カラコンの正しい選び方や使用法を心得ておきましょう
近年はカラコンが大流行していますが、粗悪品や使用法を守らない人が多いせいかトラブルが続出しています。
正しい使い方をしないと目が痛くなったり充血したりするどころか、最悪目の病気にかかって失明の危機にさらされることもありますから、安全な選び方や使用法をきちんと心得ておきましょう。
キャストモールド製法の極薄カラコンなら、目が痛くならない
カラコンは、2枚のレンズに着色料が挟み込まれている“サンドイッチ構造”のものが多く見受けられます。
着色剤が目に付着しないように、このような構造になっているわけですが、レンズ2枚分の厚みがあるため、着け心地が今ひとつという声も少なくありません。
そんな消費者の声から誕生したのが、キャストモールド製法やセミキャストモールド製法により作られた、超極薄のカラコンです。
レンズの原材料と着色料を混ぜ合わせて作るのがキャストモールド製法であり、着色料を施したレンズを特殊な素材でコーティングして作るのがセミキャストモールド製法です。
この製法により作られたカラコンは、約0.01mmの薄さを誇っています。薄い上にとても柔らかいので、従来のサンドイッチ製法で作られたカラコンのように、装着時に違和感を覚えたり痛みを感じたりすることはありません。
普通のソフトコンタクトレンズと大差ない着け心地を実現できています。
従来のカラコンは使い心地が悪いと感じる方は、新製法で作られた極薄カラコンの使用をお勧めします。
ただしごく軽い力で擦っただけで着色剤が剥がれてくるような粗悪品に当たってしまうと、目の健康を損ねる恐れがありますから、信頼できるブランドの商品を選ぶようにしましょう。
粗悪品に注意!ブランドの評判をよく確かめて購入しよう
中国製や韓国製のカラコンは低価格で人気がありますが、安いぶん品質が悪く不衛生なものも多く出回っていますので、口コミやネットなどで評判をよく確かめてから購入しましょう。
かなり稀ですが、アリや虫のタマゴがついていた!なんて酷いケースもありますから、十分気を付けてください。
人気の高いブランドは、vivian(ビビアン)、RODEO(ロデオ)、Puream(ピュリーム)です
数あるうちのほんの一例ですが、安いわりに品質や着け心地の良さに定評があり、種類も豊富にありますからぜひ参考にしてください。
安さより品質最優先という方には、日本で初めて薬事法に基づいた臨床試験を行い、確かな安全性が保障されているFall in Eyez(フォーリンアイズ)の商品がおすすめです。
装着時間は8時間以内。使用期限やお手入れも忘れずに
いくら信頼できるブラントの商品を入手しても、使用法を守らなければ何の意味もありません。
まず遵守すべきがカラコンの装着時間です。
カラコンの種類やブランドにより多少の違いはありますが、多くは8時間以内と定められています。
装着時間が長ければ長いほど、目が乾燥してカラコンが外れにくくなったり、レンズや角膜が傷ついたりするリスクが高くなりますから、気を付けましょう。
使用期限を守り、それぞれのカラコンに適したお手入れを行うことも大切です。
1dayタイプなのに節約のためと2日以上装着し続けたり、洗浄もせずに装着したままベッドに入ったり。
こんな使い方は高確率で目のトラブルを招きますから、絶対に止めましょう。
カラコンは着色剤やレンズに厚みがあるため、長く装着しているととても目が乾きます。
カラコン専用の目薬をこまめに点して、乾燥を防ぎましょう。裸眼用の目薬は、レンズを傷つける恐れがあるので避けてください。
上手く選ぶ自信がなければ、眼科から処方されたものを使用すれば安心です。