キャリアアップが目指せる「BATIC」
海外に本社を置く企業との取引や、外資系企業との提携や競合など、グローバル化が進む現代では、様々な形で海外と接する機会が増えています。
そのグローバル化の中で生き残るために、国際会計検定”BATIC(バティック)”では、日本の簿記だけでなく、国際的な会計基準を理解するための指標として使われる検定です。
BATIC(国際会計検定)® | 公式サイト – 東京商工会議所検定試験情報
試験内容
試験内容は「Subject1」と「Subject2」の2ステップに分けられます。「Subject1」は全受験者必須です。
「Subject2」については、「Subject1」において、320点に達した受験者のみが受験することが出来ます。
また、「Subject1」でアカウンタレベル(320点)に到達した受験者は、「Subject2」の得点に400点がプラスされ、以後の「Subject1」受験が免除されます。
認定期間は「アカウティングマネジャーレベル」「コントローラーレベル」の2種類は3年間、「ブックキーパーレベル」「アカウンタントレベル」の2種類は認定期間はありません。
認定の更新を希望する場合は、更新の手続きが必要になります。
受験するためには
受験資格
学歴や年齢、性別、国籍などの制限はなく、誰でも受けることが出来ます。
試験日・申し込み
試験は毎年7月中旬と12月中旬の2回開催されます。申し込みは約1か月前までに済ませなくてはいけません。
ちなみに2013年度に個人で受ける場合は、以下のようになっています。
2013年度試験実施要綱(個人のみ)
試験日:7/21(第25回) 、 12/15(第26回)
申し込み期間:5/7~6/14(第25回) 、 10/1~11/1(第26回)
受験料払込み締切日:6/23(第25回) 、 11/10(第26回)
成績表発送日:8/23(第25回) 、 12/2(第26回)
受験料
「Subject1」「Subject2」同時受験の場合は9870円、「Subject1」のみ受験の場合5250円、「Subject2」のみ受験の場合は7770円となっています。
「Subject2」のみの受験は前述の通り、「Subject1」にて320点以上のスコアを記録した者のみ受験することが出来ます。
BATICを取得すると
ビジネスのグローバル化が進み、企業会計の世界も国際化への対応が必要とされています。
そんな中、国内基準・国際基準の会計両方に精通していることを証明するBATICを取得することは、すでに海外で活躍している大企業への就職や外資系企業などに活用することが出来ます。
また、BATICは英語力・会計力が試されますので、高得点を取るという事は、職種関係なく、国内外の就職・転職活動にも有利に働きます。
ゼロからの取得を目指す人はもちろん、現在事務・会計職に就いている人がキャリアアップを目指すための資格としてもおすすめです。
BATICの勉強法
BATICの出題の特徴として、出題範囲からそれぞれ万遍なく1~3題ずつ出題されるという特徴があります。すなわち、全部の問題が出題されますので、ヤマを張った勉強法は効果が薄い可能性があります。
しかし、余り深いところまで出題されることはなく、また出題の順番はある程度決まっているようです。
ですので、高得点を狙うためには、BATICの過去問を何度も勉強するのが有効な勉強法となります。
※主な過去問題集
また、過去の問題については東京商工会議所のBATIC公式ページからも確認することが出来ます。
東京商工会議所では、同時に公式問題集も販売しております。しかし、過去問テキストよりも難しくのでこちらから始めると挫折しやすいようなので、まずは過去問を始めることからオススメします。
BATIC(国際会計検定)® | 公式テキスト・問題集