甘え下手女子が男性にうまく甘えられない理由とは?
甘えるのが下手な女子というのは、意外と少なくないと思います。そんな女性は、いつも心の中では、本当は彼氏や旦那さんなどパートナーに甘えたい、という欲求が渦巻いているのではないでしょうか?
そんな願望を抱きながらも、上手く甘えることが出来ないのは、いったいどんな理由があるというのでしょう?それは、甘えることに慣れていないから。子どもの頃に両親が忙しくて、ほとんど甘えた記憶がない。
姉弟の中で一番上のお姉ちゃんだったので下の姉弟にそのチャンスをいつも奪われていたなど。甘える機会が少なかったのも理由のひとつではないでしょうか。
また、以前付き合っていた男性が、甘えたい、頼りたいときに突き放すようなタイプだった場合、「自分は甘えたらウザがられる」とインプットされてしまったということもあるかもしれません。
お手本があれば意外とうまくいきやすい?
スキンシップやお願いごとを素直に伝えていますか?
甘えることに慣れていないから男性に何かをお願いしたり、頼ったりしたい時、また単純にスキンシップをしてみたい時などでも、どんな風に接すれば良いのか戸惑ってしまうという女性は多いでしょう。
スキンシップは恋人や夫婦なら当然のこと。愛情不足の悩みを抱えているカップルも多いようですが、お互いの肌に触れ、自分の思いを素直に伝えることは、愛情表現として大事にしたいことです。今さらとか、いい年だからと恥ずかしがることなんてないんです!
甘えることが苦手な女性でも、「上手な甘え方」のお手本があれば、それを真似してみることで、上手く甘えられるようになるかもしれません。そこでお手本にしたいのが、子猫なのです!
私自身が、親が甘えさせてくれないタイプで、長女だったため、ずいぶん年上の男性からも甘えられてしまう状態でした。「本当は甘えたいのに!!」という怒りと悔しさ、そして行き場のない悲しみを抱いておりました。
そんな日々を過ごしているなか、気づいたら飼い猫が増えて3匹に・・・。みんな子猫の時に保護して飼い始めました。そして子猫のグングン来る甘え方には、戸惑いながらも、「かわいい・・・」と虜になってしまったのです。
ちょうど2匹目の猫を保護した少し後に、今の夫と付き合い始めました。
今度こそは、恋愛をもっと楽しいものにしたい!甘えたいという長年の願望を満たしてみたい!という気持ちを成就させるべく、実際に子猫の甘え方を真似してみたのです。
自分本位で図々しいのに愛されるのはなぜ?
タイトルにも入れていますが、子猫ってけっこう図々しいものです。犬とは違って、飼い主に対してご主人様なんていう意識は皆無。とにかく自分本位なのです。そしてひとたび慣れてくれれば、甘えたい時は遠慮なく来ます。
よく知られていることかもしれませんが、猫は自分の気が向かない時はいくら呼んでも来てくれません。しかし、おなかがすいたり、寂しくなったりした時は、欲求が満たされるまでどこにでもついてきます。
空気を読み、気遣いできる女性ほど甘え下手になってしまう
もちろん、こっちの都合なんてお構いなし。いくら忙しくしていようと、食事をしていようと、読書をしていようと、パソコンをしていようと、「これでもか!」というくらいに、こちらの視界に入って来ようとします。
一切空気なんて読むことはしないとでもいうような堂々たる様子は、時には「あ~、もう!」ってなります。でもやっぱり、それでも、いやそれほどまでにして甘えてくる子猫にメロメロになってしまう人は多いでしょう。
そこで私は思ったんです。私が男性に甘えられないのは、いつも空気を読もうとし過ぎているからではないか?と・・・。こちらの様子を察して、「おいで」とか、「どうしたの?」なんて声をかけてくれる男性であれば、困ったり寂しくなったりしないかもしれません。
そんな出来た人はいませんでした。いつまでも「今だったら近寄ってもいいかな?」「頼み事をしてもいいかな?」と様子を伺うばかり。そこで、相手の様子を察するばかりではなく、
