明日の朝から寝起きの口臭にオサラバする5つの方法|トピックスファロー

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2013年3月18日
明日の朝から寝起きの口臭にオサラバする5つの方法

寝起きの口臭には自分でも嫌になる時があります。それは個人の悩みではなく、誰もが思い悩んでいる事。では、なぜ寝起きの口臭はそれほどまでにキツイのでしょうか?口が臭くなる原因と寝起きでも臭わない方法をまとめました。

取材ライター
  

朝のきっつい口臭の原因

寝起きで、口が臭う原因は寝ている間に繁殖した「口内細菌」によるものと、前日に食べた「食事」に原因があります。

寝ている間、菌は3倍のスピードで繁殖する

人が1日の間に1リットル以上も分泌する唾液には、口内細菌を抑える効果があります。
しかし、寝ている間は『唾液腺』の活動も低下し、どうしても口が渇きやすくなってしまいます。
乾燥した口内では、起きている時と比べて3倍のスピードで菌が繁殖し、8時間で菌は限界まで数を増やすと言われています。

食べ物の臭いは『肺』から出る

にんにく等の臭いの強い物を食べると、「胃から臭いが上がってくる」と思っている人が多くいますが、これは間違い。
胃と食道の間は「噴門部」によって、食事の時以外は閉じており、臭いが上がってくることはありません

食べ物で息が臭くなるのは、消化・吸収された臭い成分が血液に運ばれ、肺で空気(息)と混ざる事で臭います。
その為に、食べた直後だけでなく、胃が空っぽになっている翌朝まで臭いが残ってしまいます。

パートナーに寝起きのキスを拒否されない方法

ポイントは以下の3つ。

  • 臭いの強い物を食べない事。
  • 口の乾燥を防ぎ、菌を繁殖させない事。
  • 繁殖した菌を速やかに流す事。

1:寝る前にお酒は飲まない

臭いのキツイ食事を取らないのは当然として、お酒の臭いもひどいもの。
アルコールは分解されると『アセトアルデヒド』という臭い物質に変わり、これが臭いの大本です。
また、アルコールを分解するのに水分が必要。さらに利尿作用によって、体内の水分がどんどん奪われていきます。

水分が少なくなれば、当然、唾液の分泌量が減るのは明白でしょう。

2:寝る前の歯磨きとマウスウォッシュ

菌の繁殖を防ぐ最も有効な手段は、増える前に菌を消去する事
歯磨きと口内洗浄で、菌の数を可能な限り減らしておきます。
デンタルフロスも使うと、さらに効果が上がるでしょう。

3:濡れマスクで乾燥を防ぐ

濡れてないマスクでもいいですし、部屋自体を加湿するのも有効です。
ただしマスクは不織布マスクではなく、ガーゼマスクを使ってください

濡れマスクの手軽な作り方

ガーゼマスクの上から1/3を外側に折り、折った部分だけを濡らす。
※この時、鼻まで覆う必要はありません。

4:起きたら歯磨き

細菌の繁殖を0にはできませんので、歯磨きは欠かせません
寝起きに1杯の水を飲むだけでも効果はあります。

5:ご飯を食べて、唾液を出す

食事によって、休んでいた唾液腺を刺激し、唾液が出やすい状態にします
目的は『噛む』事ですので、しっかりとした朝食にしましょう。

また、時間がない時は、口をゆすいでお茶を飲むだけで十分です。
むしろ、食後30分程度は、口内が酸性になり、歯の表面のエナメル質が傷つきやすくなっているので、歯磨きは控えた方がいいでしょう。

ちなみに、食べかすがプラーク(歯垢)に変わるまでは短くても24時間。
歯磨きは食後3分以内に3分以上と言われていた時代もありましたが、そこまでする必要はありません。

寝起きの口臭は世界共通

朝に口が臭うのは、生理的な口臭であり、個人で差はあれ世界的にみても珍しい物ではありません。
口臭の80%以上は原因が口の中にあり、適切なマウスケアで多くの場合は改善することが出来るでしょう。

『自分だけが臭い』と思い悩む必要などありません。

著者:和田ちえみ

取材ライター
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三度の飯より書くこと聞くことが好き。インタビューやプロフィール作成、企業社内報など堅い文章も書けます。人の話を聞き、それをまとめるお仕事が多いです。