新幹線で広島へ
広島へ向かう山陽新幹線は、新大阪駅と博多駅を結んでいます。
広島県内では、新大阪から向かって「福山駅」「新尾道駅」「三原駅」「東広島駅」「広島駅」の5つの駅で停車します。
福山駅で途中下車して行きたい名所
福山市は、広島県の東端に位置し、県内で広島市に次ぎ2番目に人口が多い都市です。
県庁所在地の広島市よりも岡山市に近く、古くから岡山県とのつながりが深いといわれています。
安土桃山時代から毛利氏の所領となり、室町幕府の15代将軍足利義昭が滞在したことで知られています。
福山城・福山城博物館へ
水野勝成が備後領主となって、1622年に築いたお城です。
伏見櫓と筋鉄御門は、国の重要文化財となっています。
(JR福山駅北口から徒歩5分。)
鞆の浦(とものうら)と鞆の浦温泉へ
鞆の浦は、万葉集にも読まれ、室町時代に足利尊氏が後醍醐天皇に対して挙兵したことでも知られる景勝地で、「鞆公園」として国立公園に指定されています。
(JR福山駅から「鞆の浦・鞆港行」の鞆鉄バスで約32分。)
新尾道駅で途中下車して行きたい名所
尾道市は、岡山市と広島市の中間に位置し、古くから海運により栄えた都市です。
全国的に、「映画の街」「坂の街」「文学の街」で知られています。
世界的に有名な小津安二郎監督の「東京物語」や大林宣彦監督の映画の舞台になっています。
新尾道駅から山陽本線尾道駅へは、バスで20分程度かかります。
ロープウェイで千光寺公園へ
桜の名所として知られ、園内には尾道市立美術館や遊歩道の「文学のこみち」などがあります。
千光寺からは、市街と尾道水道・向島が一望できます。
ロケ地めぐりの前に立ち寄りたい おのみち映画資料館
2000年にオープンした資料館で、建物前にある大きな映写機がシンボルとなっています。
館内には、尾道でロケをした映画の資料展示やダイジェスト版が見られるミニシアターがあります。
(JR尾道駅から徒歩15分。)
三原駅で途中下車して行きたい名所
三原市、は広島県南部に位置し、かつては三原城の城下町として栄えた都市です。
広島空港の所在地でもあります。
駅のホームから眺められる三原城跡へ
まるで海に浮かんでいるかのような城の様子から、かつて「浮城」の異名をとった1580年に完成した城です。
1894年の山陽本線の開通のため、城郭のほとんどが取り壊されてしまいました。
(新幹線三原駅よりすぐ)。
瀬戸内のタコ料理
三原は、瀬戸内有数のマダコの産地で、刺身・天ぷら・煮物・酢の物・しゃぶしゃぶ・タコ飯などのタコ料理を味わうことができます。
東広島駅で途中下車して行きたい名所
東広島市は県の中央部に位置し、広島市の東部にあることが名前の由来です。
1973年の広島大学の統合移転の決定を機に、学園都市としての開発がはじまりました。
広島市のベッドタウンとしての性格も持つ、県内では人口増加率の高い街です。
白市(しらいち)の街並み
白市は、戦国時代の白山城の築城により、城下町・市場町として発展してきました。
江戸時代の始めから牛や馬の市が開かれ、近隣から多くの人が集まる宿場町としても栄えました。
(JR三原駅から白市駅までJR山陽本線で約30分。)
蔵元が集まる酒蔵通りへ
東広島市の中央にある西条は、日本酒づくりに適した気候と豊富な地下水に恵まれ、「酒都」とよばれるほどの酒どころとして有名です。
毎年10月には、「酒まつり」が開催され、多くの観光客が訪れます。
(JR三原駅から西条駅までJR山陽本線で約40分。)
最終目的地広島駅で下車して行きたい名所
広島市は、世界ではじめて原爆が落とされたことで、世界的に知名度の高い都市です。
また、プロ野球セリーグの球団の「広島東洋カープ」の本拠地としても知られています。
広島という地名は、戦国時代に毛利氏が築城した城を広島城と名付けたことに由来しています。
平和記念公園で平和を祈願
世界平和を願って爆心地である広島市の中心部に建てられた公園です。
公園内には、広島平和記念資料館や世界遺産の原爆ドームなど、さまざまな平和に関する施設があります。
(JR広島駅から、広島電鉄「原爆ドーム前」まで約20分。)
ひろしまリバークルーズで市内遊覧
リバークルーズ船「バルーン号」により、川面からの広島の遊覧が楽しめます。
デイクルーズとドリンク付きのサンセットクルーズがあります。
また、広島市内の遊覧のほかに、「世界遺産航路」として平和記念公園と宮島を結ぶコースがあります。
(乗り場は、JR広島駅から、広島電鉄「原爆ドーム前」まで約20分。)
好きじゃけぇ!お好み焼き
言わずと知れた広島県民のソウルフードです。
溶いた小麦粉に材料を混ぜ込む関西風のお好み焼きやもんじゃ焼きとは異なり、クレープのように薄くのばした生地に、キャベツなどの野菜や肉、そば、卵を重ねて蒸し焼きにします。