ビジネスでも使える英会話のテクニック
「スモールトーク」とは、「ちょっとした“楽しい”世間話・雑談」という意味です。
パーティ中の雑談や、井戸端会議などもスモールトークの一種で、このスモールトークによって、雰囲気のいい空間を共有することが出来ます。
ビジネスの場においても同様です。
例えばTEDでプレゼンを見ていると、いきなり本題に入ることなく、簡単な世間話から入っていくことが多々あります。
このスモールトークは、例えばビジネス・ミーティングなどで相手と会話する際に、好印象を与えることができるので、ぜひ身に付けておきたいですね。
カジュアルな会話が求められる
今の時代は、カジュアルな会話を好む人が増えてきています。
例えば挨拶の際、「My name is Taro Tanaka.(私の名前は田中太郎です。)」は馴染みのある表現ですが、例えばパーティなどの場などでは、少し堅苦しいですよね。
そのような、カジュアルな雰囲気が求められている場所や場面では、「I’m Taro Tanaka. Nice to me to.(私は田中太郎です。よろしくお願いします。)」と言った感じの方が、自然になります。
メールでも同様の手法を
ビジネスメールなどでも、同様の発想ができます。
ビジネスに関するメールなのに大丈夫?と考えるかもしれませんが、既にコンタクトをしている相手である場合は、問題なくカジュアルな表現を使うことが出来ます。
実際の会話ほど、砕けた文章は必要ありませんが、同じような発想で、ご機嫌をうかがう簡単な短文を交えて見ると良いでしょう。「Hi Tom, I hope you had a nice weekend.(やあトム、いい週末を送りましたか?)」などのように、です。
もちろん、カジュアルな文章が適さない場合もあります。例えば、初めて連絡を取り合う人にメールをする場合は、丁寧なメールを書くようにしましょう。そして、相手のメールを読んで、その雰囲気に応じた文章にスイッチするなどしましょう。
こちらか一方的なスモールトークをするのではなく、相手のコメントにも、反応や共感を示しましょう。
事前に情報収集を
しかし、ただ単に雑談すればいい、というわけではありません。あくまで相手を楽しい気持ちにさせるなど、信頼関係構築のきっかけになる会話にしなくてはいけません。
そこで、会話する相手の情報を収集し、相手に聞いておきたい質問や、話しやすい話題を用意しておきましょう。
話しやすい話題としては、以下のようなものがあります。
- 仕事(仕事の調子について、など)
- 週末・休暇(週末・休暇の過ごし方、など)
- 天気(今日の天気について、など)
- 時事ニュース(流行りのトピックについて、など)
- 相手のファッション(相手の着用しているネクタイを褒める、など)
- 映画(好きな映画について、など)
相手が嫌いそうな話題や、話しにくそうな話題は避けるようにしましょう。特に、政治や宗教、人種については、注意が必要です。
メインはあくまで「本題」
スモールトークは会話に大切ですが、あくまでメインは本題。あまりにスモールトークに力を入れ過ぎると、ミーティング時間が減ってしまい、本題が疎かになってしまいますよね。
なので、長くても5分程度でスモール程度は済ませ、本題に入るようにしましょう。
スモールトークに強くなるには
スモールトークを鍛えるためには、英会話の場数を踏んでいくほか、語彙力を鍛えるなどして、鍛えていくことが可能です。また、時事ニュース等をチェックし、会話のネタを日頃から仕込んでおくことも大切ですね。
参考になるサイト・海外ドラマ
NPR : National Public Radio
アメリカの公共ラジオ局「ナショナル・パブリック・ラジオ」。
早すぎず遅すぎず、しっかりとした英語を話してくれるので、リスニング力強化にも役立ちます。
TED
海外ではどのようなプレゼンが行われているのか、プレゼン手法について勉強になりますし、教養的知識を身に付ける事もできます。
フルハウス
日本でも高い人気を誇る、アメリカで放送されたシチュエーション・コメディです。カジュアルな英語を身に付けることが出来ます。
ドラマや映画は、語彙力を身に付けるための最適な教材です。
後は積極的にテレビや新聞、雑誌を目にすることで、流行の話題について知識を取り込んでいきましょう。