自分本位になってみることにしたのです。
愛情が倍増する子猫の図々しくもかわいい甘え方とは
では、具体的に、どんな風に子猫の真似をして甘えてみたのか、恥ずかしいけどここに公開してみます。
ガマンや妥協をしない、本能丸出しでいいんです
女性なら、彼氏や旦那さんと一緒にいるのに、あまりに別々のことばかりしている状況に、寂しさを感じることがあると思います。スキンシップを取りたいな、と思う時もあるでしょう。甘え下手な私は、そんな時でも、なかなかそんな気持ちを表現することが出来ずにいました。
子猫をお手本にするならば、相手が何をしていようと構わず「ごろにゃ~ん!」とばかりに擦り寄って行けば良いことになります。私はそれを実践しました。
「つまらない」とすねるよりも強制スキンシップ
ただ、今まで甘え下手だったわけですから、やはり勇気がいるものです。それに、子猫のような、何をしても許されそうな可愛すぎるルックスを持っているわけではないので、「相手が何をしていても」というのはやり過ぎ。とりあえずはくつろいでいる時間を狙ってみました。ベッドに横になっている時などが狙い目です。
夫は付き合っている時も、たいてい、食後にはベッドに行き、スマホをいじっていました。それまでは、「すぐにベッドに行ってスマホ!つまらない!」と不満に思って拗ねたりして、不機嫌な態度をとったりもしていました。でもそれでは、関係や状況は良くなりません。
子猫は自分が寒いと、暖を取るために、寝ている人の腕やおなか、胸の上に乗ったりします。またゴロゴロいいながら、寝ている人の腕の中に入って来ます。
これを真似るとこうなる
寂しい時には、自ら隣に寄り添いに行って、それだけではなく、スマホを持っている腕の間に入り込み、自ら腕枕の体勢に入ります。その上で、スマホを横取りしたり、スマホの前に自分の顔をねじ込んで見つめたりしてみました。
また、休日に寝てばかりいるような時には、子猫のように彼のおなかに・・・いや、身体全体に上から乗っかって、ピッタリとじっとします。猫の「香箱座り」をイメージして。
子猫と体重が違いすぎるって!?ごもっともです!彼が潰れそうで、乗っかるのが抵抗あるなら、服の中に自分の頭を入れてみるのもいいですよ。
ご想像通り、突然そんなことをすれば、「なに!?」「うざい!」「キモイ!」なんて言葉を浴びせられます。でも・・・まんざらではなさそうなんです。あえてそこで、「にゃ~!」と言ってみれば、「ああ、猫の真似のつもりか!」と相手も気付きますので、猫が嫌いな男性でなければノってきてくれるのではないでしょうか?
うちの場合は、「お~よしよし!」と顎を撫でてきたりします(恥)子猫のようにかわいいルックスじゃなくてもいいんです!恋人同士や夫婦であればこそのコミュニケーションです。
もう行ってしまうの? 姿が見えなくなるまで見送ってみる
子猫って、けっこうトイレまでついてきたりします。どこにいるのか分からなかったのに、トイレに入っていると必ずつけてきて、ドアを開けたらそこでちょこんと座って待っている・・・。そんな姿に何度も悶絶させられました。
これを真似るとこうなる
さすがに、トイレの前で待ち伏せしようというのではないです。ただ、結婚してしばらく経ち、最近は休日も別行動の時が多い。そんな状況なら、たまには、旦那さんが出かける時「私も行く!」とついていってみませんか?
また、「今夜は飲み会なんだ」とデートを早々に切り上げようとする彼には、飲み会までついていくわけにはいきませんが、見送りがてら駅まで一緒についていくとか。そして、お出かけする時に玄関の前で寂しそうに見送ってくれる子猫のごとく、寂しそうな顔で、駅のホームに消えて行くまで見送ってみる・・・。
そうすれば、気になって早く帰ってきてくれることも。やり過ぎは怖いと思われるかもしれませんが、
たまにやると「今日はどうしたのかな?」と心配になるようで効果的です。
私はこうしたい、これがいいと要求はハッキリ言う!
