スポーツ選手を食から支えるアスリートフードマイスターの資格|トピックスファロー

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2014年2月10日
スポーツ選手を食から支えるアスリートフードマイスターの資格

スポーツ選手が自分の体を作る食時にこだわるのは当然、そんな専門的な知識を学べるのが『アスリートフードマイスター』の資格です。スポーツ栄養士よりの資格取得が簡単で、実践的な内容を身につけるのがアスリートフードマイスターです。

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アスリートフードマイスターとは

野球選手

日本野菜ソムリエ協会が認定する、スポーツの為の食事学を学べる民間の資格。
ダイエットや食育の為の食事方法とは違う、アスリートの成長を助け、良い成績を残せる事を目的とした食事法や栄養学について学ぶことが出来ます。

ちなみに、メジャーで活躍する青木宣親の妻・元アナウンサーの青木佐和さん。
東北楽天ゴールデンイーグルスで投手として活躍する田中将大投手の妻・タレントの里田まいさんが2012年にジュニア・アスリートフードマイスターの資格を取得した事でも話題になりました。

このように、スポーツ選手だけでなく、アスリートを夫や子供に持つ人の中で、資格を取得する人が増えています。

スポーツには独特の食事のとり方がある

極端な例を上げると、マラソンにおける『カーボローディング』があります。
カーボローディングとは、筋肉の中に持久力の元となる炭水化物を限界まで溜めこむ食事法の事。

その方法とは、1週間前から炭水化物を減らし、直前に大量(体重60キロの場合、600グラム)の炭水化物を摂取するというもの。
この方法により、カラカラのスポンジが水を吸収するように、筋肉が炭水化物を吸収し、試合中に持久力が切れてバテる事が無い体になると言われています。

また、アスリートにはオフシーズンに内臓を休ませるという理由から、ファスティング(断食)を行う選手も珍しくありません。

このような、カーボローディングやファスティングなどは、体のコンディションを整える事に効果がありますが、一歩間違えると危険な食事法であり、正しい知識と指導の元で行わなければなりません。

アスリートフードマイスターとスポーツ栄養士との違い

オリンピック選手やワールドカップ選手に同行するスタッフには『スポーツ栄養士』の資格を持つ人がいます。
スポーツ栄養士とは、栄養面からアスリートのサポートを行うスペシャリスト。
しかしスポーツ栄養士の資格を取るには、大学で栄養学を学び、栄養士、管理栄養士を経て、ようやくスポーツ栄養士に手が届きます。

トップで活躍する選手の、献立から食事のタイミングまで、栄養に関する全てを管理するにはスポーツ栄養士の知識が必要になるかもしれません。
しかし、資格の取得には多くの時間と費用が必要となります。

アスリートフードマイスターは一般向けの食事指導資格

一方で、アスリートフードマイスターは、これまでプロアスリートしか受ける機会のなかった食事指導を、もっと一般にも広める事を目的に作られて資格です。
その為、日本野菜ソムリエ協会が行う講習を受ける以外の特別な受験資格はありません。

『選手』と『選手を支える人』のどちらにもおすすめのアスリートフードマイスター

食事から体調を管理する事は、スポーツ選手の基本と言っても過言ではありません。
マラソンのレース中に起きる腹痛の原因や、水分補給の方法など、アスリートフードマイスターでは基礎から実践的な事まで学ぶことが出来ます。

また、アスリートフードマイスターには、その知識をアドバイザーやコンサルタントの仕事に活かしている方も少なくありません。

アスリートフードマイスターは、スポーツに関わる全ての人におすすめできる資格です。

著者:塩屋 謙

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職業は編集・校正、そしてWEBライターでもあります。興味の範囲を広げつつ、様々な記事を書いています。