介護福祉士の受験資格は平成27年から大きく変わる!
介護福祉士資格の取得方法はいくつかあり、次のような方法があります。
- 養成施設を卒業する(無試験)
- 福祉系の高校を卒業する(試験あり)
- 3年以上の実務経験を積む(試験あり)
1の「養成施設を卒業する」の場合には、試験を受ける必要はなく、養成施設を卒業することで資格を取得することができます。
2・3については、試験で合格しなければ資格を取得できません。
大まかにこの3つの方法で取得できた介護福祉士資格ですが、今後は取得方法に次のような変更があります。
変更前に受験可能な人は、早めに取得した方が無難かもしれませんね。
変更1:養成施設を卒業しても、試験を受けなければならなくなる!
介護福祉士試験は合格率40~50%であり、国家資格としては難易度が高くない方ではありますが、毎年半分程度の人が受験に失敗しています。
養成施設を卒業すれば試験を受ける必要がなく、確実に資格を取得できたのですが、平成27年度(第28回)試験からは養成施設を卒業した人も国家試験を受験しなければならなくなります。
変更2:福祉系の高校を卒業し、9ヶ月以上の実務経験が必要な場合も!
旧カリキュラム(平成20年度以前の入学者)では、定められた科目・単位数を修得することで受験資格を得ることができました。
しかし、新カリキュラム(52単位)を修得しない特例高校など(33単位)の場合は、平成24年度(第25回)試験からは、9ヶ月の実務経験を積まなければ、受験資格が得られません。
変更3:実務経験3年だけでは受験資格が得られなくなる!
今までは3年の実務経験で受験資格が得られたのですが、平成27年度(第28回)試験からは、実務経験3年に加え、実務者研修(450時間)を終了しなければ受験資格が得られなくなります。
社会福祉士の受験資格は平成25年から変わる!
社会福祉士試験の受験資格はさまざまありますが、次のような実務を5年積むことで受験資格を得るという方法もあります。
- 児童福祉司
- 身体障害者福祉司
- 福祉事務所の査察指導員
- 知的障害者福祉司
- 老人福祉指導主任
しかし、平成25年度(第26回)試験からは、上記の実務経験だけでは受験することができなくなります。
上記の実務経験4年以上に加え、6ヶ月以上の養成課程を修了しなければ受験資格を得られなくなるんです。