子猫は、要求をハッキリ表します。モジモジ遠慮しながら、「どっちでもいいよ」なんて態度を取ることはありません。たとえばお腹が空いているなら、ご飯を出してくれるまで、ず~っと、こちらを見つめながら大きな口を開けて、「にゃ~!」と言い続けています。至近距離で。
もちろん、こちらが寝ていてもお構いなしです・・・。また、撫でて欲しい時も、ず~っと人の身体の周りをグルグルしながら鳴き続けたりします。そんな子猫に学んだ甘え方、あります!
男性はノーとイエスをきちんと伝えてくれたほうがラク
それまで私は遠慮がちで、デート中にお腹が空いても、相手が「ご飯にする?」なんて言わない限りは我慢していたり、食べたいものも「なんでもいいよ」とか「どっちでもいいよ」なんて言っちゃって、相手の提案が自分の食べたいものでなかったりしても、何も言わずにしたがっていました。
一方、子猫って、お腹が空いていても、自分の食べたいものじゃないものを出された場合、妥協して食べるのは稀で、たいていは「これじゃにゃい!」とず~っと訴えてきます。
う~ん、私だって、たまには要求をハッキリと主張したっていいよね・・・。なんて考えさせられる姿だったのです。
そこで実践!
これを真似るとこうなる
それからの私は、ドライブ中などにお腹が空いたら、「お腹空いた!」とハッキリ言います。特にうちの夫は、言わないと分かってくれないタイプなので・・・。それで、「何食べる?コンビニのパンでいい?」なんて言ってくることもあるのですが、以前ならそれでも「いいよ」って言っていました。
でも、本当にいいと思っていない時は、「嫌だ!」と言うようにしてみたのです。もちろん、食べたいものがあるのなら、きちんと「どこの店の、何が食べたい」と言うようにします。
夫は今もそんな私に、「ワガママだなぁ、まったく・・・」と言います。けれど夫も、私の要求に対して無理な時は無理と言いますし、「どっちでもいい」なんて言いながら、連れて行かれたところや食べに行ったお店に不満そうにされるよりはよほど気が楽みたいです。
我慢や妥協をしても・・・ちっとも美味しくないですよね。子猫の本能丸出しの生き方に、敬礼したい思いです。
絶妙!上から目線じゃなくなる「スリスリ&凝視作戦」
従順だったはずの私が、色々とワガママを言うようになっても、夫がなんだか楽しそうにしているのは、上手に甘えられるようになったからかもしれません。ただ「あれが欲しい!」と主張するだけでは、上から目線のイヤな女に思われてしまう可能性もなきにしもあらず。でもそこは、子猫はどのように要求をしてくるか?をイメージしています。
子猫は、何かして欲しいことがある時、人の身体や頭をスリスリと押し付けながら、目を見つめ「にゃ~ん!にゃ~ん!」と言うのです。
これを真似るとこうなる
男性の手に触れたり、腕を取ったり、身体を押し付けたりしながら「ね~、新しいネックレスが欲しいの。」と、目を見つめながら言います。相手の瞳を凝視する勢いで、もちろん、猫なで声で。
この時のスキンシップは、やり過ぎないことも大切かと思います。相手に合わせて、「絶妙」なタッチで。
こうすることで、男性は、上から言われた感じは受けず、命令されたなんて感じないので、保護者の気分で要求を叶えようとしてくれます。遊んで欲しい時も、子猫がやるように、彼が見ているスマホ画面を横から猫パンチしながら「こんなんばっかり見て~!」とやっています。すると、「うざい」と言いながらもしばらくは遊んでくれます。
OKサインをキャッチする洞察力があればこわくない
子猫は天真爛漫で、遊び出したら遊びに夢中になるし、甘えたいと思ったら何度でも頭を、人の身体にコツンコツンとぶつけて来ます。我が家の2番目のメス猫は特にすごいです。普段は女王様気質なのですが、甘えたくて抱っこして欲しい時は自ら、立っている人の胸に向かって「にゃ~ん!!」とジャンプします。
