歯が痛いけどすぐ歯医者に行けない!それなら応急処置を
歯を磨いている時や食事中などにズキッとしたら、虫歯かもしれません。そんな時はすぐに歯医者に駆け込めばよいのですが、忙しくてなかなか行く暇がない、電話したら今月は予約がいっぱい…といった障害に阻まれてしまうこともありますよね。そんな時は、とりあえず以下のような応急処置を試してみてください。
明らかに虫歯という場合は…
歯に穴が開いているのが見えたら、明らかに虫歯です。すぐに歯医者に行けない場合は、こんな方法で痛みを和らげましょう。
正露丸を詰める
正露丸を詰めるという方法は有名ですね。正露丸には歯髄(神経)を壊死させる効果があるため、症状を和らげることができるのです。効き目が強力なのでそのまま放置してしまいそうになりますが、虫歯が根本的に治るわけではありませんので要注意。
アロエを噛む
アロエには炎症を抑え、痛みを和らげる成分が含まれています。アロエはそのまま噛んでもよいですが、外皮を剥いで白いゼリー状の部分を使用するとより効果的です。
野菜を詰める
ここでいう野菜とは、大根、ニンニク、茄子のこと。どれを利用してもOKです。やり方は、これらを摩り下ろしたものを虫歯に詰めるだけと簡単です。
鎮痛剤を飲む
鎮痛剤も歯の痛みに効果的です。あまり薬には頼りたくない…という方もいらっしゃるかもしれませんが、何も手につかないほどの激痛だったら我慢せずに服用することをおすすめします。
ツボ押しをする
歯が痛かったらツボ押しも試してみましょう。痛みを和らげるツボは色々な場所にあります。
- 巨膠(こりょう)…小鼻と耳たぶを結んだ線上、頬骨の下にあります。
- 地倉(ちそう)…唇の両端に位置します。
- 翳風(えいふう)…耳たぶの真裏の凹んだ部分です。
- 合谷(ごうこく)…親指と人差し指の間の窪んだ部分にあります。
- 太谿(たいけい)…踵と足首の間の凹んだ部分です。
- 四白(しはく)…両目の1cmくらい下にあります。
噛み合わせが原因のこともあります
虫歯の治療をしたばかりなのに、食事中に痛みを感じる…このような場合は、噛み合わせに問題があるのかもしれません。原因として考えられるのは治療による詰め物です。これは虫歯と同様、歯医者に行かなければ改善されませんので、とりあえずは食べ物をゆっくり優しく噛む、硬いものは避けるといった対策を。
最終的には歯医者に行きましょう
ここで紹介したのはあくまでも応急処置、つまり一時しのぎの方法です。痛みの原因が虫歯だった場合、最終的には歯医者に行って診察・治療してもらわなければ、根本的な解決にはなりません。
虫歯の予感がしても、ほとんどの人は治療の痛みや手間のことを考えてスルーしてしまうもの。
気持ちは判りますが、放置しておくとどんどん悪化し、ある日突然激痛で目が覚めて鎮痛剤も効かない!なんてことになりかねません。
さらに放っておくと、歯周病や歯槽膿漏といった深刻な事態にまで発展してしまいます。こうなるともう痛みや虫歯どころの騒ぎではありません。血をダラダラ流し痛みに耐えながらブラッシング、定期健診や現状維持のためのケアに出費がかさみまくり…などなど、まったく良い事がありません。
応急処置を施した後は、やはりできるだけ早く歯医者に行ってくださいね。