【瘢痕性脱毛症】皮膚の疾患や外傷が引き金となる毛包の破壊|トピックスファロー

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2013年1月21日
【瘢痕性脱毛症】皮膚の疾患や外傷が引き金となる毛包の破壊

瘢痕性脱毛症という症状を知っていますか?この症状は、『毛包が破壊されてしまう為、発毛が皆無』と言われています。しかも徐々にハゲが拡大していくという特徴があります。なぜこんな事が起きるのでしょうか?また、直す事は可能なのでしょうか?ここで、その詳細を説明しています。

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【瘢痕性脱毛症】一度なったら二度と毛が生えてこない症状!?

瘢痕※性脱毛症(はんこんせいだつもうしょう)という症状をご存知でしょうか?あまり聞きなれない言葉かも知れませんが、これは一般的なハゲとは別の原因でおこるハゲです。

一般的なハゲの原因は『男性ホルモンの影響』『生活習慣』『シャンプーの仕方』『加齢に伴うもの』などの理由が考えられます。しかし、瘢痕性脱毛症に関しては『皮膚の疾患や外傷による毛包の破壊』が原因になります。つまり、外的な要因によって生じてしまうのです。

この症状は、毛包(毛穴の下に存在している髪の毛を囲む組織)が完全に破壊されてしまうため、重度になると発毛は皆無です。しかし、被害を拡大させないようにする事は十分に可能な症状でもあるのです。

※瘢痕…傷あとの事

様々な外的要因で起こる瘢痕性脱毛症

瘢痕性脱毛症は外的な要因で起こると言いますが、実際にはどんなものが引き金となるのでしょうか?
次のようなものが原因として考えられます。

  • 頭部の火傷
  • 先天性による頭部のあざ
  • 交通事故などによる頭部の外傷
  • 真菌や細菌による感染
  • 頭部にできた腫瘍
  • サルコイドーシス(原因不明の肉芽腫性疾患の一つ。)
  • 頭部のX線治療によるもの(絶対ではない。発症する可能性があるという事。)

瘢痕性脱毛症は、放置しておくとハゲが広がっていくという特徴がありますので、できる限り早い段階で手を打つ事が鍵になってくるでしょう。

瘢痕性脱毛症の被害を食い止める3つの方法

冒頭でも触れましたが、瘢痕性脱毛症は重度になると発毛は皆無です。しかし、被害を食い止める事は可能です。どの様な方法があるのでしょうか?

被害が小さいなら外科手術

軽度の外傷であれば、縫合する事によってハゲた部分を目立たなくする事ができます。しかし、軽度の外傷と言っても個人差はかなりあります。なので、必ずしも全員が外科手術で治療できると言い切る事はできないのです。

原因に適した治療

瘢痕性脱毛症は怪我や火傷による外傷だけではありません。菌による感染もありますので、それに適した治療を行なえば被害の拡大を防ぐ事ができます。早期で治療に入れれば、その分被害は小さく済むでしょう。

最終手段は植毛

重度の瘢痕性脱毛症の場合は、毛包が確実に死んでいる事でしょう。この状態で発毛する事は、かなり難しいです。
こういう場合は、最終手段になってしまいますが、植毛するという方法しかありません。

縫合=治療=植毛で瘢痕性脱毛症の拡大を防ぐ事ができる

瘢痕性脱毛症は外的な要因により、毛包が破壊されたことによって起こる症状です。その為、被害が大きいと発毛は皆無という状態になってしまいます。

部分的にハゲができてしまうので、『外出しにくい』『人前に出られない』と思うかも知れません。また、被害が拡大するという特徴があるので絶望的に思えるかも知れません。さらに、治療をする為の期間や費用がかかりますので、忍耐力も求められるかもしれません。
しかし、『縫合手術』『適した治療』または『植毛』をするなら、被害の拡大を防ぐ事ができます。
瘢痕性脱毛症と上手に付き合っていくには、早期発見をして被害が小さいうちに手を打つ事が最善の方法になるのです。

著者:渡辺芳樹

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学生時代からライターとして活動。小さな会社に就職したおかげで、ライター以外に、編集からWEBサイト製作など、幅広く経験。現在はフリーランスとなり、いくつかの会社と契約を結んで執筆活動してます。