“身勝手な運転”は悪いマナーの原因になる
「何!今の運転!」
こんな経験ありますか?
最近では毎日の様に交通事故の報道がされていますし、どこに行ってもマナーの悪い運転を見かけるので珍しくありません。
実際自分が経験しなくてもそういう状況を目撃したという事もあるかもしれません。
なぜ悪い運転マナーがなくならないのでしょうか。
“運転マナーの悪さ”というものは見過ごせない原因の一つでしょう。
『身勝手で自分本位な運転』をするのではなく、『他人本位の運転』を心がけるなら良い運転マナーを身につけることができるでしょう。
そのためにも、“悪い運転マナーの例”と、違反した場合はどういう処罰を受けるのか知っておくと良いと思います。(※全て普通車の場合です。)
悪い運転マナーと処罰
スピードの出し過ぎ
公道をサーキットと勘違いしているかの様な走行を目にする事はよくあるはず。
3桁は確実に出しているでしょう!という車も見かけます。
あきらかに危険です。
これは他の運転マナー違反の根底にあるものでしょう。
罰則
- 15km以上→1点 12,000円の罰金
- 20km以上→2点 15,000円の罰金
- 25km以上→3点 18,000円の罰金
- 30km以上→6点 10万円以下の罰金か懲役6ヶ月以下
- 50km以上→12点 10万円以下の罰金か懲役6ヶ月以下
信号無視
冒頭の話は信号無視を念頭においてます。
歩行者側の信号は青でも車が突っ込んできたというのは運転マナーが悪い以前の問題です。
罰則
- 赤信号の無視→2点 9,000円の罰金
無理な追い越し
道路の中央線が破線じゃないのに抜かされたという事ありませんか?
追い越し違反というものです。
罰則
- 2点 9,000円の罰金
一時不停止
横断歩道がない交差点では一時停止をしなくてはなりません。
歩行者もそこを通るからです。
それなのに我が物顔でそこを通り抜けていく車がいます。
罰則
- 2点 7,000円の罰金
交差点内での優先順位を無視
交差点内での優先順位は1.直進、2.左折、3.右折と決まっています。
それが自分優先になり右折や左折が直進車を妨げるように走行しているのを見る事があります。
罰則
- 1点 6,000円の罰金
割り込み
隣の車線を走っていた車が急に自分の前に。
急ブレーキで危機一髪、一歩間違えると大惨事。
れっきとした違反です。
罰則
- 1点 6,000円
携帯電話を使用しながらの運転
携帯電話依存症という言葉ができるくらい携帯を手放せない人がいます。
そういう人は運転中にも電話をしていたり、メールのチェックをしたり…
マナーを守った安全運転とはいえません。
罰則
- 1~2点 6,000円の罰金(点数の違いは危険度の違いでかわります。)
これら7つの事例は良く見かけるものです。
この他にも大音量での走行や、クラクション・パッシングを繰り返す行為、緊急車両の進路を妨害するといった、酷過ぎる運転を見かける事があると思います。
本当になくなってほしいものです。
そして、例証から解る通りマナー違反が罰則に直結していることも理解できたでしょう。
“悪い運転マナー”は周囲を危険にさらしかねない行為です。
これで、人を死に追いやってしまったとなれば、業務上過失致死となり、さらに重い罰を受ける事になります。
免許をとったという事は運転マナーを守らなければいけないという責任があります。
そのためにも良い運転マナーを身につける事が必要です。
それには、『譲り合う心』『道路を私物化しない』という誰でも知っている事を再認識すると良いでしょう。