腕時計を手放す際に確認すべきこと
腕時計の買取では、時計がきれいであることはもちろんですが、時計を購入した際の付属品が、きちんと揃っている方が有利です。
あると査定額アップにつながる付属品は、以下の5点です。
- 保証書
- 取扱い説明書
- バンドのサイズ調整をするための、付属のコマ
- 購入した際に腕時計が入っていた化粧箱(内箱)や外箱
- 過去に、修理やメンテナンスした際の履歴
知っておきたい各部の名称
腕時計のお手入れを始める前に、まず、時計各部の名称について、ご説明します。
時計の名称図
(1)ケース
文字盤やムーブメント(内部の機械)を収納する
(2)文字盤
フェイスとも呼ばれる、腕時計のまさに顏。
(3)インデックス
文字盤にプリントされた目盛や、時刻を示す数字やマーク。 数字は、おもにアラビア数字やローマ数字が用いられる。また、マークには、バー(棒)や三角形、ドット(点)、高級なものではダイヤモンドなどの宝石が使われる。
(4)風防
透明なガラスやプラスチックなど使って、針や文字盤を保護する。
(5)リューズ
クラウン(王冠)とも呼ばれ、時刻や日付を合わせるために使われる。
(6)ベゼル
風防の周囲を取り囲むドーナッツ状の部品。 防水機能のほか、目盛や数字が記されたもの、回転するものなどがある。
(7)ラグ
バンドとケースを接合する部品。
(8)バンド
時計を手首の装着するための部品。 金属製(ブレスレット)のほか、革、ゴムなどの素材が用いられる。
(9)バックル
留め金。開閉して、ブレスレットを手首に装着する。 片開き式や、両開き式、二重ロック式などがある。
腕時計の汚れを落とす
腕時計の汚れを落とす際に、最も気を付けるべきことは、傷をつけないということ。そのため、できるだけ柔らかい素材の布や、爪楊枝を使って、掃除をすることをおすすめします。 また、化学薬品(ベンジン、アルコール、洗剤等)は、時計の劣化につながる恐れがあるため、使用はできるだけ控えた方が安全です。 ここでは、ご自宅でも簡単にできる、腕時計の掃除方法をご紹介します。
Step1 柔らかい布で拭く
まずは、きれいな柔らかい布で、時計全体を拭きましょう。 時計に傷を付けないためには、眼鏡ふきがおすすめです。 風防・ケースから、ラグや、バンド・バックルにかけて、丁寧に拭きましょう。
Step2 表面に溜まった汚れを掻き出す
リューズの付け根の部分や、ベゼルとケースの間にたまった汚れを、爪楊枝で掻き出します。
Step3 裏面に溜まった汚れを掻き出す
裏面は、直接、皮膚に触れることから、ホコリ以外に、皮脂や垢がたまりやすい部分です。 ラグとケース、ブレスレットとの接合部分に溜まった汚れを、爪楊枝で念入りに掻き出します。
Step4 ブレスレット、バックルの汚れを掻き出す
バックルの内部や、ブレスレットのコマの間の汚れを、1ケ所ずつ、爪楊枝で掻き出します。 製品によっては、ドライバーを使って、ラグからブレスレットを外すことは可能ですが、バネ等の破損につながる恐れがあるため、ブレスレットはつけたままで、掃除することをおすすめします。
Step5 掻き出した汚れを拭き取る
Step2~4で掻き出した汚れを、綿棒を使って拭き取ります。 この際、綿棒を水で濡らすると、部品のサビにつながるため、何もつけずに、そのままの使用が適当です。