お金が無くても治療ができる
一般的に歯の治療は高額です。
インプラント治療をした時の事を考えてみましょう。
場所や使う金属によって金額の上下はありますが、それでも何十万という費用がかかってしまいます。
しかも、手術して全て終わりという訳ではありません。術後の経過を良くするために、何度か歯医者に足を運ぶこともあるでしょう。そうなると、その都度費用が加算されてしまいます。
義歯をつける手術だけで、まとまったお金を用意しなくてはならないのです。
大抵の人は、そんな大金をすぐに用意できるとは限りません。ある程度手術を見越して貯金をしていたとしても限度はあるでしょう。
だからといって、いつまでも隙間の空いた状態にしておくと、他の部分(隣接する歯・顎)に不具合が生じる事も十分考えられます。
そう考えると、金銭的に余裕がない人は、歯の治療を受けずに不具合を受け入れなくてはいけないのでしょうか。
実のところ、そうする必要はないようです。
『デンタルローン』というサービスがあるので、それを利用するなら現時点でお金が無くても高額治療を受けることができるのです。
デンタルローンの全貌
デンタルローンとは一体どのようなものなのでしょうか?
言葉から考えますと『デンタル=歯の、歯科の』という意味があるので、歯に関係したローンと考える事ができます。
実際にローンの対象となるのは、『審美』や『インプラント』といった高額な治療費のかかるものです。
これらの手術及び治療でどうしてもかかってしまう高額な医療費を、金融機関が一時的に肩代わりして支払ってくれる制度です。
先程も触れましたが、これにより金銭的な余裕が無くても、治療を受ける事が可能になります。
さらには、保険適用外の手術や治療を行なったものにも、このローンを適用できる場合もあります。
治療前にこれだけは覚えておきたい4つの事
治療の種類を問わず利用できる
歯の治療をする際に『保険の適用がない“自由診療”』と『保険が適用される“保険診療”』の二つが選択できます。
一部の歯の治療など保険が適用される保険診療は、比較的出費を抑える事ができますが、自由診療になると全額負担になるので出費が多くなります。
このどちらの場合でもデンタルローンは適用されます。患者にとってはとても嬉しいものです。
さらに、術後にかかる治療費(メンテナンスなど)にも適用されます。
この際は残高に新たなローンの部分が追加されていきます。
また、一部においては“クレジットカード”で治療費の支払いをする事も可能です。
家計に負担をかけない返済方法
金融機関によって返済期間が異なりますが、一般的な期間よりも長く設定されています。
ローンなので金利がかかりますが、通常のローンの金利よりも安く設定されているものもあります。
返済期間が長くても家計を苦しめる事は少ないでしょう。
どんな人でも利用可能!?
基本的に18歳以上(まれに20歳以上)で、収入が安定していれば誰でも可能です。
と、言っても審査が無いという訳ではありません。
過去にローンで問題を起こした人や、あまりにも高齢になると利用できません。
また、銀行や金融機関によっては、口座の開設やクレジット会員になる必要があるという場合もあります。
医療費控除になる?
デンタルローンを利用した場合でも、年間の医療費が10万円を超えるなら医療費控除の対象になります。その際、申告が必要になります。
無くした歯を蘇らせる優れたサービス
今まで歯の治療は保険がきかず、それでいて高額というのが一般的とされてきました。
その中でデンタルローンは、歯の治療を考えている人にとって嬉しいサービスとなるでしょう。
一時的に費用が足りなくても、長い年月をかけて支払いをしていくので高額な治療が可能になります。
また、金利が低く設定されているのも良心的です。
様々な理由で無くしてしまった歯を取り戻す事を可能にしたデンタルローンは、誰もが受けられる優れたサービスと言えるでしょう。