文字通り、「胸に飛び込む」のです!人が抱き上げてくれるのを待っていられなくて、受け止めてくれるかどうかも分からないのに、いや勝手に「受け止めてもらえるはず」と決めつけて、飛び込んできてくれるのですから、やはり抱っこしないわけにはいきません。忙しくても、1分くらいは抱っこしてあげようと思うものです。
ダメなときは素早く切り替えてスマートにふるまう
甘え下手で、甘えたらウザがられるのでは?と恐れを抱いている女性も、このくらいの気持ちで男性にぶつかっても良いのではないかと今では思うのです。愛しい相手であればこそ。
もしどうしても忙しかったり、都合が悪かったり、ウザかったりしたら、その時は「やめろ!」とか言われると思います。そのように怒られてから、「じゃ~今は甘えるのやめておこう!」と手のひらを返しても、いいのではないでしょうか?ちなみに子猫ならそんな時、すぐに察知して、一目散に走って逃げます。
感謝と喜びは大げさなぐらいストレートに伝えて
子猫をたっぷり甘えさせてあげても、感謝をしてくれるわけではありません。でも、寂しがっている時に撫でたり抱っこすると、目を細めてゴロゴロ言っていたり、ご飯をあげると、ガツガツ食いついていたり。そんな姿がかわいく愛おしいので、それ自体が見返りになります。
こんなところも真似をするとバッチリです。うれしいときは、そんな風にとてもうれしそうな様子を見せることで、男性は満足してくれるみたいです。
よく観察していれば、絶妙な距離感がわかるようになる
図々しいとはいえ、猫は察するのも上手みたいです。ある意味確信犯的なところがあり、子猫といえども、ちゃんと「今は大丈夫だろう」とか、「今は絶対に無理そう」というのが分かるようなのです。
というのも、私が怒っている時は近付いて来ません。逆に落ち込んでいる時は、慰めにやってきたりします。怒っているとか、機嫌が良さそうなど、密かに飼い主のことを観察しているからだと思われます。普段の平穏無事な時をちゃんと覚えていて、異変があると察することが出来るのですね。
元々気を遣いすぎるぐらいだった女性なら、慎み深く、その辺はきちんとわきまえられるはず。タイミングは上手くつかめると思うのです男性にとって良きパートナーとなれるよう、この辺も見習い、絶妙な距離を保てるように今も精進しているところです。
照れる!?でもやってみる価値アリ!
本来の天真爛漫さがよみがえり、もっと楽しく愛せるかも
ここまで読まれて、「そんなこと出来るか!?」と思いましたか?確かに、照れますよね、恥ずかしいですよね。甘えるのが下手なのに、そんなこと出来たら苦労しない!と思われたかもしれません。確かに甘え下手女子の遠慮がちな態度と、子猫の図々しいかわいさは、対極的なものです。
でも、子猫だって、最初から人に慣れているわけではありません。それこそ最初は、クローゼットの奥や部屋の隅などに隠れて、ろくに姿も見せない時期もあります。でもひとたび、こちらを安全な人物だと認めてくれると、元来の天真爛漫さを発揮して甘えてきてくれるのです。
遠慮ばかりしている女性も、本来ならば、そのような天真爛漫さを持っていたはず・・・。たぶん。なので、一度こんなことでもやってみれば、その後は楽しく甘えられるようになるかもしれません。
素直な思いを受け止めてくれるかどうか。二人の関係を見直すいい機会になるでしょう。彼も意外と、あなたが甘えたがっているなんて、知らなかっただけなのかもしれないのです。素直な願望を表現することで、お互いにもっと心を開き合える関係を築けそうです。
騙されたと思って子猫の真似をしてみてはいかがでしょう。男性に対して気持ちのままに甘えるのを邪魔しているプライド、羞恥心、「私はバカな女じゃない」という強がりなどを吹き飛ばす荒療治になってくれることを願って、終わりにいたします。