どの家にも眠っているブランド食器はある
同僚の披露宴の引出物でもらったペアのティーカップや、親類の内祝いにもらったゴージャスなプレートなど、知らず知らずのうちに、頂き物のブランド食器が増えてしまった、というお宅は多いのではないでしょうか。特に、新婚生活では家で食事をする機会が増えるだろうと、結婚祝いに食器をいただくことが多いようです。
このように、実用的で手頃なお値段の食器は、ギフトとしては大人気なのですが、もらった方の立場としては複雑。もったいなくて普段は使えない、使い道がよく分からないなどの理由から、一度も使われることのなく、箱に入れられたまま、徐々に戸棚の奥へと追いやられて・・・。 こうなったら最後、いつ誰からもらったのか思い出すこともできない、もらったことすら忘れてしまった、そんなブランド食器達が、深い眠りに入っていくのです。
ブランド食器の高額買取のポイントとは?
ブランド食器の買取では、いくつかの高額買取の条件がありますが、ここでは、特に業者さんから歓迎される3つのポイントをご紹介します。
未使用&化粧箱入り
食器の買取では、ほとんどの業者さんが、使用済のものや箱がなくても買い取ってくれます。でも、高額買取を目指すなら、やはり未使用なのが重要なポイントだといえます。 さらに、化粧箱に入っているものは高く売ることができることから、買取店には、内箱・外箱などが揃った、もらった時の状態そのままで持ち込むのがベストです。
また、ソーサがないティーカップや蓋のないシュガーポットなどの、不完全な状態の食器や、欠け・ヒビのあるものは、買取の対象になりにくいためご注意下さい。
食器にも人気ブランドがある
どんなにブランドに疎くても、「ウェッジウッド」や「マイセン」、「ロイヤルコペンハーゲン」の名前は聞いたことがありますよね。このような、誰でも一度は耳にしたことがあるような、長きに渡って人々から愛されてきたヨーロッパの陶磁器のブランドは、やはり人気があるといえます。
その他に、クリスタルグラスの「バカラ」、“ウィーンのバラ”で有名な「ヘレンド」、“世界で最も美しいボーンチャイナ”と呼ばれる「ミントン」なども、人気のブランドです。 また、最近は、「ノリタケ」、「大倉陶園」などの国内メーカーや、「柿右衛門」、「今右衛門」といった有田焼・伊万里などの和食器の人気も高まっています。
コレクター好みのアイテム
ブランド食器の中でも、コレクターが多いといえるのはイヤープレートでしょう。 毎年、異なるデザインの絵皿が発売されるイヤープレートは、1枚も欠かさず集めたいというコレクター心理をくすぐるアイテムだといえます。
1908年の発売以来、100枚以上のプレートを発売してきた「ロイヤルコペンハーゲン」をはじめ、「ウェッジウッド」などの名だたるブランドのイヤープレートのほか、1971年から12枚しか発売しなかった「ローゼンタール」のような、レアなアイテムにも人気が集まります。