ハワイにレンタカーは必要なのか?
ハワイに電車は走っていません。必然的に、交通機関はバスかタクシー、ホノルルならワイキキトロリーという事になるでしょう。
バスやトロリーは低料金で利用できるので便利ですが、大量の荷物を持っていては使えませんし、オアフ島以外では観光用の足としては不向き。タクシーは費用がバカにできません。
つまり、レンタカーを使うのが自由度と費用を考えて最善の方法と言えるでしょう。
ハワイのレンタカーに絶対に必要な物
ハワイで車を運転するのに準備するものと、注意するポイントを簡単に紹介します。
日本の運転免許証
ハワイ(オアフ島を含む6島)に限れば、日本の普通免許証で運転が可能です。
罰則はありませんが、国際免許証は安全の事を考えると取得しておくのが無難でしょう。
逆に、国際免許証のみでは運転できません。
国際免許証の申請は、運転免許センターか警察署で行うことが出来ます。
発行まで2週間程度の時間が必要ですが、有効期限は1年ですので、旅行が決まったらすぐに申請しても問題ありません。
海外で使えるクレジットカード
海外では身分証代わりに使われるクレジットカード。当然支払いにも使用します。
現金払いもできますが、その場合は高額の保証金(デポジット)が必要になります。
国際クレジットカードは「VISA」「マスター」「アメリカン・エキスプレス」「ダイナースクラブ」「JCB」の5つ。
特に「VISA」と「マスター」は、ほぼすべての店舗で利用可能です。
分かっていても戸惑うハワイのルール
日本でのり慣れていると言っても、そこは異国。
慣れているほど間違えやすいポイントを中心に紹介します。
左ハンドル・右側通行
頭では理解できても、体が反応しない代表例。
特に注意するべきは交差点です。
日本の運転に慣れていると、無意識に“左”車線に進入なんて間違いを起こす事もありますし、駐車場から出る時も間違えやすいポイントです。
- 常にセンターラインは運転手側に。
- 右折は小回り、左折は大回り、が鉄則です。
また、慣れない左ハンドルで右側に寄り過ぎて、タイヤやホイールをこするのはレンタカー初心者によくあるミス。
ウインカーを出そうとして、ワイパーを動かす(日本車と位置が逆)のは、もはや通過儀礼と言えるでしょう。
ただし、突然の予期せぬ動きに、軽くパニックになる事もあるので、意外と笑えません。
シートベルトは義務
日本でもおなじですが、シートベルトを装着は厳しく取り締まられます。
運転席と助手席は当然として、4歳未満は後部座席でチャイルドシートを使う事が法で定められています。
家族で旅行する際は、忘れずにチャイルドシートを予約しましょう。
また、4歳から8歳の子供を助手席に乗せる事は出来ません。
ブースターシートを使って、後部座席に乗せる必要があります。
赤信号でも右折ができる
ハワイでは、完全に安全が確認できれば、赤信号であっても『右折』する事ができます。
ただし『NO RIGHT TURN ON RED』の標識は、赤信号の右折禁止を表しています。
スクールバスが止まったら、反対車線でも止まる
知らずに追い越しをすると、マナー違反どころか罰金になります。
黄色い車体で市内を走るひと際目立つので、スクールバスを見逃す事はないでしょう。
スクールバスが停車中は、子供の乗り降りが終わるまで、後続車は停止しなければなりません。
この時、中央分離帯がない場合は対向車線も同じように停車する事が義務とされています。
車上荒らしには特に注意
有名観光地でも、車上荒らしの被害は後をたちません。
予防策としては車内に荷物を置かない事。特にカーナビはよく狙われるので、持ち歩くくらいの対策が必要になります。
日本語のパンフレットは、「金持ちの日本人が乗っているアピール」になります。
駐車場内で荷物をトランクに移し替えると、トランクから荷物を奪われます。
警察のおとり捜査では、車を離れた5分後に窓ガラスを割られました。
のんびりしたハワイであっても、日本の防犯意識は全く通用しないと考えておきましょう。
慣れれば日本より安全なハワイの交通マナー
注意点は多くありますが、『左ハンドル・右側通行』にさえ慣れてしまえば、ハワイは運転しやすい場所。
ハワイのドライビングマナーは良いですし、ロコもレンタカーには優しく対応してくれます。
移動用の車があるだけで、行動範囲は劇的に広がる事でしょう。
もしも運転が心配なら、まずは離島からチャレンジしてみては?
道幅も広く、車は少ない。ワイキキ周辺の様な一方通行に悩まされる事もないでしょう。
またハワイの暑い日差しの中、のびのびと海岸線を走るのは日本では経験できません。
ただし、いくら走りやすいからと言って、飛ばし過ぎには注意です。
速度を落として安全運転は、日本も海外でも変わりません。