1.大きな声で話す
アメリカの心理学者のマレービアン博士の研究によると、人が会話をしている相手から受け取る情報の中で『言葉』が占める割合はたったの7%で、残りの93%は表情や声質、声の大きさだったそうです。
「英語力に自信がない」「自分の言っていることが相手に通じなかったらどうしよう」と考えてしまうと、自然と声は弱くなりがち。そのため、自分の考えや気持ちを相手にきちんと伝える必要がある場面では、声の大きさや強さを意識して話すことが重要だといえます。
2.きちん挨拶をする
挨拶は国を問わずコミュニケーションを取る上で重要なツール。特に、自分と関わりのある人としか挨拶をしない日本人と違って、海外ではエレベーターの中やすれ違った時に、見ず知らずの人と挨拶をするのは一般的なことです。
もし、顔見知りの外国人がいるなら、気軽に「Hell!」とか「How are you?」と挨拶してみましょう。また、相手の名前を知っているなら「Hi, Sophia.」と親しみを込めて挨拶をしたり、「Nice dress!」と服装などを褒めることで、相手との距離が縮まるはずです。
3.いろいろな人と話してみる
日本に住んでいると特定の友人がいない限り、会話をするネイティブスピーカーは自然と限られてきてしまいます。特に、英会話スクールや学校の講師とでは、なかなかレッスンの枠を超えた会話はできないものです。
そこで、もっといろいろな外国人と話をしてみたいと感じている人におすすめなのが、外国人が多く集まるカフェやパブです。ビールの酔いとその場の雰囲気を楽しみながら、肩に力を抜いて外国人との会話を楽しんでみてはいかがでしょう。
4.反復や促しを多用する
『反復』と『促し』は、会話の中で上手にコミュニケーションをとる方法です。これらの会話の技法には、「自分は受け入れられている」「自分の話をちゃんと聞いてくれている」と感じることで、相手への信頼感が増す効果があるといわれています。
相手の言った言葉をそのまま繰り返すのが『反復』です。もし相手に「I have climbed Mt. Fuji.」と言われた場合、「Mt. Fuji!」と返すことによって、 “すごい!あなた富士山に登ったことがあるの!”という気持ちを短いセンテンスで相手に伝えることができます。
また、うなづきや相槌などの『促し』とは、相手の話を促す方法。うなづきながら話を聞くことで「あなたの話をちゃんと聞いてます」とアピールし、さらに、「And?」とか「Really?」と続けることで、スルスルと相手の話を引き出すことができるのです。