抜けた歯を放置していませんか?
前歯や犬歯、奥歯など部分によって、抜けた歯をそのままにしておくことによって、さまざまな問題が起こるということをご存知ですか?
ここでは、その中でも女性が知っておくべき、代表的な3つの問題点をご紹介します。
顏の形がゆがんでしまう
どちらか一方の歯がない場合に多く見られるのが、歯がそろっている片側だけで食べ物を噛む、「片噛み」という習慣です。
どちらか一方の歯で食べ物を噛んでいると、顏の片方だけの筋肉が発達するため、左右の顔の形が変わってしまったり、顏が曲がって見える、という状態を引き起こします。
さらに顏の形だけではなく、目の大きさや鼻筋にも影響してくることから、片噛みは、特に女性としては注意すべき悪習慣だといえます。
人前で笑うことができない
最近、歯並びに自信がない、歯の着色汚れが気になるなどの理由により、人前で歯を見せて笑うことに抵抗があるという、いわゆる「笑顔コンプレックス」の人が増えています。
そして、笑顔コンプレックスがもっとも起こりやすいといえるのが、抜けた歯をそのままにしている人です。しかも、それは前歯だけではなく、犬歯や奥歯がない場合でも、コンプレックスは現れるのです。
とにかく、歯がないということが気になって、笑ったり、話すことができなくなるだけではなく、人前で口を開けることすら恥ずかしくなってしまうというのです。
このような場合は、歯がないということが精神的なストレスとなり、うつ病などにつながる可能性があるため、早めに原因を摘み取る必要があるといえます。
頭痛や肩こりを引き起こす
歯を失ってしまうと、噛み合わせが悪くなることから、体のバランスが崩れてしまいます。
体のバランスが崩れることで、正しい姿勢を保つことができなくなってしまうため、頭痛や肩こり、腰痛を引き起こすのです。さらに、視力の低下や顎関節症など、生活に支障をきたす症状につながることから、歯の欠損の長期間の放置は、健康面でも大きなリスクを伴うといえます。
このように、歯がないということは見た目の美しさだけではなく、精神的なストレスや体調への影響が大きいことから、左右揃った健康な状態を保つ必要があるのです。
インプラントが有効なケースとは?
虫歯などが原因で歯を抜かざるを得ない、また、事故などの理由により歯を失った場合、治療法として上げられるのが、インプラントかブリッジのどちらかです。
橋を意味するブリッジは、失った歯の両隣の最低2本の歯を土台として、金属やセラミックを被せる治療法です。自分の歯と同じように磨くことができるため、メンテナンスが簡単な反面、周囲の健康な歯を削らなければならないことから、治療に対して抵抗を感じるという人が多いようです。
その点、インプラントは周りの歯を傷つけることなく、失った部分だけを治療することができるため、治療の範囲が小さくて済むといえます。さらに、あごの骨に人工の歯根を埋め込むことで、まるで自分の歯のような、自然な噛み心地が得られるのです。