彼女は中学2年、小学3年、幼稚園年少のお子さんをお持ちです。
「末っ子の幼稚園児のお友達のママたちと年齢が離れているので、話題についていくのに一生懸命です。 年上だからと思って、幼稚園の役員も断れずに引き受けてしまいます。 他の若いママたちに溶け込もうと必死ですが、最近疲れてしまいました」
とういうものでした。
では、どう対応すればよいのでしょうか?心理カウンセラーの観点からお悩み解消法をご紹介しましょう。
「あなたはあなた」です!
まずは、「周囲のママたちよりも年上だから……」なんて考えを捨てましょう。考えても悩んでも年齢だけはどうにもなりません。
そうはいってもどうしても年齢は気になるものですね。
でも、どうにもならないことを考えるよりも、違う視野から自分を見つめてみてはいかがでしょう。
「周囲のママたちよりも年上だから……」というあなたの思いこそが、あなたの方から周囲のママたちとの間に壁を作っている、と思いませんか?
子どもの性格によってその社会デビューの様子は異なってきます。
だから、年齢は関係なくドキドキハラハラの気持ちは、どのママも同じです。
上の2人のお子さんとは違った悩みが出てくるかもしれませんが、経験の無い若いママたちよりも心強い物なのです。
もちろん若いままでも既に3人目という経験豊富なママもいるでしょう。
でも、どうにもならない年齢は、マイナスだけではなく、たくさん生きてきた分、人生経験だって豊富なのですから、自信を持ちましょう。
でも、「わかってはいても、人生経験というよりは『世代の違い』というか、上手くいかないから悩んでいるんです」という人がほとんどです。
しかし、「私は私」と、はつらつとしているママの方が子どもからも素敵に見えることを忘れないでくださいね。
それに、ママがくよくよ悩んでいては、子供も不安を覚えてしまいます。
この時期の子どもは、ママのご機嫌次第で他人のご機嫌をうかがう癖がついてしまうのです。
優しい子どもほど、ママが笑ってくれるように一生懸命がんばってしまうもの。
だから子どものためにも開き直って自信満々のママでいる努力をすることから始めて下さい。
30歳過ぎたら実年齢よりも心の年齢重視です!
20代のママは、親といってもまだまだ子どもです。
そんなママは子供と一緒に成長していくのです。
30代~40代のママでも、第1子なら、社会人としての経験はあっても子育ては初心者。
だから、20代ママと同じ。
あとは、心の年齢です。
性格を簡単に変えることはできませんが、ありのままの自分を受け入れる勇気を持ちましょう。
30過ぎたら実年齢よりも「心の年齢」です。
心が柔軟なら、いつまでも、若々しくてチャーミングでいられるのです。
雰囲気がそうさせます。
アラフォー・アラフィフ女性でも若くチャーミングな雰囲気の女性はたくさんいます。
容姿は多少の努力はできても、20代の女性と同じようなお肌にはなれません。
だから、年相応の品格を身につけましょう。
想像してみてください。あなたが初めての子供を幼稚園に入れたとき、傍に気さくで優しそうなそうな先輩ママがいたら……そして、その先輩ママに気軽に相談に乗ってもらえたら、どれほど心強いでしょう。
そんな先輩ママは、若いママから頼られこそすれ、仲間外れになったり、ママ友の間で浮いたりするようなことは無いでしょう。
心の年齢を若くするには?
ここで重要なのが心の年齢です。
心の年齢を若くいるコツは、笑うことです。
物事をネガティブに考えることを避け、いつも前向きに明るくいること。
他人の芝生は青いもの。他人を羨むと、自己否定へと繋がり、自分で自分を不幸にすることになりかねません。
幸せでいること。それが心の若さの秘訣です。
幸せでいるには、自分は自分で、良い所を探すこと。
嬉しいことを探せる人になりましょう。
そうなるためには、失敗も素直に受け止める心の強さを持つ必要があります。
自分の良いところも悪いところも認めて素直になれたら、さまざまなことが簡単に見えて来るものなんですよ。
若いママたちと上手に付き合う会話のコツあり!
「年齢相応に振舞う」といっても、育った世代が違えば常識も違ってきます。
そこは覚悟しておきましょう。だから、会話に気をつけなければなりません。
まず、世代が違うのですから傷付くポイントが異なる場合があります。
何気なく「あなたは○○よね」と言っただけで非難されたと思い傷ついてしまうこともあるのです。
そして、理解できない時は、「年なのかなぁ~。私は、気付かなかったな。
ごめんなさいね」と言った感じで年齢のせいにして逃げちゃいましょう。
特に噂話は危険です。
話の同意を求められたら、同じように「そう? 私鈍いからわからなかった」といったふうに ‘YES’とも‘NO’ともとれないような返事をするのがコツです。
どんなに仲良くなっても、うっかり相手の意見に否定的なことを言うと、相手の立場からすると、「ママたちの前で恥をかかされた」ということになる可能性もあります。
「今まで友達だと思っていたのに、裏切られた!」といった感じで、あなたにひどく傷つけられたと感じてしまうのです。
今まで仲良かったのに急に冷たくなったというような人間関係のトラブルの始まりは、こういった悪気のない否定的な言葉による誤解が多いようです。
「自分は自分!」でも、アンチエイジングにも励みましょう
「自分は自分!」この言葉を忘れずに、自分に自信を持ちましょう。
そして、幼稚園のママたちとのお付き合いも3度目だということを思い出しましょう。
役員だって、「年上だから引き受けなければ……」なんてことはありません。
同じ年頃の子どもを持つ親として、立場は同じです。
それどころか、小学校にも中学校にも父兄会もPTAもあるのですから、他のママたちよりも忙しいということもお忘れなく!
私に相談した相談者は、自宅でお義父様の介護もなさっていたそうです。
働くママが忙しいことを主張しているように、自分の都合も主張すべきです。
子どものために少しでもお洒落なママでいてあげましょう。
身だしなみやアンチエイジングにも多少は気を配りましょう。
頑張って下さいね。
ドラマ『斎藤さん』のようにはいかないけれど・・・
いかがですか?心の若さと素敵な笑顔は、自然に顔に現れるものです。
幸せでなければ笑顔にはなれません。
誰しも素敵に歳をとりたいものです。
だから年相応の女性の品格を身につけましょう。
内側からにじみ出る優しさや上品さが、素敵な笑顔を作り、若いママたちの憧れのママになれるのだと思いませんか?
そのためには、他人を羨まない、妬まない、自分は自分、自分をありのままに受け入れ、他人の考え方も受け入れること……etc。
そして何より素直で前向きな明るい考え方が基本です。
相手の考え方を否定せずに受け入れた上で、自分と違うところを「私は○○だと思うけど……」と主張もしましょう。
ドラマ『斎藤さん』の主人公の斎藤さん(キャスト:観月ありさ)のように、我が道を行くのは極端すぎますが、あのドラマを見て、スカッとしたママも多いはずです。
他人に合わせるのは、いつか限界が来ます。
難しいことですが、ママが悩んでいたり、暗い表情をしていると、あなたの何より大切な我が子が、あなたを心配するあまり、上目づかいをする子どもになってしまう可能性があることを忘れないでくださいね。
我が子のために、笑顔の素敵なママでいましょう。
あなたの頑張りは、お子さんの成長過程で必ずプラスになるでしょう。
そして、お子さんの自慢のママにもなること間違いなしですよ!