なぜダイエットすると、たるみが出るの?
春から夏にかけて薄着になる季節が近づくと、毎年「今度こそは!」とダイエットに励む人も多いはず。
せっせと頑張ってダイエットしてキレイになろうと思っているにもかかわらず、気がついたらお腹周りや太もも、それから二の腕なんかも皮膚がたるんでしまっていた…ということもあるのではないでしょうか。
ダイエットでたるみが出てしまうのは、今まで沢山の脂肪が溜まって伸びていた皮膚の収縮が痩せるスピードに追い付かず、皮膚だけが伸びてしまうから。皮膚には自己再生能力があるため、時間の経過とともに少しずつ元通りになっていきます。
太ってもたるむ!?
ダイエットのスピードに皮膚の収縮がついていけずに、それが“たるみ”になってしまうのですが、逆に太りすぎも皮膚がたるんでしまう原因の一つになるので、注意が必要です。体重増加で、皮下脂肪の重みが筋肉や皮膚にかかることに…。すると、支えきれずに皮膚が垂れ下がってしまうのです。さらに、年齢を重ねるにつれて、脂肪の質も衰えると言われています。そのため、脂肪の多い箇所にたるみが出ます。
たるみを作らないダイエット方法に挑戦!
一度出来てしまったたるみを解消するには、とても苦労します。ですから、たるみを作らずにダイエットに成功できれば良いんです!きちんと正しい方法でダイエットを行えば、身体もたるまず、キレイに痩せることができますよ。
STEP1:自分の基礎代謝量を知る
ダイエットをするときには、基礎代謝を高めることが重要なポイントになります。
人が生きていくうえで、必要最低限の機能を維持するためのエネルギー代謝のことですが、まずは自分の基礎代謝量がどれくらいなのかを知ることが大切です。
厚生労働省から発表されている
「日本人の食事摂取基準」(2010年版)(概要) 【shokuji_kijun_2010.pdf】
を使って、自分の年齢を当てはめることで簡単に基礎代謝量を知ることができます。また、最近では基礎代謝量が分かる体脂肪計なども発売されているので、そういったものでも手軽に計測できるでしょう。
STEP2:減量成功に必要な消費カロリーを知る
次に、目標体重に到達するために必要な消費カロリーを知りましょう。
体重1kgはカロリーに換算すると、約7,000kcalになります。消費カロリーから摂取カロリーを引いた値が実際に減ったカロリーということに。
たとえば、マイナス2kgダイエットするためには、約14,000kcalを消費しなければなりません。消費カロリーが摂取カロリーを下回らないよう気をつけるようにしましょう。
STEP3:期間と目標を決める
基礎代謝量と自分に必要な消費カロリーの値から、どのくらいの期間で何キロ痩せたいのかを明確にしましょう。途中で挫折しないで、やり遂げることができそうな期間・目標を設定すると◎。最初からあまり無理をすると、体調を崩してしまうことも考えられるので要注意です。
STEP4:毎日の運動を忘れずに行う
食事で摂取カロリーに気を遣うことに加えて、ウォーキングなど毎日の運動も欠かさないようにしましょう。
ストレッチやマッサージは、筋肉を鍛えるのに効果的です。市販のマッサージローラーやエクササイズのDVDなどを用いるのも良いですね。運動は、毎日の日課にしてしまうことをオススメします。
食事制限やサプリ補給だけで痩せるのは×
ダイエットというと食事制限をしたり、サプリメントだけで栄養を摂るなどの方法なら、一週間ぐらいで目標体重に到達できるかもしれませんが、身体には相当な負担がかかっています。無理なダイエットをすると、急激に皮下脂肪が減り、その分余った皮膚はたるみに。リバウンドしてしまった場合には、皮下脂肪が増えて皮膚が伸びてしまい、元に戻るのは難しくなってしまいます。
痩せたり、太ったりを繰り返していると、皮膚の老化を促進させてしまいます。皮膚の老化はたるみの原因になり、キレイになるどころか結局悪循環に陥るハメに…。たるみを作らず、健康的に痩せるためにはできるだけ身体に負担をかけることなく、長く続けられることを実践しなければなりません。