宅のメリットとは?

オール電化住宅は、ガス・灯油を使わないのでその分だけ光熱費を抑えることが出来ます。これがオール電化住宅の最大のメリットにして最大の特徴といえます。
そして、電気給湯器は電気料金が安い深夜に活動してお湯を沸かしているので、ガスや灯油を使うよりも安くお湯を沸かすことが出来るのです。
また、温水器にお湯が残っていれば近所で都市ガスの配管工事があっても関係なくお湯を使うことが出来ます。
それにガスや灯油を燃焼させないので火事になる危険性が少ないので、好奇心が旺盛な小さな子供がいる家庭にも向いています。

オール電化住宅のデメリット

しかし、どんなものでも良いところがあれば悪いところもあるのが世の常。
オール電化住宅最大のデメリットは何と言っても、電気がなければ何もできなくなるということです。せいぜい水道から出る水と温水器に溜まっていたお湯が使える程度です。
もしも地震などの災害で水道も電気も完全にストップした状態になってしまうと、復旧まで生活インフラを維持できなくなります

また、給湯器は深夜の時間帯に活動してお湯を沸かすのですが、この際低周波を伴う騒音を発生させてしまうので近所迷惑になることがあります。それに、深夜に沸かしたお湯を使い切ってしまうと電気料金が高い昼間に追い炊きしなければならなくなってしまうのもデメリットの一つです。

そしてガス・灯油を使った設備を後から導入するためには改築が必要になることもオール電化住宅のデメリットなのです。
また、オール電化住宅で利用されるIH式クッキングヒーターは、鍋やフライパンの底が平らなものしか使えないため、愛着のある鍋やフライパンを買い替えなければならないことがあるのもデメリットといえます。

オール電化住宅に足りないものは何で補う?

このように、オール電化住宅は生命線である電気の供給が断たれると調理・給湯・暖房も完全に使えなくなってしまうのです。
つまり、オール電化住宅に足りないものとは、『万が一の際に電気を供給する手段』であるといえます。

家庭用太陽光発電システム

太陽の光で発電する太陽光発電は、オール電化住宅にとって最高の相棒といえます。
家庭用太陽光発電システムで自家発電を行えれば、万が一居住地域が停電することになっても電気の恩恵を受けることが出来ます。
ただし、オール電化住宅が真価を発揮する深夜には機能しないので、昼間の電力のバックアップとして考えた方が良いかもしれません。それに、万が一の場合でなくても自家発電することによって節電にもつながります。

家庭用蓄電システム

大型蓄電池を設置して、普段は電気を蓄えて万一の際に利用する蓄電システムも、オール電化住宅の弱点をカバーするために必要な存在です。
深夜に電気を蓄えておくことで、停電の際や昼間でもローコストな電気を使うことが出来るのが最大の利点です。また、太陽光発電と組み合わせることで一帯が停電中でも、深夜でも電気を使うことが可能になります。

カセットコンロ

オール電化住宅につきもののIH式クッキングヒーターは、停電時に調理が出来ないだけでなく土鍋のような底が丸い鍋で調理が出来ないという弱点を持っています。寒さが厳しい冬場は、体が温まる鍋物をつつきたいものです。
この弱点を補うのが、ボンベ式のカセットコンロです。鍋・フライパンの種類を選ばず使えるし、災害で停電した際には心強い味方になってくれます。

著者:塩屋 謙

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職業は編集・校正、そしてWEBライターでもあります。興味の範囲を広げつつ、様々な記事を書いています。